今日は土曜日でしたが、人文科学系のPhD学生向けの文献データベースなどの活用についてのワークショップがあり、指導教授から行けと言われていたので行ってきました。このワークショップは主にpart-timeの学生向けだったこともあり、何人かのpart-timeのPhD学生と知り合いました。神学を研究しているおばあちゃん、音楽学(musicology)を学ぶ高校の先生、働きながらイタリア政治を専攻する女性など、バラエティに富んでいて彼らとの会話は興味深いものがありました。英国はfull-time(FT)とpart-time(PT)を選択できるようになっており、FTの場合は最短3年、PTは5年かけてPhD論文に取り組むことになります。最近日本でも増えてきた社会人大学院のような感覚に近いともいえますが、日本の場合はなかなか人文科学系までカバーしていないし、修士だけというところが多いのではないかと思いますが、英国の場合は、大部分の専攻にFTとPTがあるため、前述のようなことも可能なわけです。合計の学費はそれほど変わらない上に、働きながら学べるというのは、経済的な条件をクリアするうえでも、この制度はメリットになるでしょう。
さて、表題の役立ち情報ですが、私は今回のワークショップで初めてEndnoteなる文献管理ソフトを知りました。論文を書いたことのある人ならば誰しもが思うと思いますが、文献の引用、脚注の作成、Bibliographyの作成ほど、本当に面倒極まりなく、余計な時間を食うものはないような気がします。しかし、このソフトを使うと、ネット上の膨大な量の文献データベースと連動して文献目録をいちいち手で打ち込むことなく作成でき、それをもとに、ワードと連動してワード上でその文献目録を使って引用、脚注をクリック一つで作成でき、その上、その論文で引用した文献のBibliographyまで自動的に作れてしまうのです。もう知っている方は何だ今更と思うでしょうが、修論のときに必死にエクセルで文献目録を作り、脚注やBiblio作りもカット&ペーストでやっていた私にとっては、驚きでした。ただ問題は、学校のPCでしか使えず、自分のノートに自分で導入するとなると、2万近くしてしまうのが難点ですが…。しかしこれは、それだけ出そうかどうか真剣に考えてしまうほど、便利です。
Endnote以外にもいろいろな種類の文献管理ソフトがあり(→参考)、もっと廉価なものもあるようです。しかし、メジャーなものでは外国で開発されたものが大半を占め、日本語対応に若干難があるものが多いようです。このことからちょっと思うのは、このようなアーカイブやリファレンスという分野では、欧米との差はやはりかなり大きいと痛感します。欧米の文献データベースなどを検索していても、19世紀のジャーナルまで既にPDF化されているし、ネットさえあればいつでもどこからでも閲覧できるようになっています。また、市営のありふれた古い博物館でも、例えば昆虫の標本なんかがきれいに整理されていて、調べたい人がいつでも見れるようになっており、こういうことが得意なのかな、と思わせるものがあります。
研究している方は是非、導入を一考されてもいいかも知れませんよ!
さて、表題の役立ち情報ですが、私は今回のワークショップで初めてEndnoteなる文献管理ソフトを知りました。論文を書いたことのある人ならば誰しもが思うと思いますが、文献の引用、脚注の作成、Bibliographyの作成ほど、本当に面倒極まりなく、余計な時間を食うものはないような気がします。しかし、このソフトを使うと、ネット上の膨大な量の文献データベースと連動して文献目録をいちいち手で打ち込むことなく作成でき、それをもとに、ワードと連動してワード上でその文献目録を使って引用、脚注をクリック一つで作成でき、その上、その論文で引用した文献のBibliographyまで自動的に作れてしまうのです。もう知っている方は何だ今更と思うでしょうが、修論のときに必死にエクセルで文献目録を作り、脚注やBiblio作りもカット&ペーストでやっていた私にとっては、驚きでした。ただ問題は、学校のPCでしか使えず、自分のノートに自分で導入するとなると、2万近くしてしまうのが難点ですが…。しかしこれは、それだけ出そうかどうか真剣に考えてしまうほど、便利です。
Endnote以外にもいろいろな種類の文献管理ソフトがあり(→参考)、もっと廉価なものもあるようです。しかし、メジャーなものでは外国で開発されたものが大半を占め、日本語対応に若干難があるものが多いようです。このことからちょっと思うのは、このようなアーカイブやリファレンスという分野では、欧米との差はやはりかなり大きいと痛感します。欧米の文献データベースなどを検索していても、19世紀のジャーナルまで既にPDF化されているし、ネットさえあればいつでもどこからでも閲覧できるようになっています。また、市営のありふれた古い博物館でも、例えば昆虫の標本なんかがきれいに整理されていて、調べたい人がいつでも見れるようになっており、こういうことが得意なのかな、と思わせるものがあります。
研究している方は是非、導入を一考されてもいいかも知れませんよ!