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自然美探訪3days

あっという間の最終日。
「明日どこに行く?」という親の言葉で、
相方に要望を聞いたところすぐに返答が帰ってきた。
「あそこをちょっと過ぎたとこの・・・」
なんとなく場所感はあるようなので簡単に場所だけ言った。

今日もまた10時ちょい前ぐらいに出発。
連休最終日、しかも青空いっぱいの天候ということもあり、
八甲田へ向かう車は連なっている。


40分ほどで現地に着く。異常な車の数である。
車道には路駐の嵐、公共の大型駐車場も満車状態。
酸ヶ湯温泉の辺りは紅葉が美しく、観光客も超・超・混雑。


なるべく人が途切れた頃合いを見計らってカメラを構える。


毎年、この時期にこの辺を通っているけど、
今回の人の多さは凄かった。


相方の要望の場所がここにある。
ほとんど周りが大自然なのに、わざわざ入らんでも・・・
なんて思ったりするけど、植物に札が着いているので、
植物の名前を学ぶには良いのかもしれない。


4人がカメラを抱えて(母はバッグの中に入れてたかな?)
のんびりと散策路を歩いていく。


どこに行っても誰かに話しかける親。
下り階段続きの道を降りたところで出会った中年男性に
「そっち周りは上りばかりでしょ?こっち周りに歩くと下りなんだよ」
男性「はぁ・・・あ、そうなんですか」
「番号標識があるでしょ、だから順に歩くと楽なんですよ」
男性「あっ、そ、そうなんですか、それは、ああ、はい」

初めて訪れた場所で、またしても知ったか現地人。
このあとに上り階段道が延々出てくるのを、
この時点で知っているのは、きっと・・・
このすれ違った中年男性だけである。


けっこうな歩速で歩く父、はぁはぁと母が続く。
「はぁ、はぁ、いい運動になるじゃ!」


ぐるりと一周して入り口に戻る少し手前に展望所があった。
道路に延々続く路駐車の列・・・。


紅葉は写真を撮ると数割感動が差し引かれますね。

小一時間ほどのんびり歩いて、次はきのこ採りの場所?
駐車場で小休憩をして渋滞する道へ・・・。
こういう連休で観光客が多い時期に、山道を工事していて、
その影響で片道通行区間などもあり、渋滞はさらに渋滞に・・・

渋滞する道を進んでいくと、紅葉絶景ポイントの橋へ行く道と、
きのこ採りをする山への道の分岐が見えてきました。
「ちょっと大橋見ていくか!?」と父は紅葉絶景橋の道へ・・・

これだけ渋滞・混雑していたら、絶景紅葉ポイントだって、
そうとう混んでいるのは想像できたはずなのに、
喉元まで出かかった「大橋は見なくてもいいよ!」を飲み込んでしまった。
しばらく走ると対向車が列になっているのが見えてきた。

大橋の手前から奥まで5km?それ以上?の列になった車が、
ほとんど動かない状況で見えている。
いつもだったら橋の手前で車を降り、橋を歩きながら写真を撮り、
渡りきった場所の駐車場で待ってる車に乗るのだが、
橋の上に大蛇が横たわっているかのような渋滞の列。


「降りるか?」「ん?いい・・・通過でいい」
去年も美しい紅葉を見たし。
とはいえ、この大蛇状態を引き返したら何時間かかるか分からない。
そのまま橋を通過して黒石の方へ抜けて帰ることにした。


素朴ドライブインみたいな駐車場からの美しい眺め。


遠くに見えるのは津軽富士「岩木山」

またしても途中で道の駅に寄ったりして15時頃に家に戻ってきた。
今回の沼探訪の別目的として「きのこ採り」があったけど、
簡易体験版を相方が味わった程度で、あとは何も無し。
それを言うのは気が引けたので、のんびり帰る準備をした。

自然を満喫できたし、一日一日が充実していて、
あっという間の3日間だった。
人気の紅葉スポットは人が物凄かったけど、
隠れ絶景ポイントは四季を通じて楽しめそうだし、
春・夏・秋と楽しみが増えた感じがする。

帰りにあそこの味噌カレー牛乳ラーを食べに行こうと思ったけど、
朝に丼飯を食べ、満腹状態で道の駅でそばを食べ・・・
とてもじゃないけど食べに行けるような腹に空きがなかった。
次回は・・・やっぱり黒スープの辛ラーの店に行きたいなぁ・・・。

バタバタと駆け抜けていく息子夫婦を親は
台風一家と呼んでいたりして・・・。
(おわり)



おまけ

ひねくれるにも程があるよナース。
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想像と現実

夏に帰省した時も父は「新しい美術館」と言っていました。
おそらくTVかなんかで大々的に取り上げられたりしたのでしょう。

十和田へ向かう途中、道の駅に寄って食事を・・・と思ったのですが、
レストランは満席。しかも席に着いてる方々は食事が運ばれて折らず、
ぼんやりと外を眺めてる状態。これでは時間がもったいない。
と、いうことで、そのまま十和田の美術館へ・・・

第一、第二駐車場が満車らしく、
係員の指示で近くの市役所の駐車場に車を止め、
てくてく歩いて美術館に行きました。


どぉ~んと壁に絵が描かれていて、その隣には・・・


これまた、どぉ~んと大きな馬。
この辺は馬肉の産地らしいです。


さらに奥にも、どぉ~んと巨大アリ?

否が応でも期待値は膨れあがります。
入館券の自販機で券を購入すると、
4枚ともデザインの異なる券が出てきました。
さらに期待値が膨らみます。

そして最初の部屋に佇んでいる数mの巨大おばあさんの
リアルな造形にビシビシきましたが、
あとは気持ちの膨らみは萎むばかり・・・
来場者が多いのか、館内が狭いのか、
展示室に並ぶ長蛇の列。そして並んで部屋にはいると、
何とも空虚感の漂う展示物・・・

人それぞれ感性はいろいろですが、
僕的には過去最大に気持ちの萎える館でした。
順路に沿って展示室に入る度に「はぁ・・・」
企画展を見ても「はぁ・・・」

あんまり悪く言わない方が良いと思うのでこれぐらいに。



時刻は15時。さすがに腹が減ってきました。
道の駅が好きなのか、他に店がないのか分かりませんが、
そのまま七戸の道の駅に行きました。

観光バスが何台も止まっていて、それなりに混んでいます。
とはいえ、15時すぎのレストランは人もまばら。
食券販売機の横の食事見本を眺めていると、
気になるラーが目に止まりました。


馬肉ラー

こちらは馬肉を食べる習慣がありまして、
僕も中学、高校あたりによく馬刺しを好んで食べていました。
でも、焼いた馬肉というのは経験がありません。

こういう場所の、こういうレストランのラーは・・・
期待値は低く保っておりましたが、
その気持ちを更に下回る味にガックリ・・・。

馬肉は特にクセも感じず、普通の肉って感じですが、
ラーの方は馬肉エキスなのか、味付けの問題なのか、
どうも僕のストライクゾーンを大きく外れ、
言わばキャッチャーが立ってしまうような球種でした。

食べ終わりには唇がしょっぱくて、
ペットボトルのお茶をガブ飲みしていまいました。

地元ラーはレベルが高い・・・そんな自己満、郷土満足も、
この辺で終了と言ったところでしょうか・・・。
平均的に旨いところは多い。けど「?」なのもある。

地場産を打ち出しすぎているラーは敬遠した方がいいのかな?


帰りは有料道路をひた走って戻りました。
なんだか今日は満足と不満足の起伏が大きくて、
家に着くなり、自室に行って一眠りしてしまいました。

夜、弟が帰宅して、一緒に適当な店をぶらぶら。
何でも屋的中古店に行くと、アレがないか探していると、
丁度良い具合に手頃な価格のアレがありました。


前日、大型電機店のチラシを眺めながら、
母親が「自分用のカメラ欲しいんだよなぁ~」と言っていたのです。
弟のおさがりのコンデジを持っているのですが、
露出が狂っているのか、何を撮っても、どんな設定にしても、
白くトビトビな写真しか撮れません。

「あれで撮っても、何も写らないもんなぁ・・・」
母親には特別なモノをあげていないし、
とにかく簡単に写真撮れれば言い訳で・・・

家に戻って、相方とのんびり話している母に、
「はい、プレゼント♪」
「うふふ・・・何だべ・・・うほぉっあひゃぁ、あらららら・・・」

「中古だけど、充分だべ!?」
「うんうん中古でも何でもいい、あらぁ~良いじゃぁ~」
子供顔で箱を開けている母。
中から出てくるものは全て封が開けられていません。
本体もピカピカ。説明書もコードもCDもビニール密封。
全ての内容物が新品状態でした。

「これで中古なの?」
「ん?・・・これは・・・中古じゃないかもなぁ・・・」
後々、ネットで商品を調べてみたら、
安い店では新品で売っている値段のほうが安いぐらいでした。
と、いうことはアレは新品なのかも知れません。

夜、充電が終わってカメラの初期設定を済ませると、
母に簡単な使い方を教えました。
「うん、まず半押しして・・・四角が出て、それで押して」
母親は顔のパーツが全て中央に寄っている感じで構えてます。
「じゃあ、次はズームのやり方・・・」
「はい、今度は近くのものに合わせてみて・・・」
「とりあえず、じゃあ何か撮ってみて」

僕を被写体に何度か「半押しして・・・四角が出て・・・」
ぶつぶつ言いながらピカピカメラを使ってました。
「じゃあ明日、これで風景撮るじゃ!ありがとうございます」

今日も素敵な笑顔の一日になりました。

(つづく)
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自然美探訪2days

昨日の美景は今日も美景である。
昨夜から降り始めた雨も、目覚めたときには止んでいて、
窓の外には青空が広がっていた。
「おおっ!?今日も天気良いぞ~!」

8時過ぎに一旦居間へ降りていき、
簡単な今日の打合せをし、再び二階の部屋に戻った。
しばらくして隣の部屋から弟が下へ降りていく音が聞こえた。
某自動車会社の整備士をしている弟は、
この三連休も普通に出番で、慌ただしく出勤して行った。

弟が出て行った後に、僕らは居間で朝食をとりながら、
再度、今日の予定を打ち合わせする。
「沼を見て、あとは適当に・・・」と言うと、
夏に帰省した時も父が行こうか?と言っていた美術館話が上がった。
「あっち方面に行くんだったら、あそこも寄って欲しい」
方向的に途中にあたる場所、去年の夏に散策した場所・・・
そういえば、あそこも沼か・・・。
朝食を済ませ、昨日とほぼ同じ時間帯に出発した。


昨日見た八甲田の沼。この沼を知ったのは・・・
前回ロープウェイで山頂駅付近の散策路を歩いた際、
ぐるりとお手軽コースを回って山頂駅に戻ってくると、
相方はバッグから地図を取りだして、麓の景色を眺めながら、
見えている岳の名前などを確認していた。

地図を眺めながら、今度はこのルートを歩きたい!などと、
ルートや場所、位置などを眺めている時に目に止まったのが、
今回の美景沼だったのでした。
こちらに戻って来てから、その沼をネット検索してみると、
美景画像が次々と(そんなに多くないけど)出てきたのでした。

相方がそのサイトを見ている時に、
何気に僕の視界に画像が飛び込んできたのです。
「綺麗だねぇ~どこの沼?なに県?」
まさか地元の、しかも毎回通っている道の近くとは・・・
灯台もと暗しというか何というか・・・
親に電話で聞いても、まるで知らなかったのです。

相方以上に僕の方が食いつきました。
「じゃあ今度帰ったらここに行こう!秋だな、秋!」
そんな感じで沼への思いは高まっていました。

昨日、初めて訪れた父も、あまりの美景に感嘆の声をあげ、
昨夜、僕らが撮ってきた画像を見た母も感嘆の声をあげました。
(この美しい景色を生で、自分の目で母に見て欲しい)
「晴れたら4人であそこの沼」
誰ひとり反対する者はいませんでした。


出発から30分、現地に到着しました。
青空はあるものの白い雲が多く、風も強いです。
ジャージの上にダウンベストを羽織り、さらにジャンバーを着て、
万全の防寒着むくむく状態で牧草地を歩いていきます。
ほどなくして母の感嘆の声が聞こえました。
傾斜を降りていくと、目の前を茶褐色のものが動いていました。
ん?と見てみると10センチぐらいの小さなモグラ?
もしくはネズミかも?が右から左へ横切り草むらの手前にあった、
穴の中に入っていきました。「モグラ?ネズミ?だ!」


今日も長靴です。


沼の向こうは青空、僕らの背は曇り空といった感じ。
風が強いので、太陽が雲に隠れたり顔を出したり・・・

大きな画像


着いてしばらくすると各自、自由行動に(笑)
なにせ4つの血液型が行動してるのですから・・・
遠目で4人を観察したら面白いかもねぇ。


上の縦画像とほぼ同じ構図ですが、カメラが変われば色調も変わる。
今日も相方に1台、僕2台をぶらさげてパシャパシャ。

大きな画像

上の縦画像はS5(一眼レフ)下がDP1。
青空が広がって、順光で光りも強い場面ではDP1は化けます。
高精細な感じに撮れるのですが、太陽が雲に隠れると、、、へへへ。
この辺が持って行ってしまう理由でもあるのですが・・・。


ちょっとばかり動画を撮って遊んでいたら、
親の姿は見えなくなっていました(きのこ探しに行ったか?)
ぼうぼうと吹き付ける風の中を駐車場に歩いていっても、
父も母もいません。仕方なく車の傍らで休憩していました。
20分ほど待っていると、藪の中から母参上。数分遅れて父参上。

沼にいたときに対岸に人が見えていたので、
向こう側に行けるかどうか確かめていたらしいです。
でも、どうやって対岸に行くのかは不明のままでした。

車に乗り込むと小雨が落ちてきました。
ここから十和田の方へ向かいます。
ぐねぐねと山道を走っていると、紅葉が綺麗な場所がありました。


写真じゃ分からないけど、雨で濡れた葉が色濃くなっていて、
青空とのコントラストがとても美しいのです。


対向車の多い山道を抜けると、
すっかり観光地となった蔦温泉に着きました。
観光バスやらマイカーやらで駐車場は満車状態。
端の方に出て行く車を見つけて、どうにか駐車。
さて!じゃあ手前の沼だけ見てくるか!?と思ったところで、
雨がポツポツ。そしてザザザ~ッ!

後部ドアを雨宿りに4人は立ち尽くしてしまいました。
宙に描かれる斜線をぼんやり眺めつつ、
中止?待つ?中止?待つ?の葛藤が続きます。
母が車内から一本の傘を取りだし、
「あんた達だけでも見てきたら?」と言いました。

1本の傘をさして散策路へ歩いていくと、
雨足も途端に弱まって、入口から歩き始めたあたりには、
青空が見え始めました。なんと幸運なのでしょう。
去年の夏に散策路を一周歩いた時も、歩き終わると同時に雨が降りました。
これは「呼ばれている!?」のかも知れません。


去年はどんより曇り空だった沼も青空バックです。


本当はぐるりと一周、のんびり散策したいけど、
今日は美術館まで行くらしいし、沼見られたし、まっいいか。
のんびり沼を眺めていると父がやって来ました。
「一周しなくていいのが?」「ん?いいよ今回は」
それを確かめると、父は写真を撮りながら戻って行きました。


沼でUターンして戻ってくると、温泉宿の前は紅葉と青空全開!
そして温泉を堪能した観光客らが、
「やっぱ蔦の温泉は違うわよねぇ~」と話していました。

さて、僕らの要望はここで終了。
次は父の行きたがっている美術館へ向かいます。

(つづく)
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自然味探訪

美しい沼を見て基本、本日のメインディッシュは終了♪
あとは適当にドライブして家に戻り、
畑の奥の山に行ってきのこ採りでもしようか?という予定。


数年前に結構きのこが採れた場所も、ここ最近はあまり採れていない。
(気温などの影響もあるし、他の人に採られた後かもしれない)
適当な場所に車を止めて、父だけが様子見で山に入って行った。
しばらくして手を×印にしながら父が戻ってきた。

本格的に探せば多少は見つかるかも知れないが、
今日は母もいないし、絶景沼で満足値が満たされているので、
「じゃあ今日は帰るべ!」となった。


天気が良ければ岩木山が見える展望所。
天気は良かったが雲が厚くて姿は見えず・・・。


通りがかりの場所に車を止めて川写真・・・。
その時は気付かなかったけど、
人工的な場所だったんだと写真を見て気がついた。


黄金色の残る田んぼと、稲刈り後の田。
その色彩のコントラストが良くて車を止めてパシャ。


家の前を素通りし畑へ・・・。


無農薬なので虫食い穴が多いけど立派なキャベツです。
玉状になった部分には、虫は入らないらしいです。


白菜も立派。


大根はまだ小さいです。チラリと白いのが見えてます。


あとは収穫するだけのカボチャ。


あれが終わったらこれ、みたいに畑は冬まで大活躍。
そんなこんなで、畑を眺めていたら14時半を過ぎていました。
15時に仕事が終わる母親を迎えに行くので、
畑の裏山きのこ散策は簡易版のみということで、
父が見つけてあった場所に連れて行かれました。


こんなのと


こんなの。
僕はカメラで撮って、相方が手で採りました。


瓶詰め1本ぶんぐらいかな?体験版的な収穫。

その後、3人で母親の働くホテルへ迎えに行き、
帰りに昔連れて行ってもらった、黒いスープの辛ラー店へ・・・
しか~し!のれんが出ているけど、シャッター降りてて休憩中?
あああ、残念っ!しかたなく適当なラー店に行くことにしました。


うひょ~っ!めっちゃ旨そうやん!
と、期待値がむくむく膨れましたが、なんとも微妙な・・・
つけめんがメインの店らしいけど、
魚介ダシが尖ってる印象で、濃厚なトロトロスープ。
悪くはないけど、そこまで良くもないような・・・

太麺・魚介ダシ・醤油系と僕好みなラーだけど、
どうもバランスが・・・水を足したり、コショウ振ったり、
いろいろ首を傾げながら食べました。
(ああ~麗しの黒スープ辛ラー・・・次回こそ!)

(二日目につづく)
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自然美探訪1days

8時半過ぎ、父親の「メシ~」と呼ぶ声で目が覚めた。

母親は朝7時には家を出て15時に仕事上がりらしい。
(明日、明後日は休暇をもらっている)
と、いうことで本日は父と僕ら3人でぶらり予定。
天気予報では日中は「曇り」となっていたので、
畑の奥の山にでもきのこ採りにでも行こうか?と前夜計画していたが、
朝から窓の外には青空が広がっていた。

居間に降りていくと母親が用意していった朝食が並んであった。
それらを食べながら地図を広げて見入っている父親と話す。
父:「天気いいから、あの沼に行くか!?」
僕:「でも(母親も)行きたいって言ってたべな!?」
父:「ん?明日も天気いいかどうか分からねぇから行ってみればって」
僕:「ん~(どうしようかなぁ・・・)」
父:「写真撮るんだば天気いいほうがいんだべ?」
僕:「それはそうだよなぁ・・・じゃあ行くか!?」

のんびりと出掛ける準備をして10時頃に出発。
地元は海に行くにも山に行くにも30分程度で行ける。
自然が近くにあるというシアワセに気付いたのは、
ずいぶん最近のような気がするなぁ・・・。

ほとんど毎回、帰省する度に八甲田周辺をドライブしている。
たいてい決まったコースを進み、時折、別の場所に寄るような感じで、
親も「あの辺ならだいたいの事は分かる」と豪語しているのだが、
今回の目的場所の沼は、全くといっていいほど知らなかった。
誰かの話でチラリと(存在を)聞いた事がある程度で、
それが何処で、どんな場所なのかさえ知らなかった。

なので帰省する数週間前、電話で沼の名前を伝えた際も、
まるで見当違いな場所のことを挙げていたし、
昨夜の夕食時の話でも、僕らの説明に首を傾げていた。
「あんなところに沼なんてあるかなぁ?」なんてもんだ。
紹介しているHPをプリントしたものを持って行ったので、
それを見せると父も母も目を丸くして驚いていた。


八甲田のぐにゃぐにゃと蛇行する山道を快適に進み、
約30分ほどで目的地に到着した。
入り口付近に2、3台車が止まっているが、
その場所から見えるのは広大な牧草地のみ。

なんとなく牧草が踏み固められたような道があり、
入り口の足元に高さ30cmぐらいの標識が立っていて、
その沼の名前が記されていた。(あまり知られたくない?)

若い女性二人組が軽装のまま入口に寄ってきた。
すかさず父が話しかけに行く。
ここを訪れたのは今日が初めてなのに現地人ぶって
「ここを進んで行くと沼あるから!綺麗だよ」と笑う。


こんな感じの牧草道を進んでいくと、
先ほどの女性二人組が引き返してきた。
「どうしたの?」と父。
「この靴だと無理です・・・」と女性。
足元を見るとヒール靴だった。
台風や雨の影響で場所によってはゲチャゲチャしているので、
彼女たちは絶景を見ずして引き返してしまったようだ。(残念っ)


僕らの後ろを年配夫婦が歩いてくる。
これまた声を掛ける父。静岡から訪れた方らしい。
「ここは凄く綺麗な場所だよ、いいところ見に来たねぇ」と、
昨夜見せたプリントの知識を披露して笑っている。
「実は我々も今日、初めてきたんだけどね」
「・・・」一瞬固まる年配夫妻。

牧草道を進んでいくと、やがて見下ろすような場所に、
綺麗な沼地と彩り豊かな景色が広がった。


緩やかな斜面を降りていくと、視界の端から端まで、
絵に描いたような風景がババンと入ってくる。


何とも言えない木々の美しさ、
水面に反射する空、水面に浮かぶ水草、
透き通る水、そして水中をユラめくバイカモ。
ゴクリと息をのみ、そして無心で景色を眺め、
それからゆっくりとカメラを構えた。


偶然にも後ろの木と同じ角度にナナメって撮っていた図


どこを見ても美しいのである。


人工物が一切視界に入らない自然そのものの景色。
そういう場所は意外と無かったりするので、
ただ立ち尽くしているだけでジーンとしてしまう。


沼だけど川の様でもあり、水際を歩けるようになっている。
(長靴なので平気だが、普通の靴では無理かも)

大きい画像


相方にE-P1を渡し、僕はS5の一眼レフと、
DP1をぶら下げ、キャスターバッグをリュック仕様にして、
背負って歩き、交互にカメラを構えて撮りまくる。


プリントを見て景色を知ってはいたけど、
やはり景色は生で、自分の目で見たほうが数倍良い。
圧倒される自然美が身体を通り抜けていくような感覚になる。

写真を撮りまくっていた父親もすれ違う度に、
「こんなに凄いとは思わなかったじゃ~」とか、
「絵になる風景ってこういうのを言うんだな」とか、
「どこの写真撮っても良い感じに撮れるじゃ」と笑っていた。


約1時間ほど堪能して帰ることに。
傾斜を上ると、沼がどこにあるのかさえ分からなくなる。
この隠れているところが、また絶景を残すポイントなのかもしれない。

(つづく)
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余韻日

今日はのんびり余韻デー。
8時過ぎに起きて、今回の思い出話に花を咲かせる。
あのフェリーは、仙台経由で名古屋行き。
名古屋に着くのは今日の10時頃らしい。
「まだ着いていないんだよねぇ~」
「そうだよねぇ~」


相方は各地で集めたパンフやチラシを眺めて、
彼女なりの余韻を味わっていたようだ。

窓の外は雨模様。
本来なら今日戻ってくる予定だったが、
チケットが取れなかったための22日帰宅。
とはいえ、僕としては大満足の旅だった。

自然も満喫できたし、食もまぁそれなりに楽しめた。
懸念していた船旅も意外に快適で好印象だし、
飛行機・電車・バス・船・乗用車・タクシー・自転車・徒歩と、
いろんな手段で移動したのも面白かった。


写真もたくさん撮れたし、思い出もたくさん生まれた。

できれば毎年、秋にこれぐらいの大型連休が欲しいものだ。
戻る度に~♪陽が沈んで行く~♪
ジャガジャンジャンジャン♪ジャガジャンジャン♪


あ、これは朝陽です。
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北快道旅[4日目]

北快道旅と言っているが、すでに北海道ではないか・・・。
目が覚めたのは7時前だった。相方が朝風呂に出掛けるところだった。


洗面所で顔を洗い、なんとなくカメラをぶら下げて甲板へ。
そろそろ島が見えるかな?と思ったが、遠くに薄く見えるだけ。


それでも昨夜、暗くてよく見えなかった甲板がハッキリみえるので、
なんとなく船尾の方に歩いていき、さりげなく両手を広げてみた。


独り・・・タイタ・・・いや、ただのイタイヤツか?
船首に行きたかったけど、行けない(と思う。たぶん)


一旦、寝台に戻り、喫煙室に向かうと風呂上がりの相方に出くわす。
「ところでレストランのアナウンス入ってたけど、
朝飯もバイキングにする?」と聞いてみた。
「え、うん、でも普段あまり朝食べないでしょ?
だったら昨日買ったパンとかでもいいけど・・・」
「なんとなく、バイキング食べたい!」
「ああ、そう?じゃあ、今混んでるみたいだから後で行く?」
「行く!」


8時過ぎ頃にレストランに行くと、空席があって普通に座れた。
普段の僕の朝食はパン1コなのだが、こういうシチュエーションだと、
なぜか、バクバクモリモリと食欲が出てしまう。


ちょうど食事をしている時に、金華山の横を通ったみたいで、
窓から大きく島が見えていた。ナイスなタイミングッス。


のんびり食事をし、戻って荷物をまとめていると、
あっという間に10時が近づいて到着間近のアナウンス。
乗る前は15時間!?ゲェッ!と思っていたけど、
意外に15時間の船旅は快適で楽しかった。


今までのフェリー感がマイナスだったから、
一気にプラス側に引き上げられて僕としては最高に満足だった。
1年に1回乗ってもいいと思えるぐらい。
でも・・・荒れてたら、こんなに快適でもないのかなぁ~?

なんとなく名残り惜しい感情を抱きつつも、
喫煙室で最後の一服を味わっていると、
次々と乗客達が荷物を転がして出口扉へ集まっていた。


北海道に比べると、この日の仙台は暑いくらい。


マイカーが出てくるのを待つご家族。


タクシーで最寄りの駅に移動し、電車で帰路についた。
今までの旅で初めて午前中に帰宅したかもしれない。
のんびり休憩して時計を見ると11時半だった。
さて、事務所にカメラ持っていって、データコピーしつつ、
旅の思い出を復習するとしよう。
(おわり)
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北快道旅[3日目]後半

今日はこれからが長い。だってまだ朝の8時半なのだ。
バスに1時間ほど揺られて帯広駅に行き、
お土産店でちょこちょこ買って、10時過ぎの電車に乗る。
南千歳で乗り換えて千歳駅に降りる。それでもう・・・お昼。


ここからバスで支笏湖に行くのだが、バス時間まで50分あるので、
駅前のラー店に向かう。ラー以外がいいとも思うのだが、
店を探して、注文して運ばれて食べて・・・で50分は微妙。


初日のミソラーの再現を願って入ったけれど、
味はイマイチだった。定食屋のラーがイマイチなのは許せるが、
ラー店のラーがイマイチだと、少し凹んでしまう。
まぁ、それでも腹は満たされるから、良しとしよう。
(不味いって訳ではなく、がっかり度が大きかったという事)

バス乗り場に行って10分ほど待つとバスが来た。
ここから約40分ほどで支笏湖に着いた。


今日は朝から寒い思いをしているので、
ここの気温は特別寒くは感じなかった。
おそらく空港から直行したであろう女性客が
降りるなり「うわぁっ寒ッ~!」と言っていた。


観光地ザガザンッ♪という感じで人が大勢いる。
とりあえずビジターセンターに行き、パンフ系を集めてから、
公園になっている周辺の散策を開始した。


湖を見ながら左へ向かうと橋が架かっており、
河口になっていて、そこの川の中が美しく輝いていた。
水面の反射を抑えるためにPLフィルターを着けてみたが、
どんなに調整しても、完全に反射は取り除けなかった。


湖の上にはスワンボートがたくさん。
うまい具合に一隻だけ外れていたのでパシャ。
これで青空が広がっていれば最高なのにねぇ・・・。
湖の水は透き通っていて、水底の石が見えていた。

さらに奥に進むと、山の中を歩く散策路があるのだが、
今日は朝からチャリ15km走しているし、
そういう服装でもないので引き返した。


スワンボードがなるべく写らない端の方でパシャ。


お土産店は何軒かあるのだが、
木彫り系ばかりでどうも触手が伸びなかった。
軽く散歩して、後は特に見るような場所もなくなり、
僕はベンチに座って一服していた。


相方は近くに有名なYHがあるからと言い、
カメラをぶらさげて、場所を確認しにぶらりと散歩に行った。
時刻は15時を回っていた。あと1時間半で起きてから12時間。
実に長い一日である。青空だったらなぁ~撮る気も上がるのに・・・

バス時間の15:45まで待合室で過ごし、
バスに乗って千歳駅に戻り、電車・バスを乗り継いで苫小牧へ。
吉田拓郎の落陽の唄にあるように、
苫小牧発~♪仙台行きフェリー~♪に乗るのである。

苫小牧のフェリー乗り場で乗船手続きをして、
二階の土産屋で最後の土産をちょいちょい買って、
19時発のフェリーに乗った。まだ出発まで1時間以上ある。


寝台のベッドの場所に荷物を置き、
カメラをぶら下げて甲板に出て、苫小牧港の夜景を眺める。


今までフェリーというものに4回乗っているが、
寝台に乗るのは始めて。過去4回は船酔いに苦しめられ、
あまり良い思い出がないのだが、フェリー内を散策していくと、
意外に面白くて、ワクワクしてる自分がいた。


まるで、あれとは違うけれど、
頭の中でタイタニックの映像が流れ出したり、
アニメの宇宙船艦ものが流れてきて、
勝手な妄想を抱きながら船内を歩き回った。


喫煙室もあるし、休憩場もたくさんあるし、風呂もある。
飛行機や電車や車などの、あまり身動きの出来ない移動ものに比べると、
自由気ままに歩き回り、ジュースを飲み、煙草を吸えるのは快適。
そんなこんなで一服時間を過ごしていると、
相方が出港する時に眺めていたいと甲板に出て行った。


僕はEーP1をぶらさげて、適当にスナップを撮っていた。
普段、目にすることのない船内というのが心躍らせる。

レストランの営業が開始されたとアナウンスが入り、
バイキングだし、のんびりできるし、とレストランへ・・・。


ステーキ2枚半食べました。アイス2個。
意外にホットコーヒーが美味しかったなぁ。


一応、酔い止め薬を買って行ってたので食後に一錠服用。
心配していた台風も逸れて、影響ないみたいだし、
揺れもそんなに感じなくて居心地の良い船内。


とりあえず寝台に戻って休憩し、
再びカメラを持って船内をぶらぶら。
適当なソファで休憩していると、目の前に数名の列。
どうやらその扉の向こうで演奏会が始まるらしい。
なんとなく惹かれて会場に入った。


20時に開演した。
三味線民謡とジャズの融合とボーカルの女性が言っていた。
勝手にオールディズを期待していたのだが・・・
生演奏1時間。最後まで椅子に座って演奏を味わった。

相方はそろそろ目がしょんぼり気味。
その後、風呂に入りに行って、戻ってくると、
そのままゆっくりと眠りについたみたいだ。
二段ベッドなので様子が分からない。

僕はベッドに横になり、波の揺れを味わいながら、
文庫本を読んで寛いでいた。
22時にアナウンスが入り、乗務員の営業が終わると、
廊下から漏れていた賑やかな声も少しずつ静かになっていった。


23時過ぎ、そろそろ空いた頃だろうと浴場へ。
5人ほどしかおらず、2つある浴槽の一つを独り占めしつつ、
この窓の向こうは大波で、ここは小波か・・・
などと揺れの不思議な感じを思いつつ体を温めた。


踊り場のソファでのんびり缶コーヒーを飲み、
喫煙室で一服し、甲板に出て真っ暗な海を眺め、
長い一日を思い出しながら寝台に戻り、やがて夢の中・・・

(北快道旅[4日目]へつづく)
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北快道旅[3日目]前半

気が逸ったのか3時に目が覚めた。
4時半までに起きればいいか・・・とトイレを済ませ二度寝する。
準備は前夜にしてあるので、顔を洗って出るだけ・・・zzz
4時半に相方に揺すられて起こされた。

5時前に音をさせないように階段を降りると、
ジャージを着込んだ宿主が居て「おはようございます、行きますか!?」

昨夜申し込んだ早朝ツアー。
それはワゴン車にマウンテンバイクを積んで、
15km離れた山の山頂に行き、上がったばかりの朝陽を眺め、
十勝平野を眺め、そしてその頂上からチャリンコで宿まで戻るのだ。

昨日、送迎車で宿に向かった時には辺りは既に暗闇に包まれていて、
その景色がよく見えなかったのだが、
車で山に向かう道中の景色の美しさに、僕も相方も感嘆の声を漏らす。
遠く、山の向こう側の空がピンク色に輝いている。
「うわぁ~すっげ~きれいだぁ~!」

車で20分?ぐらいで山頂に着いた。
到着するなり、相方は僕に見向きもせずに展望台に歩いていく。
その後を宿主が追いかけて行く。出遅れるワタクシ・・・。


写真だと、こういう風に撮れてしまうんだよなぁ・・・。
実際はすべて見えているんだけれど・・・。


「あそこが○○で、あそこに見えているのが○○で・・・」
相方は宿主の説明に耳を傾けている。


なんと形容していいのか分かりません。


朝陽を撮っているを撮られていた・・・の図。


見えるかなぁ~画像が暗くて見えないかなぁ~?
じゃあ特別に大きな画像でドンと!

これぐらいの大きさなら、少しは素晴らしさが伝わるかな?


展望台の櫓には先客撮影者がおりました。
「おはようございます」と彼に挨拶をして、
僕も無心にシャッターを押しました。


本当に美しいものを見た時って、カメラ構えませんね。
まず自分の肉眼に光景を焼き付ける。それから構える。


櫓の上より。宿主が車からチャリを降ろしています。
そして僕らに手を振りながら帰って行きました。


名残惜しむように景色を眺め・・・
思い出したかのように絶景を眺めつつ、一服スパ~ッ旨い!

縦構図で大きな画像

そうしているうちに先客も帰ってしまいました。
ポッツ~ンと頂上に2名とチャリ2台。
さてと、このまま突っ立ってても寒いし、帰るか・・・!?

ザックに常備している山用の指無しグローブが、
多少、手のかじかみを和らげてくれたような・・・
でも、ぐねぐね下り坂をスピードだして走ると、
風がとっても、とっても冷たいのです。
そして、何やら林のすぐそこ辺りでガサゴソと、
何かが動いている音がしているのです。下れ~下れ~!


寒がりな相方は「寒い」を連呼しつつ下っています。
しばらく下ると坂道が終わって平坦な舗道に入りました。


いいねぇ~北海道らしい風景が広がります。


止まって漕いで・・・とやってると、
7時の朝食に大幅に遅れてしまうので、
首にぶら下げたカメラをファインダーを覗かず、
チャリを漕いだままパシャ!パシャ!


あっ、影が・・・そうそう、こんな感じでパシャ!


トウモロコシ畑


なんともいえない曲線がいいです。


どひゃ~な直線。つねに直線道ですが・・・。


牧場スメルがプ~ン!そして牛たちがモ~ゥ!


独特な形がいいよね


ちょい休憩。
「今、どの辺?」「さあ・・・?」
「半分は来たかなぁ?」「さぁ・・・?」


なんか心の内側が清々しいのです。ニンマリ。


いろんな色の畑があるものです。


いかにもって感じの道です。
この道を進んでいると前方からライダーが走ってきました。
ん?あっ!昨日、僕らの向かいで夕食とっていた人だ!
「ササッ!」と片手を上げると、その方もサッ!と手を上げました。
もう、次の旅路に向かったんだな・・・
横浜から来たって言ってたな・・・。バイクも気持ちいいだろうなぁ。

1時間半ほど漕いでYH前に着きました。が、
そのままチャリを漕いで相方目当ての場所へ・・・
目と鼻の先にあるのです。


これが近くにあるから、このYHにしたんだな・・・?
手違いで変わりに別の宿を紹介された時に困ったのも、
きっと、コレがココにあるからなんだな・・・。


昨日の動物園で見た、模型の実物版ですね。
遠目に眺めるだけで満足のようでした。さて、戻りますか。


山頂から1時間40分くらいで着きました。
宿に入ると、みなさん朝食中でした。


おおっ!食うぞ~!その前に・・・パシャ!ん!?
外と室内の温度差でしょうか、レンズが曇っていました。


手を洗って、うがいをして、いただきま~す!
急いで食べて荷物の準備しなくちゃ!
時計は7時半すぎ・・・出発は8時10分。
急げ~!急げ~!なんて慌てなくても充分に間に合いました。

宿主の車で中札内のバス停まで送り届けてもらい、
「ありがとうございました~楽しかったです」と別れました。
いやぁ~1日が長いです。いちイベント終えて、まだ8時半。

(北快道旅[3日目]後半へつづく)
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北快道旅[2日目]

6時半起床、7時半前に宿を出発。8時の電車で帯広へ。


今日も天気に恵まれて、窓の景色も美しい。


山並みも奥行きが深い感じです。
風は冷たいけど、陽射しは暖かいので、車内は暑いです。
窓のブラインドを下ろせば陽射しは防げるけど、
せっかくの景色を見ないわけにもいかないでしょ・・・

札幌→帯広まで電車で2時間40分。そこからバスで15分。
バス停から徒歩5分ぐらいの場所に・・・


帯広の動物園。ここに来た理由はあとで分かります。


動物園と遊園地が一緒になったような施設です。


親子連れやカップルが大勢訪れていました。


んと・・・あれは・・・どこに・・・あ・・・あった!
相方の目には、その場所しか見えていないかのように、
「ココに行くの!」と目当ての場所を指さします。

園内マップを見ながら歩いていくと・・・


ありました「氷雪の家」(植村直己さんの展示館です)
こういう目当ての場所に行く時は相方が先頭歩いてます(笑)


イグルーを形どった半円形ドーム内に植村直己さんの冒険歴と、
マッキンリーや北極点、グリーンランド縦断に使った遺品、
犬ぞりなどが展示されています。先頭の犬がリーダー犬のアンナです。


左の建物は、植村さんの夢だった野外学校です。
まさか明日、この建物を見に行くとは・・・そんな近くだったとは・・・


画像や映像で見たことのある写真ばかりですが、
相方は熱心に首を前に突きだして眺めていました。

この展示館を出ると、相方の本日の目的終了~♪って感じで、
あとは時間潰しみたいな空気が流れていました。
昨日の植物園同様、せっかく来たのだから動物見ましょうよ。


こうやって向き合わせると何か変な感じ。


ずっとぐるぐる泳ぎ回ってたシロクマ


絶妙なタイミングで顔を出したカバ


檻の棒が邪魔でよく見えないけど、仰向けに寝てたトラ


ヒト科オッサン


動物園を後にし、バス時間まで公園でのんびり。
13時過ぎのバスで帯広駅に戻ります。


同じバスに乗って動物園に行き、
同じバスで駅に戻ってきた女性4人組

さて、帯広といえば「豚丼」・・・らしい。


人気の店は朝からずっと、この調子でした。
適当な定食屋さんを探して、僕らはそこで注文


並ばなくても入れたけれど、食事が運ばれるまでが長い・・・。
肝心のお味の方は、充分美味しゅうございました。


ラーは二人で半分こ。味はまぁまぁかな。

16:45のバスで約1時間揺られ、
中札内で宿主と合流し、送迎車にてYHへ・・・。
18時過ぎにYHに到着。


予約の手違いで僕らは急遽用意された離れの部屋に
泊まる予定でしたが、急遽2人部屋にキャンセルが出たらしく、
正式な二人部屋に泊まれることになりました。
宿主が何度も手違いを詫びていましたが、
人の良さそうな感じの方で、逆に恐縮でありました。

出身は関西の方らしく、少し関西弁が入ってました。
関西弁で、見た目は沖縄系っぽい顔立ち。
そして北海道・・・不思議な雰囲気の方でした。


宿泊者全員での夕食。
このシチューが、めっちゃ熱くって、
スープと一緒にジャガイモを口に入れた瞬間
#$%&’#$%・・・!!と口の中を火傷してしまいました。

夕食後、宿泊客らがまったりしている時間に、
今日こそは風呂入るぞ!と一番先に風呂に入りました。
風呂から上がって、部屋でまったりしていると、
口の中の上の薄皮がめくれてヒリヒリ・・・自業自得です。

21時に宿主と明日の早朝ツアーの打合せをして、
その後、相方と表に出てみました。
星空がババッと広がって、寒いけど見ていたい・・・
そんなジワ~ッとした気持ちになりました。

明日は5時発。4時起きかな?
どんな景色が待っているのかワクワクしながら夢の中・・・

(北快道旅[3日目]へつづく)
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