楽しみの泉を探してジャングルライフを満喫中!
Jungle Fire Water
暑いの?帰省
去年の帰省夏は暑かった。暑すぎた。
あの記憶が残っているので、エアコンの無い実家への帰省は、
楽しみ半分、猛暑恐怖半分だったりする。
今年は昼前発のはやぶさ新幹線で帰る事になっている。
朝からあいかわらずの暑さで、熱帯夜が待っていたらどうしよう?
そんな事ばかり頭に浮かんで駅までの道もぐったり歩いた。
昔は4時間半ぐらい電車帰省に時間を要していたが、
今は乗り換え無しの新幹線で約1時間半で着いてしまう。
11時台前半発のに乗って12時台には新青森駅に降り立った。
迎えに来てくれた親と合流し、
じゃあ、あそこの店に寄って!と、
Mベルの入っている店に寄ってもらおうと思っていたが、
言おうとした瞬間「このまま墓参りしていくから!いいべ!?」
喉元まで出かかった言葉をのみこみ「ん?いいよ~」
父方先祖の墓参りを済ませると、そのまま家方向へ・・・
家の近くにある母方先祖の墓参りに向かった。
どこの霊園もカラスが大群でいて、
何かを咥えては墓石の上で奇声を発していた。
墓参りを済ませ、そのまま家の畑へ直行する。

緑に覆われて何が何だか分からないが、
足を踏み入れると彩り豊かな野菜が顔を見せる。








何者かにヤラレてしまったスイカ・・・。
畑は親戚2軒分と連なって3つの畑があり、
ヤラレていたのは親戚の所のスイカだった。
カラスなのか、アナグマなのか、それとも・・・

母と相方が収穫している間、僕と父はカメラ抱えて自由人。
野菜の他にも花が植えられていたりして、
楽しみながら趣味畑を満喫しているようだ。

去年はトウモロコシがだいぶヤラレてしまったので、
今年は網も厳重に覆っているようだ。

足元に不思議な花を見て、よく見るとアイスプラントの花だった。
写真じゃよく見えないが茎が水滴のようになっている。

父親に呼ばれて緑の茂みに近づくと、
緑色のカマキリが葉にくっついていた。
畑の収穫を終え、家に戻ってまったり時間を過ごす。
今日が五輪の最終日でソレ系番組も気になるところだが、
相変わらず実家のテレビに映るのは録画番組ばかり・・・
向かいの家の人の趣味が魚釣りで、
野菜お裾分けのお返しで魚を頂くのが常らしく、
この日はブリの分厚い刺身が夕卓に並んでいた。

先ほど獲ってきた米ナス味噌&チーズ焼き。

家の庭に植えてあるキュウリに星形筒を被せて成長させたもの。
見事に五角形のキュウリが和え物で出てきた。
もっとたくさん五角形キュウリ・・・と欲してしまうが、
星形筒は1つしか無いのが難点・・・。
心配していた夜の暑さは完全な取り越し苦労で、
陽が沈んだ夕方頃から気温は下がってきて、
窓を開けているだけでエアコンをいれたような感じだった。
夜も窓を開けて扇風機を回して寝たが、
深夜、肌寒くて起きて扇風機を消し、
腹だけに掛けていたタオルケットを全身に掛け、
この肌寒さは天然エアコンや~と心地よく布団に入った。
隣の相方はツタンカーメン?ミイラ?のように、
人型タオルケット包み状態ですやすや寝ていた。
「帰って暑すぎたら何も出来ないかもしれない・・・」
そんな相方の怖々とした懸念は杞憂に終わった。
しかし・・・明日は親戚の集まりがある・・・長い夜だろうなぁ。
あの記憶が残っているので、エアコンの無い実家への帰省は、
楽しみ半分、猛暑恐怖半分だったりする。
今年は昼前発のはやぶさ新幹線で帰る事になっている。
朝からあいかわらずの暑さで、熱帯夜が待っていたらどうしよう?
そんな事ばかり頭に浮かんで駅までの道もぐったり歩いた。
昔は4時間半ぐらい電車帰省に時間を要していたが、
今は乗り換え無しの新幹線で約1時間半で着いてしまう。
11時台前半発のに乗って12時台には新青森駅に降り立った。
迎えに来てくれた親と合流し、
じゃあ、あそこの店に寄って!と、
Mベルの入っている店に寄ってもらおうと思っていたが、
言おうとした瞬間「このまま墓参りしていくから!いいべ!?」
喉元まで出かかった言葉をのみこみ「ん?いいよ~」
父方先祖の墓参りを済ませると、そのまま家方向へ・・・
家の近くにある母方先祖の墓参りに向かった。
どこの霊園もカラスが大群でいて、
何かを咥えては墓石の上で奇声を発していた。
墓参りを済ませ、そのまま家の畑へ直行する。

緑に覆われて何が何だか分からないが、
足を踏み入れると彩り豊かな野菜が顔を見せる。
















何者かにヤラレてしまったスイカ・・・。
畑は親戚2軒分と連なって3つの畑があり、
ヤラレていたのは親戚の所のスイカだった。
カラスなのか、アナグマなのか、それとも・・・

母と相方が収穫している間、僕と父はカメラ抱えて自由人。
野菜の他にも花が植えられていたりして、
楽しみながら趣味畑を満喫しているようだ。

去年はトウモロコシがだいぶヤラレてしまったので、
今年は網も厳重に覆っているようだ。

足元に不思議な花を見て、よく見るとアイスプラントの花だった。
写真じゃよく見えないが茎が水滴のようになっている。

父親に呼ばれて緑の茂みに近づくと、
緑色のカマキリが葉にくっついていた。
畑の収穫を終え、家に戻ってまったり時間を過ごす。
今日が五輪の最終日でソレ系番組も気になるところだが、
相変わらず実家のテレビに映るのは録画番組ばかり・・・
向かいの家の人の趣味が魚釣りで、
野菜お裾分けのお返しで魚を頂くのが常らしく、
この日はブリの分厚い刺身が夕卓に並んでいた。

先ほど獲ってきた米ナス味噌&チーズ焼き。

家の庭に植えてあるキュウリに星形筒を被せて成長させたもの。
見事に五角形のキュウリが和え物で出てきた。
もっとたくさん五角形キュウリ・・・と欲してしまうが、
星形筒は1つしか無いのが難点・・・。
心配していた夜の暑さは完全な取り越し苦労で、
陽が沈んだ夕方頃から気温は下がってきて、
窓を開けているだけでエアコンをいれたような感じだった。
夜も窓を開けて扇風機を回して寝たが、
深夜、肌寒くて起きて扇風機を消し、
腹だけに掛けていたタオルケットを全身に掛け、
この肌寒さは天然エアコンや~と心地よく布団に入った。
隣の相方はツタンカーメン?ミイラ?のように、
人型タオルケット包み状態ですやすや寝ていた。
「帰って暑すぎたら何も出来ないかもしれない・・・」
そんな相方の怖々とした懸念は杞憂に終わった。
しかし・・・明日は親戚の集まりがある・・・長い夜だろうなぁ。
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過ぎし故郷
今日も朝から暑い。暑すぎる。
どこにも出掛ける用事も無く、出掛ける気にもならず。
荷物をまとめた後は、ぐうたらに寝転がって過ごす。
窓を開け、扇風機を回しても、
保冷剤を首に巻いても涼しくならない。
基本的に家のTVは録画されたものが映っている。
世の中で何が起きているのか、どんな状況なのか、
そういうのが全く分からない。
誰も観ていないと分かると再生を止め、
報道番組などのニュースを観るが、
横になって寝ていると再び録画番組が流れている。
いつもなら帰る日も、ギリギリまで何処かに行くのだが、
そういう気持ちにすらならない暑さである。
帰りついでに地元ラーを・・・なんていうのも、
今年は思い浮かべもしなかった。そんな暑さだった。
ぐうたらに寝て過ごし時間が流れていく。
相方も、今年の暑さに相当参っているようだ・・・。
荷物と一緒に発送する野菜類を採ってくると、
両親が畑に出掛けると、しばらくして雨が降ってきた。
強くなったかと思えば止み、止んだかと思えば降る。
そしてゲリラ豪雨のような強い雨も降り出した。
これで少しは涼しくなるかな?と思うと止む。
蒸し蒸し度が倍増するだけだった。
1時間ほどして親が戻ってきた。
キレイに洗った後、1種類ずつジップロックに入れられる。
発送する荷物があっという間に増えていく。
段ボール1箱で充分、2箱あれば余裕と思っていたが、
実際に入れていくと2箱では足りなくなってしまった。
「もっと大きい箱無いの?」と言うと、
父が車庫から段ボールを持ってきてくれた。
が・・・ほぼ同じ大きさのものだった。
「これじゃあ変わらないべ!」
「何?少し大きいべな!」
「(並べて)ほら、同じだべ!」
「高さが違うべ!」
10センチほど高いだけで詰める量はあまり変わらない。
母が「スーパーに行って段ボール貰ってきて!」と父に言うが、
「自分で行けばいいべ!」と素っ気なく返す。
ここ数日間だけではあるが、膝の悪い母親を労るような、
代わりに率先して家事を父や弟がやっているような光景を、
想像して帰ってきたのだが、僕の目に映ったのはいつもと同じだった。
洗濯物を干すのを父が手伝っているぐらい。
(庭に干す直前に地面に落として汚していて文句を言われていた)
もう少し、気を遣って動けばいいのに・・・
こういうのは内からだと分からないんだろうなぁ~
相方も洗い物手伝いますか?とか声を掛けていたけど、
それでも大半の事は母が行っていて、
座ったり立ったり、あっちに行ったりこっちに行ったり、
膝が悪い、悪くない関係なく忙しそうだった。
そう思う僕もついつい「あれ取って!」とか、
「これ洗濯して!」と言ってしまった・・・。
ダンボールを貰いに行くという母親を制したが、
大丈夫、大丈夫と車で近くのスーパーに出掛けていった。
(車の運転はあまり影響が無いらしいが・・・)
「無かったじゃ!」と母が戻ってきた。
大きい段ボールって無いのかなぁ~?
二階の物置部屋に無いかな?と行ってみると、
結構な大きさの段ボールがあった。
軽い物が入っていたらしく、強度は無さそうだけど、
重くないモノを中心に入れれば大丈夫だろう。
あれを入れて、これを入れて、ん~大きすぎるかな?
「カッターとかで切って小さくすればいいんじゃない?」
相方の言葉にそうだそうだとカッターを探す。
「カッターってどこにあるの?」
すると奥の部屋にいた父が「はい!」とカッターを見せる。
取りに行くと、目の前でギギギと刃を出して渡してきた。
(おいおい、カッターの刃を出して人に渡すかぁ~?)
職場などで後輩がこんな渡し方をしたら説教だな・・・
そう思ったが、時間が勿体ないので刃だしカッターを受け取る。
段ボール小と大に発送物をまとめ終わると、
またすることが無くなって、ぐうたらに過ごす。
そう言えば、母親にプレゼントしたアウトドアステッキは、
二日目の墓参り時に使ったのを見ただけで、
後は車の助手席横に置かれていただけだったなぁ~。
母親の動き回っているのを客観的に眺めていても、
あれだけ動き回っていたら逆に邪魔かもな?と思った。
杖をついて歩くこと自体が嫌みたいだし、
使いたくなければ送り返してくれればいい。
帰りの新幹線時間の1時間半前に家を出た。
宅配便に荷物を出し、駅へ向かう。
今までの駅だったら早く着いても、
百貨店やら駅ビルやら時間を有効に使えるのだが、
この新幹線のために作られた新駅の方は、
周りにあるのは空き地とレンタカー店とコンビニぐらい。
広大な敷地を完全に持て余していて、
地元人間にとっても観光客にとっても、
何のメリットがあるのか分からない立地である。
駅に送り届けて貰って時計を見ると、
電車時間まで約1時間ほどあった。
少し風があるのが幸いで、建物外のベンチに腰掛け、
ひたすら時間がくるのを待っていた。
中に入ればお土産売場などがあるのだが、
節電などの影響もあるし、混雑で人の温度もあって、
ただ暑苦しい場所になっている。
発車20分前頃、ホームに向かった。
ホームに佇む車体を見て、ああ早く来れば良かったと後悔。

そうそう、帰りの新幹線はコレをとったんだった。
あの高い座席じゃなくても、何かが違うかも?
同じ料金なら乗らなきゃソンソンって感じで・・・

ああ、やっぱみんな先っぽで撮影会してるなぁ~
「こっちじゃなく反対側がグランクラスみたいよ~」
じゃあ反対側に行ってみるか・・・でもその前に一服もしたいし
「じゃあ私ひとりで見に行ってもいいかしら?」
相方にカメラを渡し、僕は喫煙室に・・・
喫煙室って空気清浄機とエアコンがあるから、
普通にホームにいるより涼しくていいんだな・・・
それはそうと、あの席って見てみたい気もするなぁ~

バッグからコンデジを取りだして早足で先っぽを目指す。

反対側には撮影客がたくさんいたのに、
こっち側は高級シート側だからなのか人がいない。

こっち側は北海道へ続く予定のやつなのかな?
整備なんとかへ続くやつなのかな?

高級シートの乗り口には乗務員がお出迎えしているんだなぁ~。
相方と合流してパシャパシャ撮りまくる。
「あの中には簡単に入れないみたいよ~」
「あ、そうなの?」
「なんとかカードを挿し込んで下さいってなるみたい」
「へぇ~なんか凄いねぇ~でも外側からは見られるでしょ!?」

誰も座っていない所を覗き込んでみる。
ん~発車まで時間が無いぞ~戻れ~戻れ~!

ふぅ~ん?おおっ!座席間隔広っ!
いつものなら膝すれすれなのに・・・
足を伸ばせるぐらいに座席間に余裕がある。
「なんか西日本の車両みたいだな・・・」
「うん、あっちの東海道のやつみたいな感じだわぁ~」

なんか座席自体の背丈も高いなぁ~
普通だったら前の人の頭が見えているけど、
この車両は前の人の頭が見えないね。
窓も飛行機みたいな感じだし、すげぇなっ!

ほら、この頭を置くやつも凄いぞ!
あ、上下するんだ。すっげぇ~!こっちにして良かった。
数時間前までぐったりげんなりしていた相方も、
新幹線内のエアコンの快適さと、初乗車の新型車両で、
一気にテンションが上がったようだ。目がキラキラ輝いている。
暑さを味わうからエアコンの良さが分かる。
ビルに囲まれた生活をしているから自然の良さが分かる。
最新の何かを味わうから、懐かしい良さも分かる。
二時間半後、無事に駅に到着した。
ホームに降り立つと熱風が身体を包み込む。
地元の暑さとは種類の違う蒸し度の増した熱気。
こちらも相当暑かったのかなぁ~。
事務所に戻って、すかさずエアコンを入れる。
しばらくして室内が心地よい室温に包まれる。
実家に電話を入れた後、快適な温度の中、まったりと休憩する。
しばらく休んだ後、カメラからカードを取り出し、
PCにコピーしていく。結構枚数撮ったなぁ~。
「じゃあ私は先に家に戻っているから!」相方が帰る。
コピーを終えたら帰ろうと思っていたけど、
どんな風に撮れているのか気になって、
現像ソフトを立ち上げて思い出場面を見入る。
じゃあ写真ブログだけでも書いてから帰るかな?
なんだかんだで遅くなってしまった・・・。
新幹線が通るようになって、
行き来は速くなっているけれど、
距離が縮まる訳でも、料金が安くなる訳でもない。
出来ることなら隣県に行くような料金になれば、
帰省というイベントも回数が増えるのになぁ~。
また来るわ!次は冬になるのかな・・・。
出来ることなら、春夏秋冬で帰省したいけどなぁ・・・。
とにかく母の膝が良くなって、
また一緒に何処かへ出掛けられるようになれば良い。
そうしたら幻になった旅行も再計画出来るし・・・。
どこにも出掛ける用事も無く、出掛ける気にもならず。
荷物をまとめた後は、ぐうたらに寝転がって過ごす。
窓を開け、扇風機を回しても、
保冷剤を首に巻いても涼しくならない。
基本的に家のTVは録画されたものが映っている。
世の中で何が起きているのか、どんな状況なのか、
そういうのが全く分からない。
誰も観ていないと分かると再生を止め、
報道番組などのニュースを観るが、
横になって寝ていると再び録画番組が流れている。
いつもなら帰る日も、ギリギリまで何処かに行くのだが、
そういう気持ちにすらならない暑さである。
帰りついでに地元ラーを・・・なんていうのも、
今年は思い浮かべもしなかった。そんな暑さだった。
ぐうたらに寝て過ごし時間が流れていく。
相方も、今年の暑さに相当参っているようだ・・・。
荷物と一緒に発送する野菜類を採ってくると、
両親が畑に出掛けると、しばらくして雨が降ってきた。
強くなったかと思えば止み、止んだかと思えば降る。
そしてゲリラ豪雨のような強い雨も降り出した。
これで少しは涼しくなるかな?と思うと止む。
蒸し蒸し度が倍増するだけだった。
1時間ほどして親が戻ってきた。
キレイに洗った後、1種類ずつジップロックに入れられる。
発送する荷物があっという間に増えていく。
段ボール1箱で充分、2箱あれば余裕と思っていたが、
実際に入れていくと2箱では足りなくなってしまった。
「もっと大きい箱無いの?」と言うと、
父が車庫から段ボールを持ってきてくれた。
が・・・ほぼ同じ大きさのものだった。
「これじゃあ変わらないべ!」
「何?少し大きいべな!」
「(並べて)ほら、同じだべ!」
「高さが違うべ!」
10センチほど高いだけで詰める量はあまり変わらない。
母が「スーパーに行って段ボール貰ってきて!」と父に言うが、
「自分で行けばいいべ!」と素っ気なく返す。
ここ数日間だけではあるが、膝の悪い母親を労るような、
代わりに率先して家事を父や弟がやっているような光景を、
想像して帰ってきたのだが、僕の目に映ったのはいつもと同じだった。
洗濯物を干すのを父が手伝っているぐらい。
(庭に干す直前に地面に落として汚していて文句を言われていた)
もう少し、気を遣って動けばいいのに・・・
こういうのは内からだと分からないんだろうなぁ~
相方も洗い物手伝いますか?とか声を掛けていたけど、
それでも大半の事は母が行っていて、
座ったり立ったり、あっちに行ったりこっちに行ったり、
膝が悪い、悪くない関係なく忙しそうだった。
そう思う僕もついつい「あれ取って!」とか、
「これ洗濯して!」と言ってしまった・・・。
ダンボールを貰いに行くという母親を制したが、
大丈夫、大丈夫と車で近くのスーパーに出掛けていった。
(車の運転はあまり影響が無いらしいが・・・)
「無かったじゃ!」と母が戻ってきた。
大きい段ボールって無いのかなぁ~?
二階の物置部屋に無いかな?と行ってみると、
結構な大きさの段ボールがあった。
軽い物が入っていたらしく、強度は無さそうだけど、
重くないモノを中心に入れれば大丈夫だろう。
あれを入れて、これを入れて、ん~大きすぎるかな?
「カッターとかで切って小さくすればいいんじゃない?」
相方の言葉にそうだそうだとカッターを探す。
「カッターってどこにあるの?」
すると奥の部屋にいた父が「はい!」とカッターを見せる。
取りに行くと、目の前でギギギと刃を出して渡してきた。
(おいおい、カッターの刃を出して人に渡すかぁ~?)
職場などで後輩がこんな渡し方をしたら説教だな・・・
そう思ったが、時間が勿体ないので刃だしカッターを受け取る。
段ボール小と大に発送物をまとめ終わると、
またすることが無くなって、ぐうたらに過ごす。
そう言えば、母親にプレゼントしたアウトドアステッキは、
二日目の墓参り時に使ったのを見ただけで、
後は車の助手席横に置かれていただけだったなぁ~。
母親の動き回っているのを客観的に眺めていても、
あれだけ動き回っていたら逆に邪魔かもな?と思った。
杖をついて歩くこと自体が嫌みたいだし、
使いたくなければ送り返してくれればいい。
帰りの新幹線時間の1時間半前に家を出た。
宅配便に荷物を出し、駅へ向かう。
今までの駅だったら早く着いても、
百貨店やら駅ビルやら時間を有効に使えるのだが、
この新幹線のために作られた新駅の方は、
周りにあるのは空き地とレンタカー店とコンビニぐらい。
広大な敷地を完全に持て余していて、
地元人間にとっても観光客にとっても、
何のメリットがあるのか分からない立地である。
駅に送り届けて貰って時計を見ると、
電車時間まで約1時間ほどあった。
少し風があるのが幸いで、建物外のベンチに腰掛け、
ひたすら時間がくるのを待っていた。
中に入ればお土産売場などがあるのだが、
節電などの影響もあるし、混雑で人の温度もあって、
ただ暑苦しい場所になっている。
発車20分前頃、ホームに向かった。
ホームに佇む車体を見て、ああ早く来れば良かったと後悔。

そうそう、帰りの新幹線はコレをとったんだった。
あの高い座席じゃなくても、何かが違うかも?
同じ料金なら乗らなきゃソンソンって感じで・・・

ああ、やっぱみんな先っぽで撮影会してるなぁ~
「こっちじゃなく反対側がグランクラスみたいよ~」
じゃあ反対側に行ってみるか・・・でもその前に一服もしたいし
「じゃあ私ひとりで見に行ってもいいかしら?」
相方にカメラを渡し、僕は喫煙室に・・・
喫煙室って空気清浄機とエアコンがあるから、
普通にホームにいるより涼しくていいんだな・・・
それはそうと、あの席って見てみたい気もするなぁ~

バッグからコンデジを取りだして早足で先っぽを目指す。

反対側には撮影客がたくさんいたのに、
こっち側は高級シート側だからなのか人がいない。

こっち側は北海道へ続く予定のやつなのかな?
整備なんとかへ続くやつなのかな?

高級シートの乗り口には乗務員がお出迎えしているんだなぁ~。
相方と合流してパシャパシャ撮りまくる。
「あの中には簡単に入れないみたいよ~」
「あ、そうなの?」
「なんとかカードを挿し込んで下さいってなるみたい」
「へぇ~なんか凄いねぇ~でも外側からは見られるでしょ!?」

誰も座っていない所を覗き込んでみる。
ん~発車まで時間が無いぞ~戻れ~戻れ~!

ふぅ~ん?おおっ!座席間隔広っ!
いつものなら膝すれすれなのに・・・
足を伸ばせるぐらいに座席間に余裕がある。
「なんか西日本の車両みたいだな・・・」
「うん、あっちの東海道のやつみたいな感じだわぁ~」

なんか座席自体の背丈も高いなぁ~
普通だったら前の人の頭が見えているけど、
この車両は前の人の頭が見えないね。
窓も飛行機みたいな感じだし、すげぇなっ!

ほら、この頭を置くやつも凄いぞ!
あ、上下するんだ。すっげぇ~!こっちにして良かった。
数時間前までぐったりげんなりしていた相方も、
新幹線内のエアコンの快適さと、初乗車の新型車両で、
一気にテンションが上がったようだ。目がキラキラ輝いている。
暑さを味わうからエアコンの良さが分かる。
ビルに囲まれた生活をしているから自然の良さが分かる。
最新の何かを味わうから、懐かしい良さも分かる。
二時間半後、無事に駅に到着した。
ホームに降り立つと熱風が身体を包み込む。
地元の暑さとは種類の違う蒸し度の増した熱気。
こちらも相当暑かったのかなぁ~。
事務所に戻って、すかさずエアコンを入れる。
しばらくして室内が心地よい室温に包まれる。
実家に電話を入れた後、快適な温度の中、まったりと休憩する。
しばらく休んだ後、カメラからカードを取り出し、
PCにコピーしていく。結構枚数撮ったなぁ~。
「じゃあ私は先に家に戻っているから!」相方が帰る。
コピーを終えたら帰ろうと思っていたけど、
どんな風に撮れているのか気になって、
現像ソフトを立ち上げて思い出場面を見入る。
じゃあ写真ブログだけでも書いてから帰るかな?
なんだかんだで遅くなってしまった・・・。
新幹線が通るようになって、
行き来は速くなっているけれど、
距離が縮まる訳でも、料金が安くなる訳でもない。
出来ることなら隣県に行くような料金になれば、
帰省というイベントも回数が増えるのになぁ~。
また来るわ!次は冬になるのかな・・・。
出来ることなら、春夏秋冬で帰省したいけどなぁ・・・。
とにかく母の膝が良くなって、
また一緒に何処かへ出掛けられるようになれば良い。
そうしたら幻になった旅行も再計画出来るし・・・。
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暑く長い日
エアコン無しの夜。暑苦しいかなぁ~と思っていたが、
網戸の窓から風が入ってきて寝苦しくは無かった。
逆に朝方は涼しすぎて、少しばかり寒いとも思った。
こんな日が続けば安心なのだが・・・
午前中、母方の先祖墓参りに行く。
長い長い車の列。霊園内の道路は常に路駐車が連なっている。
昨日、母親に渡したアウトドアステッキを持ち、
駐車場から墓までの間、母はステッキをついて歩いていた。
使ってくれると、帰省前日に買いに行った甲斐もある。
墓参りを済ませ、家に戻ってのんびり過ごす。
昨日とうって変わって今日は暑い。
畑まで散歩でもしようかな?と思っても、
この暑さの中、外に出る気にならない。
暇なので庭に出て写真を撮る。

庭にはメダカ水槽・・・桶?入れ物?が4つもある。
これは大きいメダカ。体長約3cmぐらいかな?

小さいやつは、こんな感じのに入っている。
こんなのが3つあり、魚の大きさで分けられているらしい。

庭から車庫に回ると、にんにくがザルに入ってあった。
今年は立派なのが出来たらしい。


玄関横のトマト菜園。左上のは緑色のトマト。
食べてみたら赤いのと同じ味だった。
右下のは僕らに見せるためにとっておいたトマト。
茎が1つで実が2つという不思議トマト。
日が経っているのか少ししわしわになっていた。
昨夜零時過ぎに帰ってきた弟も起きてきて、
何処かに昼飯でも食べに行くか?となった。
来客があるとかで父親は留守番しているらしい。
弟が運転し、何処に行こうか?と話ながら車を出す。
車内はエアコンがあるので家の中に居るよりも幾分涼しい。
「去年行った、ナントカタウンに行きたいんだけど・・・」
モンベルが入っているショッピングモールを告げる。
「じゃあ、あっちに行ってから飯食べに行くか?」
アバウト計画のまま西へ向かった。
ここのモンベルは、売場が広くて、アウトレット品も置いてある。
去年、何気に連れて行かれて知り、今年も行ってみたかった。
僕も相方も目的はアウトレット品。
最近のハマリ傾向から僕は自転車ウェアを物色する。
難点はアウトレット品なのでサイズが限られていること。
在庫が限られていること。色数も限られていること。
自転車ウェアの良さそうなものがあったがサイズはM。
まぁ大丈夫だろう、入るだろう、と思いつつも試着してみる。
どうにか着られたが、脱げなくなってしまった。
カーテン越しに店員が「どうですか~?」と聞いてくる。
「あ、はい、ちょっと・・・」必死になって脱いだ。
自転車用のってフィット感が高めなのかなぁ~Mは無理。
この色が良かったけど・・・MとSしか無いもんなぁ~
あっちのXLのでも良いかな?白だけど、まぁいいか・・・

着てみたら意外にヘンじゃなかったので購入。
相方はジオラインのTシャツを買っていた。


買い物後に近くの定食屋に寄った。
母と弟はカツ系のを注文していたが、
僕と相方は蕎麦相盛り&天ぷらセット。
普通のつゆの他にゴマだれもついてきた。
ペロリと食べられると思いきや、郷土の食べ物は量が多い。
毎回、その事を忘れて多いのを頼んでしまう。
蕎麦旅で2軒ハシゴするような僕と相方だが、
後半はかなりキツイと感じながら食べた。
僕は相方の4分の3ぐらいも担当した。
久しぶりの天麩羅だったが、この油が相方を後々襲う。
だが、この時点では知る由もなかった。
店に寄りつつ買い物しつつ家へ戻った。
今夜は親戚の集まりがある。
ノンべぇ達には楽しい集いでも、
呑まない僕にとっては窮屈な場所に長時間居る会。
今年は震災もあったし、色々聞かれるのだろうなぁ~
なんとなく日が暮れるにつれてテンションが下がっていく。
18時、親戚の集まりに出掛ける。
簡単な挨拶もそこそこにビールが配られ始める。
僕のために母親がノンアルビアを保冷バッグで持ってきてくれた。
周りがグラスを傾けて注ぎつ注がれつをしている。
僕も見た目はグラスビールの格好にする。
乾杯!と会が始まり、オードブルなどに各自が箸を伸ばすが、
昼飯をたらふく食べて満腹のまま。食欲が湧いてこない。
大して汗をかいていないで飲むノンアルビアも美味しく感じない。
・震災時はどうだった?家はどうだった?
・周りはどんな状況だ?今はどんな感じだ?
・仕事の影響は大丈夫か?
・放射能の影響は?周りはどうなんだ?
・色々と大変だろう?
そんな話を聞かれると思っていたけれど、
震災関連の話は親戚の家に入っていった時に、
叔父さんに「地震どうだった?」と聞かれただけ・・・。
周りの会話に耳を傾けたりもしてみたが、
例年と何ら変わりのない話題ばかり・・・
そういう集いを一線を引いて眺めてしまい、
こっちの連中にとっては対岸の花火なんだろうな・・・
と、寂しく思ってしまった。
今も尚、沿岸部には瓦礫が残り、ひしゃげた車が積み重ねられ、
腐敗臭が一帯を包み込み、損壊の激しい建物が当たり前にある。
幼い子供を持つ親は情報に敏感に耳を傾け、
それぞれの生産者は、行く末を案じて心を痛めているのに・・・
目の前では水のように酒を飲んでいる。
暑さ対策で首タオル中に入れていた保冷剤も、
気休め程度にしか涼しくない・・・。
30人近くの人が数台の扇風機の中、酒を楽しんでいる。
どこでそういう話になったのか分からないが、
突然(僕からすれば突然)アウトドア叔父さんが、
「なに?海さ連れていげってが?ウニ食いてぇってが?」
と僕に向かって言ってきた。目を丸くする僕。
対面の席の弟がニヤニヤ笑って「連れて行くって!」と言う。
何の事だか意味が分からない。
「兄ィ!明日、海さ行って座ってれば叔父さんウニ獲ってくるって」
(はぁ~?何の話だぁ~?)
「じゃあ何時に集合する?獲ったのすぐ食った事ねぇ~のが?」
意味が分からないので母親をツンツンして話を受け継いでもらう。
「じゃあ、どこどこに9時集合な!」
何だか分からないままに明日、海に行くことになった。
まぁ特に予定も無いから良いけれど・・・
3時間ほど経った頃、相方のぐったり度が増していた。
相方にしてみれば、方言・大声の飛び交う中、
暑さに耐えてじっとしているだけでも過酷なのだろう。
目の前のオードブルを少し食べていたら、
暑さぐったりに油の胃もたれが加わったらしい。
酒飲み用のオードブルは味も濃いし、油も多い。
ぐったりがげんなりになり、見るからに辛そうだ。
外の空気でも吸いに行けば涼しいかも?と、
相方を連れて外に出てみたが・・・風もなく暑苦しいだけだった。
それでも中に居るよりはマシだということで、
近くのコンビニまで散歩した。
冷房の効いているコンビニを出ると暑さが襲ってくる。
家まで戻ってきたが、やはり中に入る気になれない。
玄関前のコンクリートに腰を降ろし、
ひたすら気分が回復するのを、落ち着くのを待つ。
上の窓からは親戚達の笑い声、大声が漏れている。
エアコン生活に慣れている事もあるけれど、
やっぱり震災の精神的な影響も大きい。
そういうのに気づけるはずもなく、
周りは口々に「向こうの方が暑いべさ!」と言う。
僕が車をバンバン運転できていたなら、
相方を乗せて帰っているのだが・・・
30分ほど玄関前で休憩し、中へ戻って車の鍵を預かる。
車の中で寝ていた方がいいのでは?と思ったが、
ドアを開けて中に入ると、車の匂いが駄目みたいだ。
玄関を出るときに目の前にタクシーが止まった。
僕らを見て扉を開ける。ん?誰か呼んだのか?
急いで家の中に戻って、タクシー来てるよ!と告げる。
そしてまた相方の待つ外に出る。
車の横でぐったり立っている相方の横に戻ると、
やんややんやと親戚が出てきた。
母親と娘がタクシーに乗り込むが、父親が出てこない。
すみませんという声が聞こえる。誰かが呼びに行く。
ふらふらと酔い鳥足の父親がようやくタクシーに乗り込む。
ったく・・・これだから酔っぱらいは嫌いなんだ。
自分が楽しいのは構わないけれど、
他人に迷惑を掛けているというのを判っちゃいない。
見送りに出てきた数人と共に室内に戻った。
母親が僕の顔を見て「代行、あと15分で来るって」と言う。
周りの人は「暑いってが?向こうの方が暑いべ!?」
「エアコンさ慣れたんだべ?」と呑気なものだ。
やがて「代行来たよ~」の声がした。
瞬発的に荷物を持って簡単な挨拶をして外に出る。
母親が仕事で参加できず、独りで来ていた親戚の女の子を、
家まで送って行ってから、家に帰るらしい。
母、僕、相方、親戚の子が車に乗り、
弟が代行車の方に乗った。・・・が、父親が出てこない。
先ほどのタクシー光景と似たようなのが繰り返される。
すみません、もうすぐ来ますから、
運転手にそう告げても一向に出てこない。
見送りに出てきている子供達も待っている。
弟に連れてこいと言って、ようやくふらふらと出てきた。
「こっちじゃなく、そっちの車に乗れ!」
「じゃあ出発してもよろしいでしょうか?」と運転手。
ったく、これだから酔っぱらいは大嫌いだ!
どれだけの人に迷惑を掛けているのか考えもしない。
相方はぐったり。母は怒り。僕は内心稲妻が轟く。
途中で親戚の子を降ろし、家へ戻る。
今度は母親が酔っぱらって運転手と延々喋る。
全ての会話に優しく相槌を打っていた代行の人はエライ。
家に戻って、父親を一喝すると「寝るじゃ」と寝室に消える。
腰を降ろした母親はイビキをかいて寝ている。
相方は部屋に戻り、弟はシャワーに入った。
なんだか精神的に疲れてぐったりしてしまった。
母親を起こして寝るように催促する。空返事のまま、また寝る。
テーブルに突っ伏して、飲み会の嫌な部分を奥へ押しやる。
目の前では母親が座椅子に座ったままイビキをかいている。
起こして「寝ろ!」と言うと寝室へ入っていった。
シャワーから上がった弟が部屋に戻り、
相方がシャワーに入った。数日分のウンを出した後、
弟の部屋に行ってみると、冷蔵庫の中のような肌寒さだった。
エアコンの設定温度を見ると18℃になっていた。
その冷蔵庫の中で弟はガラパン一丁でベットに横たわっている。
なんだか話をする気分も減り、自室へ戻った。
網戸の窓から風が入ってきて寝苦しくは無かった。
逆に朝方は涼しすぎて、少しばかり寒いとも思った。
こんな日が続けば安心なのだが・・・
午前中、母方の先祖墓参りに行く。
長い長い車の列。霊園内の道路は常に路駐車が連なっている。
昨日、母親に渡したアウトドアステッキを持ち、
駐車場から墓までの間、母はステッキをついて歩いていた。
使ってくれると、帰省前日に買いに行った甲斐もある。
墓参りを済ませ、家に戻ってのんびり過ごす。
昨日とうって変わって今日は暑い。
畑まで散歩でもしようかな?と思っても、
この暑さの中、外に出る気にならない。
暇なので庭に出て写真を撮る。

庭にはメダカ水槽・・・桶?入れ物?が4つもある。
これは大きいメダカ。体長約3cmぐらいかな?

小さいやつは、こんな感じのに入っている。
こんなのが3つあり、魚の大きさで分けられているらしい。

庭から車庫に回ると、にんにくがザルに入ってあった。
今年は立派なのが出来たらしい。




玄関横のトマト菜園。左上のは緑色のトマト。
食べてみたら赤いのと同じ味だった。
右下のは僕らに見せるためにとっておいたトマト。
茎が1つで実が2つという不思議トマト。
日が経っているのか少ししわしわになっていた。
昨夜零時過ぎに帰ってきた弟も起きてきて、
何処かに昼飯でも食べに行くか?となった。
来客があるとかで父親は留守番しているらしい。
弟が運転し、何処に行こうか?と話ながら車を出す。
車内はエアコンがあるので家の中に居るよりも幾分涼しい。
「去年行った、ナントカタウンに行きたいんだけど・・・」
モンベルが入っているショッピングモールを告げる。
「じゃあ、あっちに行ってから飯食べに行くか?」
アバウト計画のまま西へ向かった。
ここのモンベルは、売場が広くて、アウトレット品も置いてある。
去年、何気に連れて行かれて知り、今年も行ってみたかった。
僕も相方も目的はアウトレット品。
最近のハマリ傾向から僕は自転車ウェアを物色する。
難点はアウトレット品なのでサイズが限られていること。
在庫が限られていること。色数も限られていること。
自転車ウェアの良さそうなものがあったがサイズはM。
まぁ大丈夫だろう、入るだろう、と思いつつも試着してみる。
どうにか着られたが、脱げなくなってしまった。
カーテン越しに店員が「どうですか~?」と聞いてくる。
「あ、はい、ちょっと・・・」必死になって脱いだ。
自転車用のってフィット感が高めなのかなぁ~Mは無理。
この色が良かったけど・・・MとSしか無いもんなぁ~
あっちのXLのでも良いかな?白だけど、まぁいいか・・・

着てみたら意外にヘンじゃなかったので購入。
相方はジオラインのTシャツを買っていた。


買い物後に近くの定食屋に寄った。
母と弟はカツ系のを注文していたが、
僕と相方は蕎麦相盛り&天ぷらセット。
普通のつゆの他にゴマだれもついてきた。
ペロリと食べられると思いきや、郷土の食べ物は量が多い。
毎回、その事を忘れて多いのを頼んでしまう。
蕎麦旅で2軒ハシゴするような僕と相方だが、
後半はかなりキツイと感じながら食べた。
僕は相方の4分の3ぐらいも担当した。
久しぶりの天麩羅だったが、この油が相方を後々襲う。
だが、この時点では知る由もなかった。
店に寄りつつ買い物しつつ家へ戻った。
今夜は親戚の集まりがある。
ノンべぇ達には楽しい集いでも、
呑まない僕にとっては窮屈な場所に長時間居る会。
今年は震災もあったし、色々聞かれるのだろうなぁ~
なんとなく日が暮れるにつれてテンションが下がっていく。
18時、親戚の集まりに出掛ける。
簡単な挨拶もそこそこにビールが配られ始める。
僕のために母親がノンアルビアを保冷バッグで持ってきてくれた。
周りがグラスを傾けて注ぎつ注がれつをしている。
僕も見た目はグラスビールの格好にする。
乾杯!と会が始まり、オードブルなどに各自が箸を伸ばすが、
昼飯をたらふく食べて満腹のまま。食欲が湧いてこない。
大して汗をかいていないで飲むノンアルビアも美味しく感じない。
・震災時はどうだった?家はどうだった?
・周りはどんな状況だ?今はどんな感じだ?
・仕事の影響は大丈夫か?
・放射能の影響は?周りはどうなんだ?
・色々と大変だろう?
そんな話を聞かれると思っていたけれど、
震災関連の話は親戚の家に入っていった時に、
叔父さんに「地震どうだった?」と聞かれただけ・・・。
周りの会話に耳を傾けたりもしてみたが、
例年と何ら変わりのない話題ばかり・・・
そういう集いを一線を引いて眺めてしまい、
こっちの連中にとっては対岸の花火なんだろうな・・・
と、寂しく思ってしまった。
今も尚、沿岸部には瓦礫が残り、ひしゃげた車が積み重ねられ、
腐敗臭が一帯を包み込み、損壊の激しい建物が当たり前にある。
幼い子供を持つ親は情報に敏感に耳を傾け、
それぞれの生産者は、行く末を案じて心を痛めているのに・・・
目の前では水のように酒を飲んでいる。
暑さ対策で首タオル中に入れていた保冷剤も、
気休め程度にしか涼しくない・・・。
30人近くの人が数台の扇風機の中、酒を楽しんでいる。
どこでそういう話になったのか分からないが、
突然(僕からすれば突然)アウトドア叔父さんが、
「なに?海さ連れていげってが?ウニ食いてぇってが?」
と僕に向かって言ってきた。目を丸くする僕。
対面の席の弟がニヤニヤ笑って「連れて行くって!」と言う。
何の事だか意味が分からない。
「兄ィ!明日、海さ行って座ってれば叔父さんウニ獲ってくるって」
(はぁ~?何の話だぁ~?)
「じゃあ何時に集合する?獲ったのすぐ食った事ねぇ~のが?」
意味が分からないので母親をツンツンして話を受け継いでもらう。
「じゃあ、どこどこに9時集合な!」
何だか分からないままに明日、海に行くことになった。
まぁ特に予定も無いから良いけれど・・・
3時間ほど経った頃、相方のぐったり度が増していた。
相方にしてみれば、方言・大声の飛び交う中、
暑さに耐えてじっとしているだけでも過酷なのだろう。
目の前のオードブルを少し食べていたら、
暑さぐったりに油の胃もたれが加わったらしい。
酒飲み用のオードブルは味も濃いし、油も多い。
ぐったりがげんなりになり、見るからに辛そうだ。
外の空気でも吸いに行けば涼しいかも?と、
相方を連れて外に出てみたが・・・風もなく暑苦しいだけだった。
それでも中に居るよりはマシだということで、
近くのコンビニまで散歩した。
冷房の効いているコンビニを出ると暑さが襲ってくる。
家まで戻ってきたが、やはり中に入る気になれない。
玄関前のコンクリートに腰を降ろし、
ひたすら気分が回復するのを、落ち着くのを待つ。
上の窓からは親戚達の笑い声、大声が漏れている。
エアコン生活に慣れている事もあるけれど、
やっぱり震災の精神的な影響も大きい。
そういうのに気づけるはずもなく、
周りは口々に「向こうの方が暑いべさ!」と言う。
僕が車をバンバン運転できていたなら、
相方を乗せて帰っているのだが・・・
30分ほど玄関前で休憩し、中へ戻って車の鍵を預かる。
車の中で寝ていた方がいいのでは?と思ったが、
ドアを開けて中に入ると、車の匂いが駄目みたいだ。
玄関を出るときに目の前にタクシーが止まった。
僕らを見て扉を開ける。ん?誰か呼んだのか?
急いで家の中に戻って、タクシー来てるよ!と告げる。
そしてまた相方の待つ外に出る。
車の横でぐったり立っている相方の横に戻ると、
やんややんやと親戚が出てきた。
母親と娘がタクシーに乗り込むが、父親が出てこない。
すみませんという声が聞こえる。誰かが呼びに行く。
ふらふらと酔い鳥足の父親がようやくタクシーに乗り込む。
ったく・・・これだから酔っぱらいは嫌いなんだ。
自分が楽しいのは構わないけれど、
他人に迷惑を掛けているというのを判っちゃいない。
見送りに出てきた数人と共に室内に戻った。
母親が僕の顔を見て「代行、あと15分で来るって」と言う。
周りの人は「暑いってが?向こうの方が暑いべ!?」
「エアコンさ慣れたんだべ?」と呑気なものだ。
やがて「代行来たよ~」の声がした。
瞬発的に荷物を持って簡単な挨拶をして外に出る。
母親が仕事で参加できず、独りで来ていた親戚の女の子を、
家まで送って行ってから、家に帰るらしい。
母、僕、相方、親戚の子が車に乗り、
弟が代行車の方に乗った。・・・が、父親が出てこない。
先ほどのタクシー光景と似たようなのが繰り返される。
すみません、もうすぐ来ますから、
運転手にそう告げても一向に出てこない。
見送りに出てきている子供達も待っている。
弟に連れてこいと言って、ようやくふらふらと出てきた。
「こっちじゃなく、そっちの車に乗れ!」
「じゃあ出発してもよろしいでしょうか?」と運転手。
ったく、これだから酔っぱらいは大嫌いだ!
どれだけの人に迷惑を掛けているのか考えもしない。
相方はぐったり。母は怒り。僕は内心稲妻が轟く。
途中で親戚の子を降ろし、家へ戻る。
今度は母親が酔っぱらって運転手と延々喋る。
全ての会話に優しく相槌を打っていた代行の人はエライ。
家に戻って、父親を一喝すると「寝るじゃ」と寝室に消える。
腰を降ろした母親はイビキをかいて寝ている。
相方は部屋に戻り、弟はシャワーに入った。
なんだか精神的に疲れてぐったりしてしまった。
母親を起こして寝るように催促する。空返事のまま、また寝る。
テーブルに突っ伏して、飲み会の嫌な部分を奥へ押しやる。
目の前では母親が座椅子に座ったままイビキをかいている。
起こして「寝ろ!」と言うと寝室へ入っていった。
シャワーから上がった弟が部屋に戻り、
相方がシャワーに入った。数日分のウンを出した後、
弟の部屋に行ってみると、冷蔵庫の中のような肌寒さだった。
エアコンの設定温度を見ると18℃になっていた。
その冷蔵庫の中で弟はガラパン一丁でベットに横たわっている。
なんだか話をする気分も減り、自室へ戻った。
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バタバタ帰省
震災後初電車かも?と思っていたけど、
よく考えたら相方実家に電車で行っていたなぁ~。
とはいえ久しぶりの電車旅(旅?ただの帰省)である。
午前中にワガママ気ままポタをして、
汗だくで帰ってきて即シャワー。
そして洗濯物を相方にお願いして、
荷物(カメラ関係)をまとめに事務所へ。
一通り準備を済ませて、急いでブログUPして、
ふぅ~と息を付いていると相方がやって来た。
新幹線の時間は15時半頃だけど、
お土産購入などの余裕を見て14時過ぎに出発。
去年は駅まで歩く間に相方が暑さにやられ、
駅に着くなり待合所のイスでぐったりしていたが、
この日は風が少しあって暑さも和らいでいた。
駅目前、建物の日陰で信号待ちをして、
青に変わると同時に横断歩道に向かったが、
横断歩道目前で信号が点滅に変わる。
「ええっ?そんなに短いのぉ~?」
同じく日陰場所で信号待ちしていたサラリーマンも、
横断歩道目前で足を止め、信号機を恨めしく見上げていた。
仕方なく日光に当たりつつ信号を待ち駅へ向かった。

お土産を買い込み、本屋に少し寄り、ホームへ向かった。
そんなに混んでいないかも・・・と思いつつ歩いていくと、
それなりに人混みが出来ていた。
じとじとと暑いホームで電車を待ち乗り込む。
景色を眺めたいけど、射し込む日光が強い。
日よけを窓の半分ぐらいまで下げて、
緑の広がる景色を眺めつつのんびりした。
ホームは暑かったけど、新幹線内は涼しい。
気がつくと相方がナナメに傾いて寝ていた。
涼しくなると眠くなるのは僕も同じ。
ペラペラ眺めていた自転車雑誌をしまい込み、
僕もウトウトと眠りについた。
途中の駅付近で突然アナウンスが入り、
緊急停止するとのこと。
何があったんだ?とソワソワしていたが、
ほどなくして誤作動扱いとアナウンスが入る。
どうやら乗客が警報機を押してしまったらしい。
事故じゃなくて良かったと胸をなで下ろす。
6分遅れをどこで稼いだのか終点には定時に到着した。
時折ケータイからツイートしていたけれど、
後半はトンネルの連続で全く繋がらなかった。

電車を降りると熱風に顔をしかめてしまう。
そりゃあ電車内が涼しかったから温度差は感じるよ。
ホームから構内に進むと、物凄い人の混雑。
いつも改札口で待っている親の姿が見えない。
道路が混んでいるのだろうか?

とりあえず駅の外に出て待つことにした。
心地よい風が吹き、暑いけど、蒸し暑くはない。
ベンチに腰を降ろし母親のケータイに掛けてみる。
二度掛けるが繋がらない。
まぁいいか。とりあえず休憩しよう。
休憩しながらツイートしていると母親から着信があった。
墓参りの影響などで道路が混んでいるらしい。
20分ほど待つと、遠くから歩いてくる父の姿が見えた。
車に乗ると、このまま父方先祖の墓参りに行くと言う。
霊園に着くと母親の膝具合を気にして見入ってしまう。
ピョコンピョコンと右足を庇いつつ歩いている。
買ってきた杖を出すかどうか迷いつつも、
大丈夫そうなので、そのまま後をついていった。
いつもなら家に帰る途中でラーを食べて行くのだが、
今回は珍しく家で夕食にしようと母が言う。
やはり膝具合が悪いからなのか?と思ってしまう。
「刺身でいいべ!?」
「刺身かぁ~・・・食いたいと思わないんだなぁ~」

去年の夏にコレを食べてから1年も経つというのに、
全く刺身、寿司系を食べたいと思わなくなっているのだ。
マズかったのではなく、凄く美味しかったのだが、
やはり一気に食べ過ぎた影響なのか、
まだ食べなくていいや!という感じなのだ。
じゃあ肉にするべ!と言うことになり、
B級グルメで知名度が上がったバラ焼きを作ってくれた。
僕のためにノンアルコールビアも買ってくれていた。
弟は友人の結婚式でいつ帰ってくるか分からないらしい。
いつも帰省すると地元関連の旅番組を見せてくれるのだが、
今回は観たいと思っていた火野さんの自転車旅だった。
あ~こんな感じの番組だったんだ~と見入った。
録画されていたのは地元編のみ。ん~全部録ってくれてれば・・・
おめ~の自転車もこういうのだが?
だいぶ自転車さ、ハマッちゃ~んだべ?
ほら、そごさオメェのブログ出力したのあるよ
「ん・・・?」
数冊のクリアファイルにブログ記事がたくさんあった。
(あれっ?こっちのブログって教えて無いけどなぁ・・・)
写真ブログの方は父PCのお気に入りに登録しておいたけど、
こっちのメインブログは教えていないはずだが・・・
とはいえ、何度か旅記事を出力したのを送っているので、
探そうと思えばすぐに見つけられるとは思うけど・・・
「楽しみにしてらんだぁ~」と父が母の方を指さす。
何も出力しなくても画面を見せれば済むことなのに・・・
母親にPCを触られるのが嫌なのか、
色々聞かれるのが面倒なのか、こうやって出力して、
母親に渡しているらしい・・・ったく。
と、いうことは最近の僕の様子は全部知っているワケだ。
あんなこと、こんなこと、話す事も知っているのだろう。
そう思うと、久しぶりの帰省なのに自分話題をする気にならなかった。
トーゼンながら地震の時の状況も、その後の色々も、
ブログを通して知っているのだろう、震災関連話も上がらない。
結局はTVに映っているものの話になってしまった。
よく考えたら相方実家に電車で行っていたなぁ~。
とはいえ久しぶりの電車旅(旅?ただの帰省)である。
午前中にワガママ気ままポタをして、
汗だくで帰ってきて即シャワー。
そして洗濯物を相方にお願いして、
荷物(カメラ関係)をまとめに事務所へ。
一通り準備を済ませて、急いでブログUPして、
ふぅ~と息を付いていると相方がやって来た。
新幹線の時間は15時半頃だけど、
お土産購入などの余裕を見て14時過ぎに出発。
去年は駅まで歩く間に相方が暑さにやられ、
駅に着くなり待合所のイスでぐったりしていたが、
この日は風が少しあって暑さも和らいでいた。
駅目前、建物の日陰で信号待ちをして、
青に変わると同時に横断歩道に向かったが、
横断歩道目前で信号が点滅に変わる。
「ええっ?そんなに短いのぉ~?」
同じく日陰場所で信号待ちしていたサラリーマンも、
横断歩道目前で足を止め、信号機を恨めしく見上げていた。
仕方なく日光に当たりつつ信号を待ち駅へ向かった。

お土産を買い込み、本屋に少し寄り、ホームへ向かった。
そんなに混んでいないかも・・・と思いつつ歩いていくと、
それなりに人混みが出来ていた。
じとじとと暑いホームで電車を待ち乗り込む。
景色を眺めたいけど、射し込む日光が強い。
日よけを窓の半分ぐらいまで下げて、
緑の広がる景色を眺めつつのんびりした。
ホームは暑かったけど、新幹線内は涼しい。
気がつくと相方がナナメに傾いて寝ていた。
涼しくなると眠くなるのは僕も同じ。
ペラペラ眺めていた自転車雑誌をしまい込み、
僕もウトウトと眠りについた。
途中の駅付近で突然アナウンスが入り、
緊急停止するとのこと。
何があったんだ?とソワソワしていたが、
ほどなくして誤作動扱いとアナウンスが入る。
どうやら乗客が警報機を押してしまったらしい。
事故じゃなくて良かったと胸をなで下ろす。
6分遅れをどこで稼いだのか終点には定時に到着した。
時折ケータイからツイートしていたけれど、
後半はトンネルの連続で全く繋がらなかった。

電車を降りると熱風に顔をしかめてしまう。
そりゃあ電車内が涼しかったから温度差は感じるよ。
ホームから構内に進むと、物凄い人の混雑。
いつも改札口で待っている親の姿が見えない。
道路が混んでいるのだろうか?

とりあえず駅の外に出て待つことにした。
心地よい風が吹き、暑いけど、蒸し暑くはない。
ベンチに腰を降ろし母親のケータイに掛けてみる。
二度掛けるが繋がらない。
まぁいいか。とりあえず休憩しよう。
休憩しながらツイートしていると母親から着信があった。
墓参りの影響などで道路が混んでいるらしい。
20分ほど待つと、遠くから歩いてくる父の姿が見えた。
車に乗ると、このまま父方先祖の墓参りに行くと言う。
霊園に着くと母親の膝具合を気にして見入ってしまう。
ピョコンピョコンと右足を庇いつつ歩いている。
買ってきた杖を出すかどうか迷いつつも、
大丈夫そうなので、そのまま後をついていった。
いつもなら家に帰る途中でラーを食べて行くのだが、
今回は珍しく家で夕食にしようと母が言う。
やはり膝具合が悪いからなのか?と思ってしまう。
「刺身でいいべ!?」
「刺身かぁ~・・・食いたいと思わないんだなぁ~」


去年の夏にコレを食べてから1年も経つというのに、
全く刺身、寿司系を食べたいと思わなくなっているのだ。
マズかったのではなく、凄く美味しかったのだが、
やはり一気に食べ過ぎた影響なのか、
まだ食べなくていいや!という感じなのだ。
じゃあ肉にするべ!と言うことになり、
B級グルメで知名度が上がったバラ焼きを作ってくれた。
僕のためにノンアルコールビアも買ってくれていた。
弟は友人の結婚式でいつ帰ってくるか分からないらしい。
いつも帰省すると地元関連の旅番組を見せてくれるのだが、
今回は観たいと思っていた火野さんの自転車旅だった。
あ~こんな感じの番組だったんだ~と見入った。
録画されていたのは地元編のみ。ん~全部録ってくれてれば・・・
おめ~の自転車もこういうのだが?
だいぶ自転車さ、ハマッちゃ~んだべ?
ほら、そごさオメェのブログ出力したのあるよ
「ん・・・?」
数冊のクリアファイルにブログ記事がたくさんあった。
(あれっ?こっちのブログって教えて無いけどなぁ・・・)
写真ブログの方は父PCのお気に入りに登録しておいたけど、
こっちのメインブログは教えていないはずだが・・・
とはいえ、何度か旅記事を出力したのを送っているので、
探そうと思えばすぐに見つけられるとは思うけど・・・
「楽しみにしてらんだぁ~」と父が母の方を指さす。
何も出力しなくても画面を見せれば済むことなのに・・・
母親にPCを触られるのが嫌なのか、
色々聞かれるのが面倒なのか、こうやって出力して、
母親に渡しているらしい・・・ったく。
と、いうことは最近の僕の様子は全部知っているワケだ。
あんなこと、こんなこと、話す事も知っているのだろう。
そう思うと、久しぶりの帰省なのに自分話題をする気にならなかった。
トーゼンながら地震の時の状況も、その後の色々も、
ブログを通して知っているのだろう、震災関連話も上がらない。
結局はTVに映っているものの話になってしまった。
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2人の芭蕉道1
久々に相方が土曜休みだし、天気も良さそうだし、
せっかくだから何処かへ行こうか?で挙がった行き先は・・・
前々から相方が歩いてみたいと行っていた峠越えの街道だった。
何度か候補に挙がりつつも、天候状況やタイミングに恵まれず、
深緑時期でもなく、紅葉時期でもない、シーズンオフだけど、
意外と葉の落ちた森林というのも相方の好みの風景である。
7時前にセットしたケータイアラームが鳴り、
寝ぼけたままにボタンを押し、そのまま布団に潜ったらしく、
相方に「そろそろ起きないと」と促された僕は、
「慌てない、慌てない、ひと休み、ひと休み」と答えたとか。
目ぼけていて僕には覚えがない。そんなこと言ったかも?
「で、今日は何があったんだっけ?」
「街道歩きに行くんでしょ!行かないの?」
ガバッと布団を跳ね上げ、急いで仕度を始めた。
今の季節の朝は寒い。ポケットに手をつっこみつつ、
肩を上げ、サムサムと人通りの少ない通りを駅へ向かった。
色んな旅番組に感化され、僕らには珍しく駅弁を買った。
車内で食べるつもりでなく、昼飯としてである。
8時過ぎの電車に揺られ北上する。
文庫本を読み、眠くなったら寝、起きたら車窓の景色を眺め、
再び文庫本を読み、眠くなって寝て・・・の繰り返し。
目的駅に着いたのは2時間半後の10時半だった。

鳴子から山形に少し入った無人駅・堺田。
降りたのは僕らだけだった。

ここを境に太平洋と日本海に分かれるんだぁ。
よく分からないけど、なんか面白いね。

説明看板があったけど、じっとしてると寒い。
とにかく歩きましょう、歩きましょう。

青空に恵まれて良かったなぁ~それだけでも来た甲斐がある。

相方にコンデジを渡したら構えたので、
固まりつつポーズするおっちゃん。の図。

で、歩き始めたと思ったら、いきなり写真撮りまくるので、
その様子を撮ってみた。というような図。

何にもないようで、こんな溜池?なんかもあって、
水草が浮かんでたりして、外側は寒くても内側はヌクッ♪

国道に出ると目の前に立派な建物があった。
芭蕉が奥の細道で泊まった宿「封人の家」
せっかくだから中を見学しますか?と窓口へ行くと、
受付の年配おじさんがニコニコしながら、
「もしかして今日、街道歩くんですか?」と聞いてきた。
「ええ、そうです」と相方が答えると、
「尿前まで?」「はいシトマエまで」
「地図かなんか持ってる?」「簡単なやつは・・・」
「じゃあ地図コピーしてあげるから、中入って見学してて」
見学料を払って建物内へ入った。

建物に入った瞬間に、燻した炭の香りに包まれる。
目の前には囲炉裏があり、鉄瓶が掛けられている。
部屋の中には書状や昔の農耕具などが展示されていた。
ぐるりと回って囲炉裏の所へ戻ると、
おじさんはニコニコしつつ地図のコピーを渡し、
「道中の無事を祈ってお茶を入れるから座って」と言う。
鉄瓶で湧かされたお茶を頂きつつ、
おじさんから建物の説明や、観光場所などの話をしていただいた。
「さ、さ、もう一杯入れます。二杯飲むと縁起が良いんですよ」
すると相方が「それって慌てないようにするためなんですよね」
「うん、そういうのもあるし、とにかく1杯は駄目なんだね、
昔から2杯茶って言ってね、お茶だけは2杯飲んで出掛けたんだよ」
そんな会話を聞きながら、今日の自分の寝言は確か・・・
「慌てない、慌てない、ひと休み、ひと休み」だったなと、
なんとなく予言者ふうに思ってしまうのだった。
おじさんに礼を言い、建物を出て頂いた資料をザックに入れていると、
中からおじさんが出てきて相方に木の棒を渡してくれた。
「1本しかないけど、これあると楽だからね、気をつけてね」

杖を片手に雰囲気は芭蕉的になったような・・・
「山形の人っていい人なんだねぇ~」
「どうして?」
「だって今から宮城に入るのに色々教えてくれて」
県境にある観光場所は、所によっては県内外の境で、
対応に差がある観光案内所があるらしい。

おじさんに教えられた通り国道を歩いていくと、
街道への入り口看板が見えた。さてさて参りましょうか。
10km歩けるかなぁ~大丈夫かなぁ~久々だしなぁ。

心の奥にある細道では不安が漂っていても、
心の手前の太道には楽しさが溢れだしていた。
パシャパシャウキウキと歩き出した・・・を撮られてた。

ホントのところは芭蕉さんがどうのってのは、
あんまり関係が無くて、純粋に昔の道というかね、
自然の中に整備されて残っている街道というのをね、
歩いてみたかっただけなんですね。

葉の落ちた木々が視野を広げてくれて、
その向こうに見える青々とした空が心地よい。

足首まで埋もれるような落ち葉の上を
ガサガサと二人の足音だけが鳴っている。

おじさんの話だと紅葉時期は散策客で賑わっているらしいが、
いまのところ誰とも出会っていない。
まだ歩き始め、そのうち誰か歩いている人いるかな?

道の途中に小さな沢があり、手頃に足を置く石が見つからずに、
ローカットのトレッキングシューズの僕は右往左往。
相方はハイカットのトレッキングシューズなので、
バシャバシャと向こう側にすんなり渡っていた。
何ぃ~?それでは吾輩が恥ずかしいではないか・・・と心で思い、
どうにか足の置き場を見つけて渡った。うぬぅ。

ほとんどが平坦な道でとても歩きやすい。
小さな沢を越えて少し歩くと、面白い橋があった。
こういう見慣れないモノがあると気分は更に上昇。
振り返ってパシャ!

義経がどうのこうのっていう神社。
とりあえずこういう社があると手を合わせ、
お邪魔させてもらってますと言って通り過ぎる。

何にもないけど・・・何かある。
誰もいないけど・・・その昔は賑わっていた。
そんな風に思いを馳せつつザックザック。

僕らのお供は青い空。いつも見守ってくれているような・・・
それぐらい青々と輝きに満ちていてエネルギッシュな空だ。

こんな避暑地的な名前の沢があったり・・・

ここは小さな橋があるから渡りやすい。
そこを渡りつつ地層に目が止まってしまう。

こういうのが好きな人もいるんだよなぁ~と横を見ると、
なんとなく相方の目がハートになっているような・・・
「わぁ~素敵な地層だわぁ~こういうの好きなのよねぇ」
おっ、こんな近くにいたゾ。

軽いアップダウン程度で歩きやすい道。
歩き始めは寒かったけど、それなりに身体も暖まり、
風は冷たいが、日光の暖かさもあって上着をザックにしまう。

またもや美しい地層が見えた。
あ、そこに居られるのはもしや・・・なんてね。
いやぁ~楽しいなぁ~。いいゾ!街道!
こんなん2人占めしていいのかなぁ~?って感じで、
バサバサザクザク音と一緒にウキウキワクワク音を高鳴らせた。
(つづく)
せっかくだから何処かへ行こうか?で挙がった行き先は・・・
前々から相方が歩いてみたいと行っていた峠越えの街道だった。
何度か候補に挙がりつつも、天候状況やタイミングに恵まれず、
深緑時期でもなく、紅葉時期でもない、シーズンオフだけど、
意外と葉の落ちた森林というのも相方の好みの風景である。
7時前にセットしたケータイアラームが鳴り、
寝ぼけたままにボタンを押し、そのまま布団に潜ったらしく、
相方に「そろそろ起きないと」と促された僕は、
「慌てない、慌てない、ひと休み、ひと休み」と答えたとか。
目ぼけていて僕には覚えがない。そんなこと言ったかも?
「で、今日は何があったんだっけ?」
「街道歩きに行くんでしょ!行かないの?」
ガバッと布団を跳ね上げ、急いで仕度を始めた。
今の季節の朝は寒い。ポケットに手をつっこみつつ、
肩を上げ、サムサムと人通りの少ない通りを駅へ向かった。
色んな旅番組に感化され、僕らには珍しく駅弁を買った。
車内で食べるつもりでなく、昼飯としてである。
8時過ぎの電車に揺られ北上する。
文庫本を読み、眠くなったら寝、起きたら車窓の景色を眺め、
再び文庫本を読み、眠くなって寝て・・・の繰り返し。
目的駅に着いたのは2時間半後の10時半だった。

鳴子から山形に少し入った無人駅・堺田。
降りたのは僕らだけだった。

ここを境に太平洋と日本海に分かれるんだぁ。
よく分からないけど、なんか面白いね。

説明看板があったけど、じっとしてると寒い。
とにかく歩きましょう、歩きましょう。

青空に恵まれて良かったなぁ~それだけでも来た甲斐がある。

相方にコンデジを渡したら構えたので、
固まりつつポーズするおっちゃん。の図。

で、歩き始めたと思ったら、いきなり写真撮りまくるので、
その様子を撮ってみた。というような図。

何にもないようで、こんな溜池?なんかもあって、
水草が浮かんでたりして、外側は寒くても内側はヌクッ♪

国道に出ると目の前に立派な建物があった。
芭蕉が奥の細道で泊まった宿「封人の家」
せっかくだから中を見学しますか?と窓口へ行くと、
受付の年配おじさんがニコニコしながら、
「もしかして今日、街道歩くんですか?」と聞いてきた。
「ええ、そうです」と相方が答えると、
「尿前まで?」「はいシトマエまで」
「地図かなんか持ってる?」「簡単なやつは・・・」
「じゃあ地図コピーしてあげるから、中入って見学してて」
見学料を払って建物内へ入った。

建物に入った瞬間に、燻した炭の香りに包まれる。
目の前には囲炉裏があり、鉄瓶が掛けられている。
部屋の中には書状や昔の農耕具などが展示されていた。
ぐるりと回って囲炉裏の所へ戻ると、
おじさんはニコニコしつつ地図のコピーを渡し、
「道中の無事を祈ってお茶を入れるから座って」と言う。
鉄瓶で湧かされたお茶を頂きつつ、
おじさんから建物の説明や、観光場所などの話をしていただいた。
「さ、さ、もう一杯入れます。二杯飲むと縁起が良いんですよ」
すると相方が「それって慌てないようにするためなんですよね」
「うん、そういうのもあるし、とにかく1杯は駄目なんだね、
昔から2杯茶って言ってね、お茶だけは2杯飲んで出掛けたんだよ」
そんな会話を聞きながら、今日の自分の寝言は確か・・・
「慌てない、慌てない、ひと休み、ひと休み」だったなと、
なんとなく予言者ふうに思ってしまうのだった。
おじさんに礼を言い、建物を出て頂いた資料をザックに入れていると、
中からおじさんが出てきて相方に木の棒を渡してくれた。
「1本しかないけど、これあると楽だからね、気をつけてね」

杖を片手に雰囲気は芭蕉的になったような・・・
「山形の人っていい人なんだねぇ~」
「どうして?」
「だって今から宮城に入るのに色々教えてくれて」
県境にある観光場所は、所によっては県内外の境で、
対応に差がある観光案内所があるらしい。

おじさんに教えられた通り国道を歩いていくと、
街道への入り口看板が見えた。さてさて参りましょうか。
10km歩けるかなぁ~大丈夫かなぁ~久々だしなぁ。

心の奥にある細道では不安が漂っていても、
心の手前の太道には楽しさが溢れだしていた。
パシャパシャウキウキと歩き出した・・・を撮られてた。

ホントのところは芭蕉さんがどうのってのは、
あんまり関係が無くて、純粋に昔の道というかね、
自然の中に整備されて残っている街道というのをね、
歩いてみたかっただけなんですね。

葉の落ちた木々が視野を広げてくれて、
その向こうに見える青々とした空が心地よい。

足首まで埋もれるような落ち葉の上を
ガサガサと二人の足音だけが鳴っている。

おじさんの話だと紅葉時期は散策客で賑わっているらしいが、
いまのところ誰とも出会っていない。
まだ歩き始め、そのうち誰か歩いている人いるかな?

道の途中に小さな沢があり、手頃に足を置く石が見つからずに、
ローカットのトレッキングシューズの僕は右往左往。
相方はハイカットのトレッキングシューズなので、
バシャバシャと向こう側にすんなり渡っていた。
何ぃ~?それでは吾輩が恥ずかしいではないか・・・と心で思い、
どうにか足の置き場を見つけて渡った。うぬぅ。

ほとんどが平坦な道でとても歩きやすい。
小さな沢を越えて少し歩くと、面白い橋があった。
こういう見慣れないモノがあると気分は更に上昇。
振り返ってパシャ!

義経がどうのこうのっていう神社。
とりあえずこういう社があると手を合わせ、
お邪魔させてもらってますと言って通り過ぎる。

何にもないけど・・・何かある。
誰もいないけど・・・その昔は賑わっていた。
そんな風に思いを馳せつつザックザック。

僕らのお供は青い空。いつも見守ってくれているような・・・
それぐらい青々と輝きに満ちていてエネルギッシュな空だ。

こんな避暑地的な名前の沢があったり・・・

ここは小さな橋があるから渡りやすい。
そこを渡りつつ地層に目が止まってしまう。

こういうのが好きな人もいるんだよなぁ~と横を見ると、
なんとなく相方の目がハートになっているような・・・
「わぁ~素敵な地層だわぁ~こういうの好きなのよねぇ」
おっ、こんな近くにいたゾ。

軽いアップダウン程度で歩きやすい道。
歩き始めは寒かったけど、それなりに身体も暖まり、
風は冷たいが、日光の暖かさもあって上着をザックにしまう。

またもや美しい地層が見えた。
あ、そこに居られるのはもしや・・・なんてね。
いやぁ~楽しいなぁ~。いいゾ!街道!
こんなん2人占めしていいのかなぁ~?って感じで、
バサバサザクザク音と一緒にウキウキワクワク音を高鳴らせた。
(つづく)
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2人の芭蕉道2
(1からのつづき)

避暑地風な名前の沢を越えテクテク歩き続けると、
やがて田畑が広がる開けた場所に出た。青空と山並みが美しい。

180度以上に広がる景色。左奥には農作業の車が動いている。
無意識ながら深呼吸を繰り返し、同じようにキレイだなぁを呟いた。

木々の色合いは失せつつあるのに、
青空と強い日光が鈍くなった景観に色味を与えているかのよう。

右から左、左から右と何往復も景観を楽しんで、
ようやく歩を進めた。開放的な場所で心も気持ちもワイド。

何気に道端のナニカに目が止まる。
「ん?なんだこの石?不思議な形だぞぉ~」

写真だとイマイチ伝わりにくいかもしれないけど、
石が柱のようになっていた。不思議だなぁ~。
石柱になっているエリアは、ほんの1mぐらい。
気になる。気になる。でも先を急ごう。まだ半分も来ていない。

しばらく歩くと農家の建物があり、
そこを過ぎると林の中へ入った。
開けた場所から、やや暗い林へ入ると、
今度は木々の隙間から射し込む光が美しい。
いやぁ~見所がたくさんで飽きないねぇ。
距離を考えると、うおっほ~いとなるけど、
そんな気持ちに傾く間もなく楽しいが続く道だった。

林を抜け、何度目かの社が見えた。
お邪魔してますと手を合わせ歩を進めると・・・

眼下に家並みが見え、国道が見えた。
「ここで一旦国道歩きになるみたいね」

ふかふか落ち葉絨毯の上とは違って、
舗道というのは足裏への負担が強い。
さて、時計の針は一時を過ぎた所だ。
途中に駅があるから、そこで昼飯にしよう。

ここも無人駅である。
都合の良いことに待合室には椅子とテーブルが備わっていた。
ここで駅弁食べて下さいと言われているかのようだ。

駅弁の旅みたいな番組でコレを食べてたんだよなぁ~
なんつ~か、ちょっと贅沢な感じもするけど、
たまには駅弁を味わうのも旅気分満喫で良いモノです。

僕はもちろん武将弁当の方。ゴージャスです。
それぞれが丁寧な味付けで、こだわりが伺えるものばかり。
いやぁ~旨い、旨い。

相方のも旨そう。しきりも凄いよねぇ。
駅弁に舌鼓を打つのは良いのだが、
歩いている時には暖まっていた体温も
休憩時間と共に急激に下がってきた。
急いで上着を羽織るものの、やはりジッとしてると寒い。
身支度を整え、後半戦を歩き始めた。

駅の横には古びたSLの姿が。

温泉場だから訪れる人も結構いるのかなぁ~?
熟年夫婦やら若者カップル。少数だけど駅前には観光客がいた。

再び山間部へ入る場所を目指して舗道を歩く。
足の裏が痛いなぁ~と思いつつ歩いていくと、
大きな温泉施設が見えてきた。
さらに温泉宿なども見え始め、湯気の上がるこんなのも。
ここで温泉に入って帰るのもいいかも?なんて思いつつ、
今回は歩きがメインと歩を進めた。

30分ほど歩いて山間部への入り口があった。
ここを入っていけば再び人気が無くなるのかな?

蛇行する緩やかな下り階段を降りていくと石畳が見えてきた。
大体山を歩いていて下りがあるということは、
その先に上りがあるということで、上りがあると言うことは、
その先に下りがあるということなのだ。

この区間最大の難所と言われている場所らしい。
そこそこ急な坂を上っていく、昼飯を食べた時に冷えた身体は、
またいつの間にか暖まり、ゼェゼェハァハァと歩を進めた。
難所といっても、上り下りが何度も連続するわけでもなく、
ある程度下り続けた後、上り続け、そして平坦な道になるので、
地味に足を動かしていればキツイと思う前に坂が終わっている感じ。

おじさんから頂いた案内地図の所要時間は2時間半となっていたが、
それなりに健脚な人か、完全に歩き目的な人じゃないと、
その所要時間では歩けないような気がする。
なんとなく、その地図を見て「単純計算で出した時間だな」と思った。
歩速が4km/hで距離が10kmだとすると、時間は2時間半だもの。
同じペースで平地を歩いた時の時間じゃないか・・・。
「慌てない、慌てない、ひと休み、ひと休み」と心の自分が言う。
林を抜け、再び国道に出た。少し歩くと道が分かれ、
車が通らない道を進んでいくと片手に寂れたスキー場が見えた。
かつては賑わいを見せてたであろう建物も、
いまやただのコンクリートの塊でしか無いんだな・・・
やがて道の脇に看板が見え、下りの階段が見えた。

反対から歩き始めたら、この階段は上りか・・・ゾクッ

木々が開けた場所から街並みが見えた。
街道はもうすぐ終わるけど、歩きはあそこまでなんだよな。

おっちゃんも降りてきました。階段の急な感じが分かるかな?
階段を降りると目の前には芭蕉の碑と関所跡が見えた。

何と書いてあるのか読めない感じだけど、
手前の柱にも、おじさんから頂いた地図にも内容が書いてあった。

関所なので。セキ所だから。ゴホッゴホッ。
しょうもな~。

かつてこの場所も立派な建物があったのでしょうね。

苔むした階段とか、何とも言えないナニカ感があります。

さて、とりあえず区間は歩いたぞ~。
あとは鳴子温泉郷の駅を目指して歩くべし、べし。
(つづく)

避暑地風な名前の沢を越えテクテク歩き続けると、
やがて田畑が広がる開けた場所に出た。青空と山並みが美しい。

180度以上に広がる景色。左奥には農作業の車が動いている。
無意識ながら深呼吸を繰り返し、同じようにキレイだなぁを呟いた。

木々の色合いは失せつつあるのに、
青空と強い日光が鈍くなった景観に色味を与えているかのよう。

右から左、左から右と何往復も景観を楽しんで、
ようやく歩を進めた。開放的な場所で心も気持ちもワイド。

何気に道端のナニカに目が止まる。
「ん?なんだこの石?不思議な形だぞぉ~」

写真だとイマイチ伝わりにくいかもしれないけど、
石が柱のようになっていた。不思議だなぁ~。
石柱になっているエリアは、ほんの1mぐらい。
気になる。気になる。でも先を急ごう。まだ半分も来ていない。

しばらく歩くと農家の建物があり、
そこを過ぎると林の中へ入った。
開けた場所から、やや暗い林へ入ると、
今度は木々の隙間から射し込む光が美しい。
いやぁ~見所がたくさんで飽きないねぇ。
距離を考えると、うおっほ~いとなるけど、
そんな気持ちに傾く間もなく楽しいが続く道だった。

林を抜け、何度目かの社が見えた。
お邪魔してますと手を合わせ歩を進めると・・・

眼下に家並みが見え、国道が見えた。
「ここで一旦国道歩きになるみたいね」

ふかふか落ち葉絨毯の上とは違って、
舗道というのは足裏への負担が強い。
さて、時計の針は一時を過ぎた所だ。
途中に駅があるから、そこで昼飯にしよう。

ここも無人駅である。
都合の良いことに待合室には椅子とテーブルが備わっていた。
ここで駅弁食べて下さいと言われているかのようだ。

駅弁の旅みたいな番組でコレを食べてたんだよなぁ~
なんつ~か、ちょっと贅沢な感じもするけど、
たまには駅弁を味わうのも旅気分満喫で良いモノです。

僕はもちろん武将弁当の方。ゴージャスです。
それぞれが丁寧な味付けで、こだわりが伺えるものばかり。
いやぁ~旨い、旨い。

相方のも旨そう。しきりも凄いよねぇ。
駅弁に舌鼓を打つのは良いのだが、
歩いている時には暖まっていた体温も
休憩時間と共に急激に下がってきた。
急いで上着を羽織るものの、やはりジッとしてると寒い。
身支度を整え、後半戦を歩き始めた。

駅の横には古びたSLの姿が。

温泉場だから訪れる人も結構いるのかなぁ~?
熟年夫婦やら若者カップル。少数だけど駅前には観光客がいた。

再び山間部へ入る場所を目指して舗道を歩く。
足の裏が痛いなぁ~と思いつつ歩いていくと、
大きな温泉施設が見えてきた。
さらに温泉宿なども見え始め、湯気の上がるこんなのも。
ここで温泉に入って帰るのもいいかも?なんて思いつつ、
今回は歩きがメインと歩を進めた。

30分ほど歩いて山間部への入り口があった。
ここを入っていけば再び人気が無くなるのかな?

蛇行する緩やかな下り階段を降りていくと石畳が見えてきた。
大体山を歩いていて下りがあるということは、
その先に上りがあるということで、上りがあると言うことは、
その先に下りがあるということなのだ。

この区間最大の難所と言われている場所らしい。
そこそこ急な坂を上っていく、昼飯を食べた時に冷えた身体は、
またいつの間にか暖まり、ゼェゼェハァハァと歩を進めた。
難所といっても、上り下りが何度も連続するわけでもなく、
ある程度下り続けた後、上り続け、そして平坦な道になるので、
地味に足を動かしていればキツイと思う前に坂が終わっている感じ。

おじさんから頂いた案内地図の所要時間は2時間半となっていたが、
それなりに健脚な人か、完全に歩き目的な人じゃないと、
その所要時間では歩けないような気がする。
なんとなく、その地図を見て「単純計算で出した時間だな」と思った。
歩速が4km/hで距離が10kmだとすると、時間は2時間半だもの。
同じペースで平地を歩いた時の時間じゃないか・・・。
「慌てない、慌てない、ひと休み、ひと休み」と心の自分が言う。
林を抜け、再び国道に出た。少し歩くと道が分かれ、
車が通らない道を進んでいくと片手に寂れたスキー場が見えた。
かつては賑わいを見せてたであろう建物も、
いまやただのコンクリートの塊でしか無いんだな・・・
やがて道の脇に看板が見え、下りの階段が見えた。

反対から歩き始めたら、この階段は上りか・・・ゾクッ

木々が開けた場所から街並みが見えた。
街道はもうすぐ終わるけど、歩きはあそこまでなんだよな。

おっちゃんも降りてきました。階段の急な感じが分かるかな?
階段を降りると目の前には芭蕉の碑と関所跡が見えた。

何と書いてあるのか読めない感じだけど、
手前の柱にも、おじさんから頂いた地図にも内容が書いてあった。

関所なので。セキ所だから。ゴホッゴホッ。
しょうもな~。

かつてこの場所も立派な建物があったのでしょうね。

苔むした階段とか、何とも言えないナニカ感があります。

さて、とりあえず区間は歩いたぞ~。
あとは鳴子温泉郷の駅を目指して歩くべし、べし。
(つづく)
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2人の芭蕉道3
(2からのつづき)

街道部分を歩ききると目の前には川と、
仮面ライダーが悪者と戦うような工事現場が広がっていた。
「なんか最後に情緒が無くなったなぁ~」と呟きつつ、
陽が明るいうちに歩き切れて良かったと胸をなで下ろす。

歩道を歩きながら何気に山並みに目が止まる。
「おおっ!ちょっとアレ見てみて!」と相方に告げる。

僕らにしか届かないメッセージのような・・・
なんとも言えないミラクル模様に感動。
「呼ばれてたんだね」「ホントそうだわぁ~」

前にも撮ったけど、撮っておこう。

足の裏が痛くなりつつテクテク歩く。
陽も傾きはじめ山並みを温かい光が照らしている。

民家群に突入すると、家の前に出ていたおばあさんに、
「こんにちは~」と挨拶すると「ご苦労様だねぇ~」と言われた。

道の脇の排水場には温泉なのか白濁した湯が流れていた。

もう少し、もう少し。のんびりマイペースで歩く。

おっ、これは初めて見たマンホールだなぁ。
民家群を抜けると温泉街へ出た。
一気に観光客の姿も多くなり、
若い女性グループが楽しそうに歩いていたり、
若いカップルが仲睦まじく道を歩いていた。
小腹も空いたし、どこか店に入ろうか・・・。
やっぱり最近の傾向から、入った店は・・・

蕎麦類がメインの定食屋だった。
相方はきのこそば(温)

僕はカレーそば(温)

かなり歩いたので、ざるそばも注文。
半分このつもりだったけど、ほぼ僕が食べた。

店内には僕らのみ。食事を運ぶと店主のおばさんは
入り口の営業中の札を裏返して準備中に変えていた。
最後の客だったようだ。
5時すぎの電車時間に間に合うように店を出ると、
外はすっかり暗闇んでいた。
駅の建物前にある足湯には若い女性グループが
足を浸して楽しそうに会話していた。
さてと、そろそろホームへ向かいますか・・・
帰りも2時間半の鈍行列車旅。
疲労感と満足感に満ちた2つの寝顔を乗せて、
電車は夜空の下を走っていく。
(おわり)
24711歩・19km・797kcal・48.3g

街道部分を歩ききると目の前には川と、
仮面ライダーが悪者と戦うような工事現場が広がっていた。
「なんか最後に情緒が無くなったなぁ~」と呟きつつ、
陽が明るいうちに歩き切れて良かったと胸をなで下ろす。

歩道を歩きながら何気に山並みに目が止まる。
「おおっ!ちょっとアレ見てみて!」と相方に告げる。

僕らにしか届かないメッセージのような・・・
なんとも言えないミラクル模様に感動。
「呼ばれてたんだね」「ホントそうだわぁ~」

前にも撮ったけど、撮っておこう。

足の裏が痛くなりつつテクテク歩く。
陽も傾きはじめ山並みを温かい光が照らしている。

民家群に突入すると、家の前に出ていたおばあさんに、
「こんにちは~」と挨拶すると「ご苦労様だねぇ~」と言われた。

道の脇の排水場には温泉なのか白濁した湯が流れていた。

もう少し、もう少し。のんびりマイペースで歩く。

おっ、これは初めて見たマンホールだなぁ。
民家群を抜けると温泉街へ出た。
一気に観光客の姿も多くなり、
若い女性グループが楽しそうに歩いていたり、
若いカップルが仲睦まじく道を歩いていた。
小腹も空いたし、どこか店に入ろうか・・・。
やっぱり最近の傾向から、入った店は・・・

蕎麦類がメインの定食屋だった。
相方はきのこそば(温)

僕はカレーそば(温)

かなり歩いたので、ざるそばも注文。
半分このつもりだったけど、ほぼ僕が食べた。

店内には僕らのみ。食事を運ぶと店主のおばさんは
入り口の営業中の札を裏返して準備中に変えていた。
最後の客だったようだ。
5時すぎの電車時間に間に合うように店を出ると、
外はすっかり暗闇んでいた。
駅の建物前にある足湯には若い女性グループが
足を浸して楽しそうに会話していた。
さてと、そろそろホームへ向かいますか・・・
帰りも2時間半の鈍行列車旅。
疲労感と満足感に満ちた2つの寝顔を乗せて、
電車は夜空の下を走っていく。
(おわり)
24711歩・19km・797kcal・48.3g
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久し蕎麦旅2
自転車タイヤの空気漏れを詫びに観光案内所へ。
おじさんが客の応対をしているので、おばさんにその旨を伝えると、
「ああ、それは申し訳ございません、代わりに別のを使いますか?」と、
申し訳顔の僕らに逆申し訳顔をしてくる。
客の応対途中だったおじさんにおばさんが軽く言う。
「あら~それは申し訳ございません、朝点検した時は大丈夫だったんですけど」
最初は問題なく乗れた事と、帰り道に空気抜けに気付いたと言い、
この修理代等をお支払いしますと申し出ると、
「それはこちらの不備ですので、申し訳ございません」と謝られる。
とりあえずメインの蕎麦旅は達成してるし、
自転車はこれで充分なので・・・と案内所を出る。
やれやれ、すっかり暑くなってしまった。
駅前の喫煙所で一服していると、案内書のおじさんが出てきて、
遠くの方をじっと眺めている。そして振り返りざまに目が合うと、
「先ほどの自転車のお客さん?」と僕の顔を記憶と照合した顔をする。
「ええ、どうもすみませんでした」と言うと手招きされる。
(やっぱ修理代とかの話かなぁ~)と後をついていくと、
「この度はこちらの不備で大変ご迷惑をお掛けして・・・」
なんて言いだし「1台分の代金はお返しします」と小銭を出す。
押し問答をしても全く引かず、仕方なく1台分の料金を引き取った。
ちゃんと聞き取れなかったが、昨日も同じ事があったらしい。
勝手な僕の想像では、昨日も同じ自転車で空気漏れがあって、
空気を入れて朝に確認したら問題なかったので貸したら、
やっぱり空気が抜けてしまった。と、言うことなのかな?
良く分からないけど、蕎麦屋までの交通料金は300円で済んだことに。
蕎麦屋の方といい、案内所の方といい、
新庄は人間味豊かな街という印象が強く残った。
引き取った代金はお土産購入を少し多めにして、
地場に旅金を落としたということで自己納得するカタチに・・・

さて、自転車も返してしまったし、徒歩散策するか・・・
当初、何も問題がなければ寄っていたスーパーへ向かった。
スーパーに用事があるのではなく、出店に用があるのだ。
寒くなったら・・・味まん。相方の好物である。

地図を見ながらぶらぶらと歩いていくと、
スーパーの看板が見えてきた。
イシシッと足早に味まん売場に向かうと・・・
「只今昼食休憩中13時~14時迄」の文字。
「蕎麦で満腹だし、家に頂きお菓子もいろいろあるし・・・
きっと今回は呼ばれていなかったんだわ~」
ぶつぶつと自分を納得させている相方。
どうする?待つ?帰る?と聞くと「・・・帰る」
当初は蕎麦を二軒ぐらいと考えていたけれど、
一軒目で満腹&満足値が膨れあがったので・・・
2時過ぎの電車で帰路に着くことに。
ガタンゴトンと揺られていると、
ふと切符の事が頭に浮かんできた。
「これって途中下車したほうがいい切符?」
「ん?新庄までで元はとっくに取れてるから・・・」
「ふ~ん、でも途中下車すればもっと良いよね」
「えっ?どっか行くの?」
「せっかくこっちまで来てるし・・・天童で降りっか!?」
「いいけど・・・入るかなぁ~」
「満腹感あるけど、俺は入る気がする」

この店に来るのも三回目かぁ・・・。
あの硬めの麺が恋しくて、しかも今日は旨い麺を食べた後。
食べ比べ理由ではないけれど、どうなのか?に胸躍る。

次に来るときは板そばを・・・と前回言って帰ったけど、
満腹感が持続してるので、ざる2つ。
相方は入らないと思うと言うので、相方の残りは引き受ける形。

「う~ん、やっぱりここのも美味しいわねぇ~」
「うん、甲乙付けがたし。今日のは特に旨いな!」
「新そばだからかしら~?でも去年もこの時期来てるね」
「なんか分からないけど、今日のは今までで一番旨い」
「あっちのも美味しかったし、両方とも好きだわ~」
食べられそうだけど・・・後で(満腹感が)くるから止めとく。
相方の残した3分の2もペロリと僕の胃袋へ・・・
「けっこう満腹だったけど美味しく食べられたな」
「うん、やっぱりここの蕎麦は美味しいわぁ~」

満腹&満足2。こんなに旨いのに値段はその辺のと同じ。
そんな当たり前の事を思いつつ駅へ戻った。

時計の針は5時。さてと帰りますか・・・。
なんだかんだで万歩計は10.5kmの数値。
毎日これぐらい運動してればなぁ~。
(おわり)
おじさんが客の応対をしているので、おばさんにその旨を伝えると、
「ああ、それは申し訳ございません、代わりに別のを使いますか?」と、
申し訳顔の僕らに逆申し訳顔をしてくる。
客の応対途中だったおじさんにおばさんが軽く言う。
「あら~それは申し訳ございません、朝点検した時は大丈夫だったんですけど」
最初は問題なく乗れた事と、帰り道に空気抜けに気付いたと言い、
この修理代等をお支払いしますと申し出ると、
「それはこちらの不備ですので、申し訳ございません」と謝られる。
とりあえずメインの蕎麦旅は達成してるし、
自転車はこれで充分なので・・・と案内所を出る。
やれやれ、すっかり暑くなってしまった。
駅前の喫煙所で一服していると、案内書のおじさんが出てきて、
遠くの方をじっと眺めている。そして振り返りざまに目が合うと、
「先ほどの自転車のお客さん?」と僕の顔を記憶と照合した顔をする。
「ええ、どうもすみませんでした」と言うと手招きされる。
(やっぱ修理代とかの話かなぁ~)と後をついていくと、
「この度はこちらの不備で大変ご迷惑をお掛けして・・・」
なんて言いだし「1台分の代金はお返しします」と小銭を出す。
押し問答をしても全く引かず、仕方なく1台分の料金を引き取った。
ちゃんと聞き取れなかったが、昨日も同じ事があったらしい。
勝手な僕の想像では、昨日も同じ自転車で空気漏れがあって、
空気を入れて朝に確認したら問題なかったので貸したら、
やっぱり空気が抜けてしまった。と、言うことなのかな?
良く分からないけど、蕎麦屋までの交通料金は300円で済んだことに。
蕎麦屋の方といい、案内所の方といい、
新庄は人間味豊かな街という印象が強く残った。
引き取った代金はお土産購入を少し多めにして、
地場に旅金を落としたということで自己納得するカタチに・・・

さて、自転車も返してしまったし、徒歩散策するか・・・
当初、何も問題がなければ寄っていたスーパーへ向かった。
スーパーに用事があるのではなく、出店に用があるのだ。
寒くなったら・・・味まん。相方の好物である。

地図を見ながらぶらぶらと歩いていくと、
スーパーの看板が見えてきた。
イシシッと足早に味まん売場に向かうと・・・
「只今昼食休憩中13時~14時迄」の文字。
「蕎麦で満腹だし、家に頂きお菓子もいろいろあるし・・・
きっと今回は呼ばれていなかったんだわ~」
ぶつぶつと自分を納得させている相方。
どうする?待つ?帰る?と聞くと「・・・帰る」
当初は蕎麦を二軒ぐらいと考えていたけれど、
一軒目で満腹&満足値が膨れあがったので・・・
2時過ぎの電車で帰路に着くことに。
ガタンゴトンと揺られていると、
ふと切符の事が頭に浮かんできた。
「これって途中下車したほうがいい切符?」
「ん?新庄までで元はとっくに取れてるから・・・」
「ふ~ん、でも途中下車すればもっと良いよね」
「えっ?どっか行くの?」
「せっかくこっちまで来てるし・・・天童で降りっか!?」
「いいけど・・・入るかなぁ~」
「満腹感あるけど、俺は入る気がする」

この店に来るのも三回目かぁ・・・。
あの硬めの麺が恋しくて、しかも今日は旨い麺を食べた後。
食べ比べ理由ではないけれど、どうなのか?に胸躍る。

次に来るときは板そばを・・・と前回言って帰ったけど、
満腹感が持続してるので、ざる2つ。
相方は入らないと思うと言うので、相方の残りは引き受ける形。

「う~ん、やっぱりここのも美味しいわねぇ~」
「うん、甲乙付けがたし。今日のは特に旨いな!」
「新そばだからかしら~?でも去年もこの時期来てるね」
「なんか分からないけど、今日のは今までで一番旨い」
「あっちのも美味しかったし、両方とも好きだわ~」
食べられそうだけど・・・後で(満腹感が)くるから止めとく。
相方の残した3分の2もペロリと僕の胃袋へ・・・
「けっこう満腹だったけど美味しく食べられたな」
「うん、やっぱりここの蕎麦は美味しいわぁ~」

満腹&満足2。こんなに旨いのに値段はその辺のと同じ。
そんな当たり前の事を思いつつ駅へ戻った。

時計の針は5時。さてと帰りますか・・・。
なんだかんだで万歩計は10.5kmの数値。
毎日これぐらい運動してればなぁ~。
(おわり)
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久し蕎麦旅1
眠い目をこすり、ぼんやりしながら体を起こす。
窓の外は朝焼けに赤く染まっている。普段なら寝ている時間帯だ。
昨日の夕方前、心計画していたのか相方が蕎麦旅を提案してきた。
何度か計画に上がりつつも天候や予定などでタイミングが合わず、
延ばし延ばしになっていた隣県北部の蕎麦屋旅。
昔、知人に連れられていった事があるらしく、
相方にとっては記憶上位の蕎麦屋らしい、否が応でも期待値は膨れる。

秋風が針のように服の上から刺してくる。
肌寒いと言うよりは肌痛いというような朝の気温、
そんな6時すぎの通りを駅へイソイソと向かった。
7時過ぎの電車に揺られ、車中は睡眠と読書で過ごす。
時折、車窓の向こうに顔を向け景色の彩りを楽しんだ。
低山はまだ、紅葉には少し早いようだ。

鈍行列車に揺られること約3時間、目的駅に到着する。
家を出た頃の痛寒い気温もこの時間帯は丁度良く上がっている。
改札を出て構内にある観光案内所に向かう。
そこでレンタサイクルを借りる。1回300円。
人の良さそうなおじさんが自転車置き場を案内してくれ、
簡単に店までの行き方を教えてもらって出発。
見知らぬ土地を自転車で走るのも何度目だろう・・・
相方が用意していたプリント地図を見ながら、
道路看板を確認しながら自転車を走らせる。

昔話の舞台なのか商店街の道路脇にはキツネやカワウソの銅像がある。
それらを見下ろしつつ先を急ぐ、急ぐと言っても必死に漕ぐわけではなく、
見知らぬ土地だし、道を間違えたら?という思いで、
こっちで良いんだよな?という思いを抱えて漕いでいる。

前回の上山蕎麦旅と似たような景色が目の前に広がってきた。
道路看板と地図を見ながら、距離感を想定して走っていると、
目印の国道が頭上を走っていた。同じ名前の国道が2本走っていて、
手前の国道を見過ごして奥まで来てしまったらしい。
あれ?と言いながら道を引き返すと同じ名前の国道看板が見えた。

歩道のほとんどない道を走っていくと、
やがて田んぼの奥に今回の目的地である蕎麦屋が見えた。
時計を確認すると10時40分頃だった。
店は11時開店、とりあえず店先まで行ってみよう。

店先にあった灰皿で一服しつつ少し時間を潰し、
一応扉が開いてるし入ってみよう!と店内へ・・・。

調理場で準備作業をしているおばさんに挨拶をすると、
どうぞどうぞ、お好きなところへお掛け下さいと言われた。
僕らが最初の客である。窓側の席に腰掛け窓の向こうを眺めると、
外気との温度差なのか窓全体が曇っていて景色は見えない。
熱いそば茶をすすりながら注文を決め、
おばさんを呼んで注文すると「今日はどちらから?」と聞かれる。
それに答えると「自転車で来られたんですか?」と続ける。
「駅からレンタサイクルで・・・」と言うと、
「遠いところからわざわざありがとうございます」と笑顔を頂く。
そこまで遠くも無いけれど・・・貸し自転車で来る客は珍しいのか?

蕎麦が運ばれるまで漬物を味わう。
塩加減も丁度良く、美味しい漬物だ。
蕎麦の寒天らしいが、甘味があってこれも旨い。

蕎麦と一緒に注文したそばがき。かいもづというらしい。
タレはクルミ、納豆、なめこの三種類あって納豆を頼んだ。
美味しい美味しいと食べていると、
「これも付けて食べてみて」と味噌を持ってきた。
もろみ味噌のような感じで、これもなかなか美味しい。
すると、味噌タレが添えられたそばがきが入った小皿を持ってきて、
「これはオマケです」と愛想良く微笑んだ。

そばがきに舌鼓を打っていると板そばが運ばれてきた。
僕は太めの田舎。

相方は温かい鴨つゆに田舎とやや細の新田舎の合盛り。
そばがき用なのか、普通のそばつゆも用意され、
相方は鴨つゆ、冷つゆと交互に味を楽しんでいた。僕も少々味わった。
そうしていると「これも付けてみて」と、
そばがき用のクルミだれを持ってきた。至れり尽くせりである。

そんなこんなで、たった一組の注文なのに、
テーブルには小皿がたくさん並んでしまった。
次々入ってくると思っていた客はまだ入ってこず・・・
貸し切り状態で美味しい蕎麦を堪能する。
順位付けなど無用なものだが、個人的には上位である。
太めの田舎は噛み応えもありながらほどよい食感。
つゆも丁度良いし、量も問題ない。
誰も居ない店内で二人は何度も頷きながら味わった。
蕎麦湯も別に作っているのか、1番客なのに濃厚で、
トロリと白濁した相方好みのものだった。
来た甲斐があったねぇ~と満腹&満足感に抱かれて、
会計に行くと、調理場の奥から店主がこちらを見て、
「遠くからわざわざどうもありがとうございます」とお礼を言われた。
なんだかとっても人柄の良い店で更に満足値が膨れあがった。
おつりを渡しつつおばさんが「これからどちらへ?」と聞いてきた。
「あとはぶらぶら散策しながら駅へ戻ります」
「そうですか、それではお気をつけてお帰り下さい」

店の外で「旨かったねぇ~」と言いつつ僕は食後の一服。
時計の針は12時を差そうというところだ。
これから混むのかな?さてと、じゃあのんびり帰りますか?

相方にデジカメを渡し撮ってもらった、
意識しつつ無意識を装った自転車漕ぎ光景。

相方を先に走らせ、漕ぎながらパシャ。
こんな事をしてても歩いてる人は周りにいません。
自転車を漕いでる人も僕らのみ。車が勢いよく走り抜けるばかり。

蕎麦屋を出てすぐぐらいから違和感のあった自転車。
なんか路面の凸凹が直にサドルに伝わってくるような・・・
信号待ちで立ち止まった時に後輪を握ってみるとプニャ。
あちゃちゃ・・・空気が抜けてるやん。パンク?空気抜け?
借り物だしなぁ・・・と自転車を降りて押して歩くことに。
気温はなんだかどんどん上がり、夏のような陽射し。
そんな中をひたすら自転車を押しつつ、自転車屋を探しつつ。

結局、自転車屋を見つけることが出来ないまま駅に到着。
自転車置き場に止め、観光案内所へ謝りに向かった。
(つづく)
窓の外は朝焼けに赤く染まっている。普段なら寝ている時間帯だ。
昨日の夕方前、心計画していたのか相方が蕎麦旅を提案してきた。
何度か計画に上がりつつも天候や予定などでタイミングが合わず、
延ばし延ばしになっていた隣県北部の蕎麦屋旅。
昔、知人に連れられていった事があるらしく、
相方にとっては記憶上位の蕎麦屋らしい、否が応でも期待値は膨れる。

秋風が針のように服の上から刺してくる。
肌寒いと言うよりは肌痛いというような朝の気温、
そんな6時すぎの通りを駅へイソイソと向かった。
7時過ぎの電車に揺られ、車中は睡眠と読書で過ごす。
時折、車窓の向こうに顔を向け景色の彩りを楽しんだ。
低山はまだ、紅葉には少し早いようだ。

鈍行列車に揺られること約3時間、目的駅に到着する。
家を出た頃の痛寒い気温もこの時間帯は丁度良く上がっている。
改札を出て構内にある観光案内所に向かう。
そこでレンタサイクルを借りる。1回300円。
人の良さそうなおじさんが自転車置き場を案内してくれ、
簡単に店までの行き方を教えてもらって出発。
見知らぬ土地を自転車で走るのも何度目だろう・・・
相方が用意していたプリント地図を見ながら、
道路看板を確認しながら自転車を走らせる。

昔話の舞台なのか商店街の道路脇にはキツネやカワウソの銅像がある。
それらを見下ろしつつ先を急ぐ、急ぐと言っても必死に漕ぐわけではなく、
見知らぬ土地だし、道を間違えたら?という思いで、
こっちで良いんだよな?という思いを抱えて漕いでいる。

前回の上山蕎麦旅と似たような景色が目の前に広がってきた。
道路看板と地図を見ながら、距離感を想定して走っていると、
目印の国道が頭上を走っていた。同じ名前の国道が2本走っていて、
手前の国道を見過ごして奥まで来てしまったらしい。
あれ?と言いながら道を引き返すと同じ名前の国道看板が見えた。

歩道のほとんどない道を走っていくと、
やがて田んぼの奥に今回の目的地である蕎麦屋が見えた。
時計を確認すると10時40分頃だった。
店は11時開店、とりあえず店先まで行ってみよう。

店先にあった灰皿で一服しつつ少し時間を潰し、
一応扉が開いてるし入ってみよう!と店内へ・・・。

調理場で準備作業をしているおばさんに挨拶をすると、
どうぞどうぞ、お好きなところへお掛け下さいと言われた。
僕らが最初の客である。窓側の席に腰掛け窓の向こうを眺めると、
外気との温度差なのか窓全体が曇っていて景色は見えない。
熱いそば茶をすすりながら注文を決め、
おばさんを呼んで注文すると「今日はどちらから?」と聞かれる。
それに答えると「自転車で来られたんですか?」と続ける。
「駅からレンタサイクルで・・・」と言うと、
「遠いところからわざわざありがとうございます」と笑顔を頂く。
そこまで遠くも無いけれど・・・貸し自転車で来る客は珍しいのか?

蕎麦が運ばれるまで漬物を味わう。
塩加減も丁度良く、美味しい漬物だ。
蕎麦の寒天らしいが、甘味があってこれも旨い。

蕎麦と一緒に注文したそばがき。かいもづというらしい。
タレはクルミ、納豆、なめこの三種類あって納豆を頼んだ。
美味しい美味しいと食べていると、
「これも付けて食べてみて」と味噌を持ってきた。
もろみ味噌のような感じで、これもなかなか美味しい。
すると、味噌タレが添えられたそばがきが入った小皿を持ってきて、
「これはオマケです」と愛想良く微笑んだ。

そばがきに舌鼓を打っていると板そばが運ばれてきた。
僕は太めの田舎。

相方は温かい鴨つゆに田舎とやや細の新田舎の合盛り。
そばがき用なのか、普通のそばつゆも用意され、
相方は鴨つゆ、冷つゆと交互に味を楽しんでいた。僕も少々味わった。
そうしていると「これも付けてみて」と、
そばがき用のクルミだれを持ってきた。至れり尽くせりである。

そんなこんなで、たった一組の注文なのに、
テーブルには小皿がたくさん並んでしまった。
次々入ってくると思っていた客はまだ入ってこず・・・
貸し切り状態で美味しい蕎麦を堪能する。
順位付けなど無用なものだが、個人的には上位である。
太めの田舎は噛み応えもありながらほどよい食感。
つゆも丁度良いし、量も問題ない。
誰も居ない店内で二人は何度も頷きながら味わった。
蕎麦湯も別に作っているのか、1番客なのに濃厚で、
トロリと白濁した相方好みのものだった。
来た甲斐があったねぇ~と満腹&満足感に抱かれて、
会計に行くと、調理場の奥から店主がこちらを見て、
「遠くからわざわざどうもありがとうございます」とお礼を言われた。
なんだかとっても人柄の良い店で更に満足値が膨れあがった。
おつりを渡しつつおばさんが「これからどちらへ?」と聞いてきた。
「あとはぶらぶら散策しながら駅へ戻ります」
「そうですか、それではお気をつけてお帰り下さい」

店の外で「旨かったねぇ~」と言いつつ僕は食後の一服。
時計の針は12時を差そうというところだ。
これから混むのかな?さてと、じゃあのんびり帰りますか?

相方にデジカメを渡し撮ってもらった、
意識しつつ無意識を装った自転車漕ぎ光景。

相方を先に走らせ、漕ぎながらパシャ。
こんな事をしてても歩いてる人は周りにいません。
自転車を漕いでる人も僕らのみ。車が勢いよく走り抜けるばかり。

蕎麦屋を出てすぐぐらいから違和感のあった自転車。
なんか路面の凸凹が直にサドルに伝わってくるような・・・
信号待ちで立ち止まった時に後輪を握ってみるとプニャ。
あちゃちゃ・・・空気が抜けてるやん。パンク?空気抜け?
借り物だしなぁ・・・と自転車を降りて押して歩くことに。
気温はなんだかどんどん上がり、夏のような陽射し。
そんな中をひたすら自転車を押しつつ、自転車屋を探しつつ。

結局、自転車屋を見つけることが出来ないまま駅に到着。
自転車置き場に止め、観光案内所へ謝りに向かった。
(つづく)
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チャリそばリング1
さてさて連休最終日も曇天模様です。
曇天日は山方面に行くのもアレだし・・・ということで、
(景観が悪いと写真撮ってもねぇ・・・とか色々ね)
久しぶりの蕎麦旅をすることに。昨日のポタはこの日の伏線です。
チャリンコでどのくらいの距離を走ったら疲れて、
どのくらいの時間を走ったら、どれくらい距離進むとか、
まぁ、昨日のぶらり散策も無駄では無いのですね。
蕎麦と言えば隣県。隣県の天気予報を確かめると・・・
北部は降水確率高めだけど南部は降水確率は低い。
いつも思うんだけど傘マークになってての20%と
晴れマークになってての20%の違いって・・・何なんでしょう?
まぁ、そういう面倒な考えは奥の方へ追いやって、
8時過ぎの電車に揺られ山形で乗り換え・・・やや南部へ

10時過ぎに上山駅へ到着。

そう言えば至る所にカカシの姿が・・・祭り期間中のようです。
駅で小休憩し、プリント地図を頼りに向かった先は自転車屋さん。
レンタサイクルがあるとかで、まずは足を調達~♪
有名な蕎麦屋さんって車じゃないと行けないの多くてねぇ・・・
タクシーで13分なんていうけど往復で結構お金掛かるからね、
こういう時はエコでもあり、運動にもなるチャリで充分ッス!

駅にも立派なバイシクルマン(熟年)がバッチシウェアで
流線型のヘルメット被ってシャ~ッと出て行ったけど、
自転車屋さんに居た常連さんもオゥオウゥな自転車だ。
ちょうど子供二人が空気入れにやって来て、
入れ替わりで出て行くオッちゃんバイシクルマンに
アレコレ聞いてヒーロー視線的な羨望の眼差し。
ヒーローが去った後、僕らのためにママチャリ2台が出されました。
少年達の頭には「?」が灯っていましたが、
愛想の良いあんちゃんに見送られて出発。
自転車屋から50mぐらいの所で立ち止まって、
相方の持ってきたプリント地図を確認。
ココがココだから、蕎麦屋はコッチで、○号線は向こうで・・・
地図をぐるぐる回しながら方向を定め、
見知らぬ土地をヨイショッと漕いでいきます。

橋の上で川を眺めたり、田舎風景に浮いてる高層ビルを眺めたり、
昨日の散策疲労なのかペダルが重く感じられつつヨイショッ

率先して前を走って道を間違えたり・・・
何度か地図を見て、目的地へ向かいます。

曇天の霞具合が山並みをノスタルジィに見せているような・・・

ここはまだ刈られていないねぇ~なんて会話しても、
歩道を歩いている人なんておりません。
のどかな田園地帯をエッチラオッチラ漕いでいきます。
「はぁ、はぁ、あ、暑くなってきたわ」
「じゃあ休憩するぅ?」
「飲み物が無いんだよね・・・」
「え~っ何も持っていないの~自販機なんて無いんじゃない?」
「まぁ、とにかく先へ進もう・・・」
途中、酒屋があって、店の前の自販機で水購入
グビッグビッと飲んで元気復活♪
この学校を過ぎたら・・・あっ看板があった!

果樹園っぽい所を看板を頼りに進んでいきます。

やった~!やっと着いたぞ~!
時刻は11時過ぎ。開店したばかりでした。
店員の姿は見えないけど座敷に客の姿があるので中へ。
注文聞きに来ないなぁ~なんて思っていたら、
店の人がチラッとこちらを見に来て
「注文はこちらでお願いします」
注文をすると番号札を渡される仕組みらしい。
番号札をテーブルに置いて待っていると・・・

薬味と漬物が運ばれてきました。
先に箸をつけた相方の顔が微妙に変わる。
「んと、結構しょっぱいよ」
しょっぱいのは地元で慣れてる・・・と思いきや、
思い描いていたより数倍しょっぱかった。
まぁ自転車漕ぐこと1時間。塩分補給で+-ゼロ?

相方が食べなくちゃ!と言っていた蕎麦がき。
胡麻と納豆があって胡麻を注文しました。
ふわふわとした食感にゴマだれが合ってお菓子のよう。
味、食感、風味、文句なしに旨いです。

お待ちかねの「もりそば(大)」
一口すすると蕎麦の香りが鼻に抜けていきます。
二口目からはそんなに感じなくなりますが・・・
コシはあるけど固い麺では無いですね。
つゆは鰹ダシなのかな?相方が旨いと言っていました。
そば湯も白くトロリとして量も多くて嬉しい。
ん~まずまず美味しい蕎麦なんじゃない?納得の味だね。
座敷を見まわすと30分程度でテーブルがやや埋まり状態。
こんな市街地から離れているのに凄いですね。

さて・・・戻りますか・・・
自転車漕いで片道1時間。それなりに疲労感あり。
気持ち満足で来た道を戻りましょう~!

漕ぎ始めて数分。
あれっ?漕がなくても進むぞ~スピードが上がるぅ~。
どうやら見た目は平坦な道でしたが、
行きの道は緩やかな上り坂になっていたようです。
帰りは下り坂。こういうのは自転車ならではの道感覚ですな。
全くペダルを漕がなくてもスイスイ進んでいきます。

走りながら撮っていますが足が止まっているでしょ?

ちょっと止まって相方にカメラを渡して、
おっちゃんのチャリ姿も撮ってもらいました。
さすがに走っているところ・・・とは言えないので。

下り坂だから・・・と言っても時間的にはそんなに・・・
画像データの時間を見て、そう思ったのですが、
そういえば途中、古本屋に寄ったりしました。
さて、メイン目的は達成しましたが時刻はまだ12時過ぎ。
このまま自転車返して帰るのも・・・
<後半へつづく>
曇天日は山方面に行くのもアレだし・・・ということで、
(景観が悪いと写真撮ってもねぇ・・・とか色々ね)
久しぶりの蕎麦旅をすることに。昨日のポタはこの日の伏線です。
チャリンコでどのくらいの距離を走ったら疲れて、
どのくらいの時間を走ったら、どれくらい距離進むとか、
まぁ、昨日のぶらり散策も無駄では無いのですね。
蕎麦と言えば隣県。隣県の天気予報を確かめると・・・
北部は降水確率高めだけど南部は降水確率は低い。
いつも思うんだけど傘マークになってての20%と
晴れマークになってての20%の違いって・・・何なんでしょう?
まぁ、そういう面倒な考えは奥の方へ追いやって、
8時過ぎの電車に揺られ山形で乗り換え・・・やや南部へ

10時過ぎに上山駅へ到着。

そう言えば至る所にカカシの姿が・・・祭り期間中のようです。
駅で小休憩し、プリント地図を頼りに向かった先は自転車屋さん。
レンタサイクルがあるとかで、まずは足を調達~♪
有名な蕎麦屋さんって車じゃないと行けないの多くてねぇ・・・
タクシーで13分なんていうけど往復で結構お金掛かるからね、
こういう時はエコでもあり、運動にもなるチャリで充分ッス!

駅にも立派なバイシクルマン(熟年)がバッチシウェアで
流線型のヘルメット被ってシャ~ッと出て行ったけど、
自転車屋さんに居た常連さんもオゥオウゥな自転車だ。
ちょうど子供二人が空気入れにやって来て、
入れ替わりで出て行くオッちゃんバイシクルマンに
アレコレ聞いてヒーロー視線的な羨望の眼差し。
ヒーローが去った後、僕らのためにママチャリ2台が出されました。
少年達の頭には「?」が灯っていましたが、
愛想の良いあんちゃんに見送られて出発。
自転車屋から50mぐらいの所で立ち止まって、
相方の持ってきたプリント地図を確認。
ココがココだから、蕎麦屋はコッチで、○号線は向こうで・・・
地図をぐるぐる回しながら方向を定め、
見知らぬ土地をヨイショッと漕いでいきます。

橋の上で川を眺めたり、田舎風景に浮いてる高層ビルを眺めたり、
昨日の散策疲労なのかペダルが重く感じられつつヨイショッ

率先して前を走って道を間違えたり・・・
何度か地図を見て、目的地へ向かいます。

曇天の霞具合が山並みをノスタルジィに見せているような・・・

ここはまだ刈られていないねぇ~なんて会話しても、
歩道を歩いている人なんておりません。
のどかな田園地帯をエッチラオッチラ漕いでいきます。
「はぁ、はぁ、あ、暑くなってきたわ」
「じゃあ休憩するぅ?」
「飲み物が無いんだよね・・・」
「え~っ何も持っていないの~自販機なんて無いんじゃない?」
「まぁ、とにかく先へ進もう・・・」
途中、酒屋があって、店の前の自販機で水購入
グビッグビッと飲んで元気復活♪
この学校を過ぎたら・・・あっ看板があった!

果樹園っぽい所を看板を頼りに進んでいきます。

やった~!やっと着いたぞ~!
時刻は11時過ぎ。開店したばかりでした。
店員の姿は見えないけど座敷に客の姿があるので中へ。
注文聞きに来ないなぁ~なんて思っていたら、
店の人がチラッとこちらを見に来て
「注文はこちらでお願いします」
注文をすると番号札を渡される仕組みらしい。
番号札をテーブルに置いて待っていると・・・

薬味と漬物が運ばれてきました。
先に箸をつけた相方の顔が微妙に変わる。
「んと、結構しょっぱいよ」
しょっぱいのは地元で慣れてる・・・と思いきや、
思い描いていたより数倍しょっぱかった。
まぁ自転車漕ぐこと1時間。塩分補給で+-ゼロ?

相方が食べなくちゃ!と言っていた蕎麦がき。
胡麻と納豆があって胡麻を注文しました。
ふわふわとした食感にゴマだれが合ってお菓子のよう。
味、食感、風味、文句なしに旨いです。

お待ちかねの「もりそば(大)」
一口すすると蕎麦の香りが鼻に抜けていきます。
二口目からはそんなに感じなくなりますが・・・
コシはあるけど固い麺では無いですね。
つゆは鰹ダシなのかな?相方が旨いと言っていました。
そば湯も白くトロリとして量も多くて嬉しい。
ん~まずまず美味しい蕎麦なんじゃない?納得の味だね。
座敷を見まわすと30分程度でテーブルがやや埋まり状態。
こんな市街地から離れているのに凄いですね。

さて・・・戻りますか・・・
自転車漕いで片道1時間。それなりに疲労感あり。
気持ち満足で来た道を戻りましょう~!

漕ぎ始めて数分。
あれっ?漕がなくても進むぞ~スピードが上がるぅ~。
どうやら見た目は平坦な道でしたが、
行きの道は緩やかな上り坂になっていたようです。
帰りは下り坂。こういうのは自転車ならではの道感覚ですな。
全くペダルを漕がなくてもスイスイ進んでいきます。

走りながら撮っていますが足が止まっているでしょ?

ちょっと止まって相方にカメラを渡して、
おっちゃんのチャリ姿も撮ってもらいました。
さすがに走っているところ・・・とは言えないので。

下り坂だから・・・と言っても時間的にはそんなに・・・
画像データの時間を見て、そう思ったのですが、
そういえば途中、古本屋に寄ったりしました。
さて、メイン目的は達成しましたが時刻はまだ12時過ぎ。
このまま自転車返して帰るのも・・・
<後半へつづく>
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