原っぱ夕景

最近いろんな事が妙に懐かしくなった昭和生まれのおっさんの埒もない独り言にお付き合い下さい。

ヒーローはみんなおじさん?

2022-04-09 21:49:39 | 日記

まいど!にゃんこふです。

最近の和製のヒーロー達って皆んな若いイケメンさん達ですよね。とある有名シリーズなんかは、若手俳優の登竜門なんて呼ばれてるそうで。事実、あのシリーズで主役を張った俳優さんの多くが第一線で活躍する人気俳優になっているみたいです。


と、前置きはさておき、今回は私の子供時代、つまり昭和30年代後半〜昭和40年代前半のヒーローについての思い出です。


まず当時放映されてた(再放送含む)子供向けドラマをざっくり並べてみましょうか。

ウルトラマン、ウルトラセブン、マグマ大使、キャプテンウルトラ、ジャイアントロボ、仮面の忍者赤影、神州天馬侠、忍者部隊月光、隠密剣士、怪傑ハリマオ、まぼろし探偵、月光仮面、少年ジェット、宇宙Gメン、ナショナルキッド、遊星王子、鷹の羽根、竜巻小天狗

同世代の方が見たら○○が抜けてるとか××はどうした?なんて声が聞こえてきそうですが、あの頃は全国一斉に番組が始まる事って結構めずらしかったんですよね。


愛読してる漫画本でテレビ化決定って情報が載ってても、放映される地域とそうでない地域があったんですよ。

だから、大人になって初めて知った昭和の特撮ヒーロー物って結構ありましたよ。七色仮面とか海底人8823(ハヤブサ)、魔神バンダー、ジャガーの眼、アラーの使者、なんかがそうですね。


七色仮面なんてお祭りの縁日に出るお面屋さんでよく見かけてたんですが、元々見たこと無かっただけに「なんだ、この金色のパイナップル()みたいなのは?」なんて思ってましたね。


80年代半ばだったでしょうか、テレビの懐古ブームみたいなのがあって、昭和のヒーロー番組もよく取り上げられてました。初めて目にするヒーロー達も多く、興味深く観てましたね。


ただ、その取り上げ方は少し嫌でした。だって、若い観客を集めて昔の特撮の稚拙な部分を笑うように見せたり、ストーリー展開を小馬鹿にしたり。なんだかそれをリアルタイムで夢中になって観てた自分達が笑われてみたいで…ちょっと考え過ぎですかね()


最初の話題に戻りましょう。

平成令和のイケメンヒーローに対して、昭和30年代40年代ヒーローは「おじさん」が多かったように思います。

月光仮面なんて主題歌で「月光仮面のおじさんは〜♪」って歌ってましたし。


また、主役を演じてた俳優さん達も少年や青年である事は少なくて、20代後半〜30代前半だったのではなかったでしょうか。
10歳前後の子供の目から見たら間違いなく「おじさん」ですね。そんなおじさん達がみんながピンチに陥った時、高らかな笑い声と共に現れて悪を倒して颯爽と去って行く。それが毎回お約束のように展開してても、飽きる事なくテレビに齧り付いてました。
それは「自分」=「子供」が怖い目に遭った時、きっと「おじさん」=「大人」が助けてくれるという安心感に繋がっていたからじゃないでしょうか。もちろん当時はそんな事を考えもせずに、ただただブラウン管の中で繰り広げられる勧善懲悪の活劇に胸を躍らせてましたが()


当時の私が現在のヒーロードラマやアニメを観たら、きっと複雑なストーリー展開や派手な演出に目を回してしまうでしょうね()



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