結局、１７日は、トイレとか片づけとか以外、家の中にはいなくて
車の中とか、近くの様子見に行ったりと
落ちつきなく過ごしてたという感じでしたね
余震がくるたびに
まだ揺れるかー、いつまで揺れんねんー って感じでした
最初の大揺れの後
家の外に出たとき
ちょっと体が震えたりもしましたが
怖くてガタガタ震えっぱなしという感じには何故かならなかったです
後で友人に聞くと
母親と布団かぶってガタガタ震えてた とか
旦那さんと抱き合って震えてた とか言ってた子もいたので
そういうものなんだな と呑気に思ったものです
多分、どこかハイになっていたんでしょうね
母と２人で、近所の様子を見てみようかということで
近くを一回りしてみましたが
３階建ての立派な家が、１階の車庫がぺしゃんこで２階建てになってたり
バイク屋さんが崩れてたり
ビルの壁のタイルが剥がれ落ちてたり
屋根の瓦が、ずれたり、割れたりしてえらいことになってたり
道路に亀裂が入って、ボコボコになってたり
遠くで火の手が上がってるのが見えたり
何か違うとこにいるんじゃないのって感じだった
あちこちの火災から立ちのぼる煙で太陽が遮られてて
さらに寒い感じがしてました
その日の夕方、
満月に近かったような覚えがあるんだけど
昇ってきたばっかの月が
異様に赤くて、異様にでっかくて
すごい不気味な感じでした
月の昇り始めって、そんなふうに見えるのはわかってるんだけど
状況が状況なもんで
みんなで気味悪がったのを覚えてます
父はといえば
近所の古い家がつぶれて下敷きになってる人がいるらしいと聞いて出かけたものの
結局、どの家かわからず帰ってきたり
夕方、また出かけて長いこと帰ってこなかったんで
何してたのか聞くと
燃えてるとこでバケツリレーしてた とか
明日の朝、避難所の小学校で水が配られるらしいと聞きつけてきたり
何かいろいろしてたみたいです
その日の夜は
家の中で寝るのは、さすがに怖いし
うちと隣のちょうど境に電柱が立ってるんだけど
それがこっちに倒れてきそうな気がしたりして （単に気分の問題。実際はしっかり立ってた）
南側に大きな駐車場があったんで
そこに車を移動させて、その中で一家４人で過ごすことに
夕飯はテーブルロール１個ずつとホームパイのお菓子をつまんで
隣のおばちゃんが、昼ごろコープが開いてて買い物できたといって
お茶を１本くれました
めちゃくちゃありがたかったです
てか、店開けたコープも偉い！
毛布とか詰め込んで寝ることにしたけど
これがまた寝にくかった
足腰痛いし
上空はヘリが飛び回っててうるさいし
南の空は、火災がおさまらずに赤く染まってるし
うとうとしては、
ヘリだの、余震だので目を覚ましって感じでしたね
まあ、そんな感じで１７日は過ぎていきました
カーラジオしか情報源がないというのは心もとなかったですね
自分の周りの状況しかわからない
ほかのところがどうなってるのか全然わからない
自分の住んでるところが一番被害の大きかった場所のうちの一つだったなんてことは、そのときには当然わかりませんでした
夜空が赤かったんで、かなり燃えてるんだってことはわかっていましたが
あんなにすごかったというのも後で知りました
外に向けての情報発信が大事だってことはわかるけど
一番情報が欲しいのは、被災している本人たちじゃないかな
今、何が起こっているのか
これからどうしたらいいのか
そんなことが何にもわからない
今なら携帯とかネットとかいろいろあるけど
当時は、まだそんなに普及してなかったんで
情報を得る方法がほんとになかったです
電気、ガス、水道
ライフラインが寸断されて
電話ももちろん通じない
そんな状況で
当事者たちに、何をどうやって知らせるか
そんなことも考えてもらえたらなぁと思います
・・・まあ、私が知らないだけで、今はいろいろあるのかもしれませんが
今もヘリが上空を飛んでる音がします
多分、明日に向けた取材とかしてるんでしょう
毎年のことですけどね
でも、いまだにヘリが飛んでる音がすると
ちょっとあの夜のことを思い出しますね
うるせー、もう飛ぶなーーとか思ってましたもん
ヘリの音で助けを呼ぶ声が聞こえなかったとか聞いたときは悲しかったです
報道も大切だってことはわかるんですけど・・・
難しい問題でしょうね、これは
車の中とか、近くの様子見に行ったりと
落ちつきなく過ごしてたという感じでしたね
余震がくるたびに
まだ揺れるかー、いつまで揺れんねんー って感じでした
最初の大揺れの後
家の外に出たとき
ちょっと体が震えたりもしましたが
怖くてガタガタ震えっぱなしという感じには何故かならなかったです
後で友人に聞くと
母親と布団かぶってガタガタ震えてた とか
旦那さんと抱き合って震えてた とか言ってた子もいたので
そういうものなんだな と呑気に思ったものです
多分、どこかハイになっていたんでしょうね
母と２人で、近所の様子を見てみようかということで
近くを一回りしてみましたが
３階建ての立派な家が、１階の車庫がぺしゃんこで２階建てになってたり
バイク屋さんが崩れてたり
ビルの壁のタイルが剥がれ落ちてたり
屋根の瓦が、ずれたり、割れたりしてえらいことになってたり
道路に亀裂が入って、ボコボコになってたり
遠くで火の手が上がってるのが見えたり
何か違うとこにいるんじゃないのって感じだった
あちこちの火災から立ちのぼる煙で太陽が遮られてて
さらに寒い感じがしてました
その日の夕方、
満月に近かったような覚えがあるんだけど
昇ってきたばっかの月が
異様に赤くて、異様にでっかくて
すごい不気味な感じでした
月の昇り始めって、そんなふうに見えるのはわかってるんだけど
状況が状況なもんで
みんなで気味悪がったのを覚えてます
父はといえば
近所の古い家がつぶれて下敷きになってる人がいるらしいと聞いて出かけたものの
結局、どの家かわからず帰ってきたり
夕方、また出かけて長いこと帰ってこなかったんで
何してたのか聞くと
燃えてるとこでバケツリレーしてた とか
明日の朝、避難所の小学校で水が配られるらしいと聞きつけてきたり
何かいろいろしてたみたいです
その日の夜は
家の中で寝るのは、さすがに怖いし
うちと隣のちょうど境に電柱が立ってるんだけど
それがこっちに倒れてきそうな気がしたりして （単に気分の問題。実際はしっかり立ってた）
南側に大きな駐車場があったんで
そこに車を移動させて、その中で一家４人で過ごすことに
夕飯はテーブルロール１個ずつとホームパイのお菓子をつまんで
隣のおばちゃんが、昼ごろコープが開いてて買い物できたといって
お茶を１本くれました
めちゃくちゃありがたかったです
てか、店開けたコープも偉い！
毛布とか詰め込んで寝ることにしたけど
これがまた寝にくかった
足腰痛いし
上空はヘリが飛び回っててうるさいし
南の空は、火災がおさまらずに赤く染まってるし
うとうとしては、
ヘリだの、余震だので目を覚ましって感じでしたね
まあ、そんな感じで１７日は過ぎていきました
カーラジオしか情報源がないというのは心もとなかったですね
自分の周りの状況しかわからない
ほかのところがどうなってるのか全然わからない
自分の住んでるところが一番被害の大きかった場所のうちの一つだったなんてことは、そのときには当然わかりませんでした
夜空が赤かったんで、かなり燃えてるんだってことはわかっていましたが
あんなにすごかったというのも後で知りました
外に向けての情報発信が大事だってことはわかるけど
一番情報が欲しいのは、被災している本人たちじゃないかな
今、何が起こっているのか
これからどうしたらいいのか
そんなことが何にもわからない
今なら携帯とかネットとかいろいろあるけど
当時は、まだそんなに普及してなかったんで
情報を得る方法がほんとになかったです
電気、ガス、水道
ライフラインが寸断されて
電話ももちろん通じない
そんな状況で
当事者たちに、何をどうやって知らせるか
そんなことも考えてもらえたらなぁと思います
・・・まあ、私が知らないだけで、今はいろいろあるのかもしれませんが
今もヘリが上空を飛んでる音がします
多分、明日に向けた取材とかしてるんでしょう
毎年のことですけどね
でも、いまだにヘリが飛んでる音がすると
ちょっとあの夜のことを思い出しますね
うるせー、もう飛ぶなーーとか思ってましたもん
ヘリの音で助けを呼ぶ声が聞こえなかったとか聞いたときは悲しかったです
報道も大切だってことはわかるんですけど・・・
難しい問題でしょうね、これは
