『オホーツク諜報船』を読み終えていた…………

いつのことだったろう………………

『オホーツク諜報船』(西木　正明)［角川文庫］を読み終えていた…………

【 あらすじ引用 】
レポ船ｰｰｰｰｰそれはソ連国境警備隊に日本の情報を流し、見返りに豊富な漁獲を黙認してもらう漁船のことである。つまり極端に言えば、スパイ行為によって金を得る売国奴なのだ。
日本の公安の執拗な探索を巧みにかわし、レポ活動に走る船は絶えない。なぜ危険を冒し、彼らはオホーツクの海へ乗り出していくのか？それには、止むを得ない事情がある。専管水域があるため。彼らは常に不漁に悩み、無理をすればソ連の警備艇に拿捕されて何年も抑留されることになる。ら
切羽つまった彼らには、売国行為に逡巡している余裕はないのだ。現実に、レポ活動で莫大な富を築き、“帝王”の異名で呼ばれているものさえいる。うまくやれば儲る。彼らは、第二、第三の帝王を目ざして、危険を顧みずレポに走る。これはその中の一隻、第十二北斗丸の波乱に満ちた活動の顛末を描いた物語である。
綿密な取材でレポ船の実態に迫る、衝撃のノンフィクション・ノベル！
【 引用終了 】

［ 目　次 ］
1.ｲﾝﾄﾛ=根室海峡の“影”たち
2.ｵｹｯﾁｳｼ
3.拿捕と収容所
4.ｹﾗﾑｲ浅瀬ーｱﾅﾏ
5.ﾊﾊﾞﾛﾌｽｸ
6.根室
7.別海
8.横浜
9.志発水道
10.ｱﾅﾏ
11.千歳
12.野付
13.三角水道
14.ｱﾅﾏ=ｸﾗﾎﾞｰﾂｸ
15.東京
16.古釜布=ﾕｼﾞﾉｸﾘﾙｽｸ
17.ｴﾋﾟﾛｰｸﾞ