怠けていた子かどうか、
怠けるタイプかどうか、
器用な子かどうか、
算数図形の得手不得手…
漢字を二字書かせればだいたいわかります。
さらに作業を進めさせていくとその差は歴然。
文字、特に漢字を使って書く経験の少ない子には
落ち着きや集中力が欠けていることが多く、
さらに付け加えると「意固地」です。
書けないから、落ち着きがなくなるのか、
落ち着きがないから、書けないのか、
卵が先か鶏が先か、の話になってしまうのですが。
本人たちが3、4年生になって通塾して、
それから発覚するので鍛え直さねばならないことも
多々あります。
また、その他の教科でのミスの「癖」(パターン)も
同様なので「漢字テスト」をやらせるだけでもかなり参考になります。
そんな原因のひとつに、まず
①小1、2年時の学校教育(担任)、特に文字の指導方法
が考えられます。
しかしこのご時世、人数もひとクラス30人台で、
副担任もいたり、昔よりも「目」は行き渡るはず。ともなれば、
②本人の性格上の問題で相当いうこと聞いてこなかったというタイプ
これは完全に周りの大人が悪い。
漢字の筆順にすら抵抗する子どもになぜしたのか、と問いたい。
筆順がどうでもいいから書ければいい、それも一理ある。
外人なんてあんな単純線のアルファベットですらめちゃくちゃだ。
でも、「ルールを守らなくてもいい」精神がすべてに応用されると
大変困ったことになる。
「自由」は時に「不自由」にもなる。
子どもは応用が下手な子ほど、
どうでもいいことは模写し、
応用させてしまう大変怖い生き物だ。
良くも悪くもなんでも真似る。
お父さんのイヤな癖だって、
お母さんのキーキー起こる声色だって、
すべて真似てしまう。
と、対象物も大事だが、
どんな子も「模写力」が正しくしなければならない。
それでなければ「模写」とはいわないから。
「聞いて」「見て」「書いて」体で「模写」する。
よけいなこだわりはいらない。
できないことは心を無にして習慣化する。
生活習慣=学習習慣=模写習慣。
正しい模写習慣を。