今日からいよいよ東京・神奈川の中学入試が始まった。
今朝は例年よりは寒くなかったように思う。
比較的穏やかな朝。
各学校の校門付近ではとにかく塾の先生・アルバイト学生らの
応援があり、しかも有名御三家ならばテレビカメラまであったり、
受験生当人からすればなんとも気恥ずかしくさえあるものだ。
青学などはあの中等部側だと歩道が狭く、壁際にぴったり立っていないと
受験生の歩行をじゃますることになり兼ねないし、
近隣の通勤通学の方にはいい迷惑かもしれない。
通路的な応援は桐朋も同じかな。
渋渋はちょうど朝日の陰になり、
しかも玄関前の水の流れるオブジェ?がより空気を冷やし、
立っているのが辛い。
香蘭はどこぞの塾の横断幕に唖然とした覚えがある。
立教新座のような1月校はとにかく受験生も多ければ
塾も多いのでなんのイベントかと見まがうほど。
教え子も、我が子も見失いそうになる。
浅野は立派。なんと言っても中2だったと思うが、
案内役の生徒が先生の指示通りに業務をこなしている風で。
しかも門から玄関前までの通路がコーンをおいてビニールテープで
塾ごとに区分けしてあり、
その各塾名の入った案内図まで塾の先生に配付される。
玄関に一番近いのは四谷大塚だった。
あれは今も変わっていないのか?
東京女子学園は最後の最後まで
受験生の背中を見ながら、
彼女は振り返りながら、
階段の下から見送ったのを思い出す。
大妻多摩は階段を上って、中の待合室で子どもに会うことも出来た。
その点は女学館のように講堂が待合室になっている場合も同じで
ツカツカと入っていくと暖かいところで各生徒と話せる。
が、大妻多摩は毎年校長先生が最後に全員の塾の先生と挨拶を交わされる。
このタイミングが素晴らしい。
時には立ち話をしながら生徒をいっしょに迎えたこともあった。
もう退職をされたようで、
この業界に入って初めて担当した学校の校長先生だったこともあり、
娘さんに「あなたの話をしたのよ」と、ずいぶんと買ってくださっていた。
毎年、入試の朝は感慨深い。
とにかく、
みんな気持ちよく合格してほしい。
そろそろ午前中の試験は終わった頃だろうか。