*** june typhoon tokyo ***

第80回 都市対抗野球大会 決勝

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■ 第80回都市対抗野球大会はホンダ(狭山市)がV !!

Honda___(狭山市) 003 000 001 4
トヨタ自動車(豊田市) 000 020 000 2

【投手】
(H): ○筑川-坂本ー須田
(ト): ●大谷-中根-佐伯-佐竹

【本塁打】
(H): 多幡
(ト): 藤原

200900

◇◇◇

 会社から無理矢理脱出して、都市対抗野球決勝を東京ドームまで観に行ってきた。
到着すると、ホンダが巨人のドラフト1位候補の長野のセンター前タイムリーなどで3点先取した後だった。ホンダのエース筑川は、球速こそ140キロ台はなく、130の半ばあたりだったが、外角低めの速球を中心とした投球で中盤までトヨタ打線をパーフェクトに抑えていた。
 だが、5回裏にトヨタが藤原の2ランで1点差まで詰め寄ると、その後はアウトにはなったがトヨタ打線も筑川を捕らえるようになってくる。トヨタは大谷(報徳学園→早大)からスイッチした左腕の中根(慶應→三菱重工名古屋・補強)が好投し、徐々にリズムを作りはじめて反撃を試みるが、7回にホンダは投手兼コーチの坂本が登板。トヨタに流れを持って活かせないヴェテランらしいピッチングで隙を与えない。
 しかし、8回にその坂本が連続死四球で0死1、2塁のピンチ。ここでホンダはJFE東日本からの補強の須田(斉藤佑樹の陰に隠れた早大のエース)をマウンドに送る。トヨタは送りバントで1死2、3塁とし、一気に逆転のチャンスとなったが、須田が速球を中心とした強気の攻めで後続を断つ。トヨタがこの好機を逃したのが痛く、9回表には2イニング目に入った右横手投げの佐伯(九産大→西濃運輸・補強)がホンダの多幡(星稜→立教大)に痛恨のソロを浴びて2点差とされる(佐伯は1イニングでよかったんじゃないかなぁ。ちょっと引っ張り過ぎかと)。
 9回裏、トヨタは3番荻野(郡山→関学大)が中前打で出塁。続く4番青山の代打廣瀬は三振に倒れるも、5番高阪がレフト前へ運び、1死1、2塁と再び同点のチャンス。だが、次の的場(九共大→阪神)が見逃し三振、7番佐野(三重→法政大)はいい当たりを放つもセンター正面のライナーでゲームセット。ホンダが和光市代表として優勝した1996年の第67回大会以来の13年ぶり2回目の優勝を果たし、黒獅子旗を獲得した。橋戸賞は3勝を挙げた筑川。

 優勝の瞬間、ライトを守っていたホンダの長野は泣いてた。もしかしたら、最後の打者の時にもリストバンドで顔を拭う仕草をしていたので、その時にはもう(清原が西武で巨人を倒して日本一になった時のように)泣いていたのかもしれない。

◇◇◇

 昨年の決勝にはレッドソックス(傘下)の田澤(新日本石油ENEOS)がいたりしたが、今年も注目の選手が両チームに。
 ホンダには、エース筑川(東海大相模→東海大)、諏訪部(中越、新潟No.1の呼び声高かった)、真壁(東北→東北福祉大、ダルビッシュと同期)の投手陣と、野手では前回ドラフト指名を蹴って巨人入りを待つ長野やミスター都市対抗といってもいい西郷が所属。
 一方、トヨタにはエース大谷や左腕の中澤(富山商→中大)ら投手陣と、荻野、荒波(横浜→東海大)のドラフト候補、六大学時代に三冠王となった田中(宇和島東→早大)らが所属していた。
 早大出身も意外と多く、ホンダには開田(柳川→早大)と補強の須田(土浦湖北→早大)、トヨタには大谷(報徳学園→早大)、佐竹(土庄→早大)、田中(宇和島東→早大)と、開田以外は決勝戦に出場していた。

 それにしても、ホンダの大応援団の凄いこと。バックネットからセンターバックスクリーンまでギッシリ。内野席は2階席、3階席までも占めるという動員力だ。8回表の1死1塁から長野、そして西郷という打順の時は、押し寄せる波がごとくの迫力と一体感だった。2回戦での東京ガス(東京都)と日本通運(さいたま市)では、東京ガスは平日でも約2万8500人の大応援団を送り込んで、入場者数が4万3000人(!!)になったというから、その試合はこの日以上だったのかと思うと驚きだ(帰りの混雑が大変なことになるんじゃないかと)。

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