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第86回選抜高校野球大会 優勝予想

■ 第86回選抜高校野球大会 優勝予想


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 昨日(3月21日)から第86回選抜高校野球大会が開幕。我らが東京代表の一つ、21世紀枠で出場した都立小山台は、大阪の強豪・履正社に何もさせてもらえずの完敗でしたね。潔い負けっぷりと言えばそれまでですが、東京の秋季大会準優勝校(=二松学舎大附)が出場出来ていたら、もう少し違う結果になったのでは……と、まだ薄っすらと選考方法に苦虫を噛み潰している野球狂。です。勝つのはなかなか難しいとはいえ、そこは東京代表。もう少し切羽詰った試合をしてもらいたかったというのが、本音です。もちろん、精一杯プレーした結果ですので、都立小山台の選手たちには健闘を称えたいですけれども。

 さて、二日目も終了して「遅いよ」と言われるとは思いますが、一応、軽く今後の展望というか優勝予想でもしておきます。近年はしっかりと情報収集もしてないので、当てずっぽう満載ですが。4つのブロックに分けて、考えてみたいと思います。


◇◇◇

【Aブロック】
神村学園(鹿児島)
岩国(山口)
福知山成美(京都)
山梨学院大付(山梨)
履正社(大阪)
小山台(東京・21世紀枠)
駒大苫小牧(北海道)
創成館(長崎)

神村学園、履正社、駒大苫小牧が順当に勝利。打撃力が高い履正社が一歩リードのように思えるが、この3校に差はそれほど感じられない。福知山成美も昨夏甲子園経験組が残り、虎視眈々と狙う。

◎履正社
○神村学園
▲駒大苫小牧


【Bブロック】
池田(徳島)
海南(和歌山・21世紀枠)
日本文理(新潟)
豊川(愛知)
報徳学園(兵庫)
沖縄尚学(沖縄)
白鴎大足利(栃木)
東陵(宮城)

オールドファンには池田の出場は嬉しいところ。とはいえ、このブロックでは明治神宮大会を制した沖縄尚学が一歩リード。ただし、初戦が地元・兵庫の強豪報徳学園ということで、この勝者がこのブロックを制する可能性が高いか。明治神宮大会準優勝の日本文理はやや投手に依存するところもあり、打撃面でやや劣るか。秋季関東大会で優勝した白鴎大足利も、何とか初戦を突破して勢いをつけてもらいたい。

◎沖縄尚学
○報徳学園


【Cブロック】
鎮西(熊本)
佐野日大(栃木)
智弁学園(奈良)
三重(三重)
関東一(東京)
美里工(沖縄)
智弁和歌山(和歌山)
明徳義塾(高知)

今大会最激戦区といってもいいブロック。まず、何といっても智弁和歌山と明徳義塾という実力校同士の対決。決勝戦でも可笑しくないカードが初戦から。さらに明治神宮大会を制した沖縄尚学に惜敗の2校、同大会で対戦した関東一と秋季九州大会で準優勝の美里工が、これまた初戦で激突。秋季近畿大会準優勝の智弁学園、東海大会を制した三重、横浜を破って関東大会4強の佐野日大と、有力校が星のつぶし合いをすることもあり、どこが勝ち抜いても可笑しくない。智弁和歌山と明徳義塾の勝者と関東一と美里工の勝者が勝ち抜きそうだが、2戦連続で厳しい戦いとなると、智弁学園や佐野日大がスルスルっと抜ける可能性も。ひいき目で関東一を推したいが、道は険しい。

◎智弁和歌山
○関東一
▲美里工


【Dブロック】
広島新庄(広島)
東海大三(長野)
今治西(愛媛)
桐生第一(群馬)
大島(鹿児島・21世紀枠)
龍谷大平安(京都)
横浜(神奈川)
八戸学院光星(青森)

近畿大会を制した龍谷大平安、八戸学院光星、横浜の常連校が経験をもとに勝ち上がるか。図抜けた投手や打者がいない今大会だけに、勝機はどの高校にもあるだろう。左腕を擁する横浜、広島新庄、今治西に、本格派右腕を持つ桐生第一、龍谷大平安。そこへ強力打線の八戸学院光星が立ち向かうといった図式か。総合力で龍谷大平安、横浜と八戸学院光星の勝者が勝ち上がりに近いと思われるが、その差は僅か。桐生第一、広島新庄、今治西がその隙を狙う。

◎龍谷大平安
○横浜
▲広島新庄



優勝は高い総合力を誇る沖縄尚学を一番手とみた。九州、特に沖縄のレヴェルは高く、九州大会で優勝、準優勝を占めるなど地力はある。初戦の報徳学園戦で弾みをつけられれば、上位進出の可能性はかなり高いだろう。日本文理が豊川に敗れた現在、Bブロックはそれほど激戦区ではないのも好都合か。
 次点は履正社、智弁和歌山、龍谷大平安。こう並べると近畿勢ばかりだが、以前の近畿勢の強力なイメージとは異なり、ブロックや日程に恵まれているところから。なかでも智弁和歌山は初戦がまずヤマ。続く2戦目、3戦目も楽が出来ない相手が予想され、そこで疲弊すると、たとえば広島新庄や横浜あたりにコロッと負けることも考えられる。

 東京・関東勢はひいき目に見たいが、関東一は苦戦の連続が予想される。羽毛田が万全ではないだけに左腕の阿部の奮闘が期待されるが、球速はそれほどない。強力打線と本格派右腕を擁する美里工に果たして粘り強く勝てるか。また、。高濱、浅間の好打者が一つの選考要因の一つともいわれる横浜。選考には難があったが、その結果が正しかったことを証明してもらいたい。とはいえ、初戦は難敵の八戸学院光星。気を抜くと、東京・関東勢は初戦で壊滅というシナリオも考えられるので、それだけは避けてもらいたい。北関東では佐野日大に期待。



◇◇◇










 









 
 


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