第86回選抜高校野球大会も9日が終了。本日、再試合となった広島新庄と桐生第一の試合で桐生第一が勝利し、ベスト8が決定した。先日の予想と兼ねて、今後を展望してみたい。
□第10日 3月31日(月)
〈準々決勝〉
第1試合 福知山成美(京都)× 履正社(大阪)
第2試合 豊川(愛知)× 沖縄尚学(沖縄)
第3試合 佐野日大(栃木)× 明徳義塾(高知)
第4試合 桐生第一(群馬)× 龍谷大平安(京都)
◇◇◇
【Aブロック】
神村学園(鹿児島)
岩国(山口)
福知山成美(京都)
山梨学院大付(山梨)
履正社(大阪)
小山台(東京・21世紀枠)
駒大苫小牧(北海道)
創成館(長崎)
≪予想≫
◎履正社 → ☆8強
○神村学園
▲駒大苫小牧
二日目からの予想。「福知山成美も昨夏甲子園経験組が残り虎視眈々」と予想。近畿勢同士のつぶし合いとなった。
【Bブロック】
池田(徳島)
海南(和歌山・21世紀枠)
日本文理(新潟)
豊川(愛知)
報徳学園(兵庫)
沖縄尚学(沖縄)
白鴎大足利(栃木)
東陵(宮城)
≪予想≫
◎沖縄尚学 → ☆8強
○報徳学園
「沖縄尚学と報徳学園の勝者がこのブロックを制する可能性が高い」と予想。日本文理が敗れて明治神宮大会決勝の再現はならなかったが、沖縄尚学に豊川がどこまで追いすがれるか。
【Cブロック】
鎮西(熊本)
佐野日大(栃木)
智弁学園(奈良)
三重(三重)
関東一(東京)
美里工(沖縄)
智弁和歌山(和歌山)
明徳義塾(高知)
≪予想≫
◎智弁和歌山
○関東一
▲美里工
最激戦区ゆえどのチームが出てきても可笑しくなかったが、予想としては智弁和歌山と関東一に明徳義塾が勝利したことで、的中はゼロ。美里工を含めたこの4校のヤマは厳しいものとなった。関東ではダークホースに挙げていた佐野日大が進出。今後の期待をかけたい。
【Dブロック】
広島新庄(広島)
東海大三(長野)
今治西(愛媛)
桐生第一(群馬)
大島(鹿児島・21世紀枠)
龍谷大平安(京都)
横浜(神奈川)
八戸学院光星(青森)
≪予想≫
◎龍谷大平安 → ☆8強
○横浜
▲広島新庄
総合力の高い龍谷大平安、八戸学院光星、横浜の常連校からは予想どおり龍谷大平安が8強に進出。もう一つのヤマは広島新庄としていたが、再試合を含めて関東の桐生第一が上がってきた。連戦で疲れは残るところ、龍谷大平安にどう挑むか。
◇◇◇
第1試合 福知山成美(京都)× 履正社(大阪)
第2試合 豊川(愛知)× 沖縄尚学(沖縄)
第3試合 佐野日大(栃木)× 明徳義塾(高知)
第4試合 桐生第一(群馬)× 龍谷大平安(京都)
8強の内訳は、関東2、東海1、近畿3、四国1、九州1と、事前の予想どおり近畿勢が比較的多く占める形に。これは近畿勢の実力が上位というよりも、組み合わせの妙というところも大きいか。その近畿勢のうち、福知山成美と履正社は星のつぶし合い。ここまでは、やはり、前評判通りに沖縄尚学の安定度が光る。その意味でも優勝候補最右翼だろう。智弁和歌山、関東一を競り落としてきた明徳義塾は好投手左腕・田嶋を擁する佐野日大をどう叩くか。佐野日大は打撃がそれほど活発ではないので、田嶋の踏ん張り次第。
再試合を制した桐生第一は龍谷大平安と。大島、八戸学院光星の2戦ともに好調の打撃で勝利した龍谷大平安が、連戦となる桐生第一の疲れを考えると、一歩リードか。
個人的には佐野日大、桐生第一の関東勢に期待したいが、順当にいけば、沖縄尚学ではないかと思う。福知山成美と履正社の勝者は簡単ではないし、決勝では龍谷大平安と近畿勢との連戦となる可能性も考えられる。
◎沖縄尚学
○龍谷大平安
▲佐野日大
さあ、どうなりますか。(横浜を選出した高野連は反省してください)