≪第1試合≫
南陽工(山口) 003 000 000 3
花巻東(岩手) 010 000 31X 5
≪第2試合≫
利 府(宮城) 000 050 000 5
早 実(東京) 020 010 001 4
早実のエース・小野田、5回表につかまる。結局この回の集中攻撃に屈する形。最終回、1点差に詰め寄っての2死1・3塁で4番となるも初球をショートゴロ。初球はないだろう、初球は。
せっかくの決勝へのチャンスと思ったら、こんなところに落とし穴。勝てるだろうという慢心かも。まさかそれほど強烈な印象もない21世紀枠に負けるとは思ってないからねぇ。
準決勝は中京大中京×報徳学園、花巻東×利府。なんだかすごい温度差があるような気がするのはオレだけか? 東日本勢が勝ちあがるのは嫌ではないんだけども…。
利府が勝ちあがって、「ブログに相手校を侮辱する記事を書くとトーナメントを勝ち上がれる」みたいなジンクスが出来てしまっても困るので(苦笑)、ここは花巻東に期待するか。
それにしても、ブログの中傷問題から発展して、利府高校にはさまざまな疑惑がネット上では起こってるみたいですが。これで優勝でもしちゃったら、高野連はどうするんだろうねぇ。
◇◇◇
マスコミは、“WBC効果”でTBSが視聴率で首位、放送権獲得を見送った日テレが3位になったと報じた。日テレ定例会見で「レーティング(視聴率)が高かったものをやれればよかったに違いない」「判断が違った」と語ったとか。
以下、引用。
連日高視聴率をたたき出したWBC効果で、2次ラウンド以降を中継したTBSが3月の全日視聴率で首位に立った。一方、優先権があったのにWBCの放映権獲得を見送った日本テレビはテレビ朝日と並んで3位(2位はフジテレビ)。30日に行われた日テレ定例会見で、“大魚”を逃した細川知正会長兼社長(68)は、「結果だけでいえばレーティング(視聴率)が高かったものをやれればよかったに違いない。だが結果が出てから論評しても仕方ない」と振り返った。
「(1次ラウンド敗退で)米国に行かなかったかもしれない。北京(五輪)の結果(メダルなし)を見れば、やむをえなかったのでは」。10億円ともいわれる高額な放映権料を払うリスクを負えなかったが、その一方で「頭の2試合くらい、本戦(進出)と関係ないのに視聴率が高かったのにはびっくりしまして、判断が違ったかな」と誤算も認めた。
いずれもテレビ朝日が中継した5日の中国戦は28.2%、7日の韓国戦は37.8%を記録。日テレ関係者は最大の誤算を「イチロー(人気の高さ)に尽きる」とみる。
2月の宮崎での代表合宿でも、詰めかけたファンの視線はイチローに集中。キャッチボールやベースランニングといった単なる練習メニューでも歓声が上がった。視聴者の関心は試合の重要性よりも、イチローの一挙手一投足にあったわけだ。
WBCの熱狂に乗じて? 日テレは急きょ、3日から地上波で生中継する巨人-広島の開幕3連戦の放送時間延長を決めた。開幕戦は最大1時間、第2戦、第3戦は最大30分間の延長という。
とはいえ、巨人にイチローばりの千両役者は見あたらない。原監督という世界一の指揮官を擁するが、「ダッグアウトばかり映すわけにはいかないですからね…」と細川会長。悲願となっている巨人戦の平均視聴率2ケタ回復は今年も苦しいか。
なんかこの記事だと、「WBCはイチローがいたから高視聴率だったわけで、いまさら野球というコンテンツに力を入れても無駄だ」みたいに読み取れますが、そうじゃねぇんだよ、と。
確かに、視聴率を他局に奪われたからといって、急遽地上波で巨人戦の放送時間を延長を決めたという日テレは安易にもほどがあるし、おそらく当日の視聴率の結果を見て、「延長しなくてもよかったんじゃないか」っていう結論にたどり着くんだと思う。
ただ、この記事の「WBCのお陰で野球が優良コンテンツに一瞬見えただけで、優良コンテンツでもなんでもないんだよ、すべてはイチローなんだよ」っていう論調も可笑しいんで。
それにしても、日テレは先日ハンカチ王子人気で獲得した東京六大学の試合を放送しないといったばかりなのに、WBCで好結果が出ると見るや、巨人戦延長決定ですか。ナベツネが怒るのも無理ないわ。
野球は今でもスポーツのなかでも優良コンテンツだし、人気があるのは、球場に足を運べば解かります。もちろん、娯楽の多様化で一時期のように誰も彼もがということではないでしょう。それにしても、球場には多くの観客が存在するわけですよ。実際に入場者が多いということは、それだけ注目されているということです。では、何故野球の視聴率(特に巨人戦が悪く言われますが、これは元来巨人戦というコンテンツを各局が引っ張り合って偏重放送していたから、野球中継=巨人戦と思われる訳です)が低いのかといえば、それはひとえにマスコミ、メディアの放送姿勢に問題があるから。
いくらいい素材があったとしても、その調理方法を間違えれば、美味くなるものも美味くならないってことですよ。ここでは素材が野球コンテンツで、下手な調理をしている料理人が放送局です。
時間なったら試合がとっくに始まっている、大事なところで長いCM、クライマックスはどうなるかと思ったら、時間で打ち切り……こんな番組を誰が好んでみるのか。ドラマでいえば、いきなり話が途中からスタートして場面設定が不明瞭なまま話が進展して、さぁここから結末なのか?って時に終了してしまうような……そんなドラマを誰が観るって言うんだって話です。そういう放送の仕方があまりにも不甲斐ない状態なのに、それを野球そのものがウケの悪いコンテンツだから、と話を摩り替えている放送局に問題がある訳です。
別にこれは野球に限らず、サッカーなどそのほかのスポーツにもいえます。目先だけの(得られていると錯覚している)利潤ばかり追求し、つまらない番組しか作れないようになっている体質を変えない限り、放送局の腐敗は続くでしょう。
ニュースではテレ朝がヴァラエティー番組『情報整理バラエティー ウソバスター!』の1月10日放送分で紹介したインターネットのブログが放送用に自作されていた(つまり捏造)問題について、総務省から過剰な演出があったということで、厳重注意があったらしいですが、所詮、厳重注意なので、「すみませんでした。以後気をつけま~す」って適当に文言を出しておけば、何のお咎めもないんですから、気楽ですな。どんなに捏造ややらせなどを繰り返しても、いつまでたっても同じことの繰り返し。そしてことが起こるたびに、自浄作用だとか、意識向上だとか、チェックを充実させるだとかいうだけで終わり。試合で勝てなかった後にまるで他人事のように「修正しなきゃいけない」「もっと意識を持たないと」とか連呼する、サッカーでのインタビューじゃねぇんだよ。放送局は免許制なんだから、運転免許と一緒で、違反をしたら減点対象にして、それが一定のポイントになったら、停学3日とか10日とかみたいに、営業停止措置でもしなきゃダメなんじゃないのか。
もう最近は本当にテレビがなくてもまったく気にならない人が多くなっているから、そこらへんを見誤ると、一気に放送業界は暗黒の時代になりますよ。地デジも近づいているし(っていうか、地デジ自体が本来はあまりプラスをもたらさない、見切り発車の計画なんだけど)、ゲーム本体の性能はすごいけど、それに対応するソフトがほとんどなくて、本体自体がそっぽ向かれてしまうっていう、一時期のプレステみたいになっちまうんじゃねぇのかと思いますが。
ええええ、ということで、あー、早実(東京勢)が負けたせいで、なんか愚痴まくってしまいました。すみません。(苦笑)