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全国東西編の「道の駅」ゴムスタンプを収集しました。

国道にある「道の駅」からスタンプを集めました。

9月3日(金)党首候補の討論会

2010-09-03 11:39:47 | (は)のお父さん閑話365日(転載)
9月3日(金)党首候補の討論会

昨日、日本記者クラブ主催で行われた菅首相と小沢前幹事長の討論会が面白かった。二人は民主党党首・首相の座を争っている。どんなことを論じるのかと注目して見守った。誹謗に当たらないように言葉を選んでの発言であったが、お互い言うべきことは言った。そして政治姿勢の違いが浮き彫りにされた討論会だった。

菅首相の「カネにまみれた政治文化を変える」という発言はとりもなおさず小沢氏に対する強烈な批判である。それに対して小沢氏は「捜査で犯罪事実はないことが証明された」と応じたが、この点に関しては菅首相の方に分があったように思う。

当面の重要課題である普天間問題については、言い方は違うが突き詰めれば鳩山内閣が苦し紛れに作り上げた現在の日米合意を出発点とすることでは一致している。また両者とも沖縄の負担を軽減し同時にアメリカも納得させうる具体的な案を持っていない点で痛み分けと言えようか。

税制改革についての両者の姿勢はかなり違う。菅氏が先の消費税発言を念頭に社会保障と税制全般を与野党で議論するとしたのに対して、小沢氏の方は先ず無駄の排除が先決で、その上で所得税、住民税の大幅減税を考えると主張した。無駄の排除だけで減税の財源を確保することは困難であり、将来にわたる社会保障のあり方に触れない点で小沢氏は説明不足であった。

このほか挙党体制、党運営のあり方などでも火花を散らしたが、これは党内のことだから外野の人間が論評すべき問題ではない。総じて言えることは時間をかけた割には具体的な政策に踏み込む事が少なかったのは物足りなかった。国民が聞きたい問題点を整理したうえで、もう一度両者の言い分を聞きたいものである。

7月27日(火)夕立

2010-07-27 12:44:39 | (は)のお父さん閑話365日(転載)
7月27日(火)夕立

昨日の夕方、仙台で局地的に降った夕立はすさまじかった。雷鳴が轟き地面を叩きつけるように大粒の雨が落ちて来た。晴れていればまだお日様が照っている時間帯なのに薄暮のように薄暗くなり、ヒグラシが間違えて鳴きだした。

1時間に42.5mmも降り、水浸しになるところも出たと言う。たまたま外出していた人の中にはずぶ濡れになった方もいただろう。久しぶりに経験した夕立らしい夕立だった。夏の高校野球に出場する宮城県代表を決める決勝戦がこの豪雨のために2時間以上も中断せざるを得なかった。

熱帯地方にはスコールと言う雷雨を伴う強風が吹く現象がある。小生は経験したことがないけれども、それこそ篠突く雨と表現するのに相応しい雨風らしい。束ねた篠を突き下ろすような雨というのだから視界も利かなくなることだろう。

コンピュータの電源には雷遮断装置をつけているので安心して使っていたら、突然バシッと音がして電源が切れた。アッやられたと思ったら独りでに再起動したのでやれやれと胸を撫で下ろしたが、近くで雷が鳴るときはコンピュータは使わない方がいいようである。

昨日の夕立は恵みの雨だった。空気を一挙に冷やして涼しくなったばかりか、カラカラに乾いていた菜園の作物が元気を取り戻した。同時に雑草も勢いを盛り返すのは困るけれども、天は平等に恵みを与えるのだから仕方がない。乾燥して地面が割れ、出そびれていたハナミョウガがこの雨で出てくるのを期待している。

ハナミョウガが出たら酢漬けにして保存するつもりでいる。新鮮なものを刻んでソーメンやソバの薬味にするのもいいな。市販の大ぶりなものとは一味違った野生の味がする。

7月26日(月)土用丑の日

2010-07-26 12:18:30 | (は)のお父さん閑話365日(転載)
7月26日(月)土用丑の日

今日は土用丑の日。ウナギにとってはご難の日である。もっとも当日割いて焼かれるウナギはごく少数で、前もって下ごしらえしたものや、かば焼きにして冷凍保存したものが大部分だ。

年々日本の河川にやってくるシラスウナギ(ウナギの稚魚)の数が減っている。そのためウナギの養殖もピンチだというが、冷凍保存したものがあるから今年は例年並の値段で出回ると言う。

それでもスーパーのチラシを見ると1匹1,300円ぐらいするから決して安くはない。ウナギ屋でうな重を注文したら2千数百円はするだろう。こうなるとサラリーマンの昼飯代では足りない。同じスタミナをつけるなら牛丼屋の方が安上がりである。スーパーのチラシには牛丼セット2人前・タレつき480円と言うのが目玉商品で出ていた。これなら貧乏人でも食えそうである。

ヨーロッパ諸国でもウナギは食べられている。日本のようにウナギ料理専門店もあるけれども一度も入ったことはない。店先の水槽に飼われているウナギがどれも日本のに比べると大型で、どうも食欲がそそられないからである。

ぶつ切りしたウナギを煮て味付けしゼラチンで固めたものをマッシュポテトなどを添えて食べるらしい。タレをつけて焼いた香ばしいかば焼きに慣れている日本人は二の足を踏む食べ方である。身をほぐしてパイ皮に詰めオーブンでこんがり焼き上げたロンドン名物なら食べてみたいものである。決してきれいとは言いがたいテムズ川に結構ウナギが遡上して来るそうだ。

はるか彼方の南海で生まれ日本にやってくるシラスウナギを日本国内で完全養殖することに成功したという。その技術が実用化されるまでにはまだ時間がかかりそうであるが、国内でウナギの稚魚を安定供給出来るようになればウナギの値段がもっと安くなる可能性がある。それまで生きていたら出盛のサンマ並みの値段でウナギが食べられるようになるのだろうか。

7月24日(土)「氷河急行」

2010-07-24 11:53:02 | (は)のお父さん閑話365日(転載)
7月24日(土)「氷河急行」

スイスのサンモリッツとマッターホルンのふもとの町・ツェルマットを結ぶ観光列車「氷河急行」が脱線転覆し、日本人観光客1人が死亡、多数の負傷者が出たそうだ。6両編成の後3両が事故にあったそうだが、急行といってものんびり走るいわば鈍行列車がなぜ脱線転覆したのか分からない。

この列車にはかなり前に一度乗ったことがある。途中標高2,033mのオーベルアルプ峠越えなどがあり、谷間をのろのろと這うように進む列車だからこそ、周囲の景色をゆっくり楽しむことが出来るわけだ。小生が乗ったのはクールからツェルマットまでの約180kmだったが7時間もかかっているから時速約26kmに過ぎない。

食堂車でゆっくりワインと食事を楽しみ、緑のアルプ(牧場)と放牧されている家畜を眺め、はるか下方の谷間を流れる小川やハイジのお爺さんの家のような家畜番小屋を望むのんびりした列車の旅だった。

勾配がきつい線路を上ったり下ったりだからスピードは出ないのは当たり前で、テーブルに置いたグラスに注いだワインが斜めになるので、わざわざグラスの脚を傾けて作ったワイングラスを乗車土産に売っていた。そんな懐かしい思い出がある「氷河急行」だから、事故の原因究明をして再び安全運行で観光客を楽しませて欲しい。

それから1週間滞在したツェルマットでは朝夕マッターホルンを仰ぎ、電車で3,130mの展望台まで上ってマッターホルンの雄姿を間近に眺め、ゴルナーグラート氷河、フィンデルン氷河などの迫力に圧倒されたのを昨日のできごとのように鮮やかに思い出す。

展望台からに帰途、途中で電車を降りて、お花畑の中を宿舎のシャレー(貸し別荘)まで歩いて下ったのも忘れえぬ思い出である。「氷河急行」事故のお陰で10数年前のスイス旅行を思い出した。