9月11日(土)二つのニュース
昨日二つの大きなニュースが日本中を駆け抜けた。一つは日本振興銀行の経営破たん、もう一つは郵便割引制度をめぐる不正で罪に問われた厚生労働省の元局長・村木厚子さんに対する無罪判決である。前者は日本初のペイオフ発動で注目され、後者は検察の強引で杜撰な取調べ・調書のでっち上げを暴き出した。
日本振興銀行は定期預金専門の銀行で一般にはなじみが薄いが仙台市にも二つの営業所がある。問題のペイオフとは銀行が経営破たんしたとき、預金者一人について預金元本1千万円とその利息までを保護する制度である。それを超える預金は銀行の資産を整理したうえで払い戻されるが減額される可能性が高い。小生は1千万円はおろか預金がほとんどないので関係ないけれども、お金持ちにとっては重大関心事に違いない。
それよりずっと恐ろしいのが検察の横暴と調書のでっち上げ、それに基づく罪状で罪に問われることである。村木元局長は終始罪状を否認し、裁判を通じて検察の立証を覆す事実が次々明るみに出て無罪を勝ち取った。それにしても、検察が自分たちに都合がいいようにシナリオ通りに物語を捏造するテクニックには恐れ入った。村木元局長は検事の執拗な追及に「魔術にかけられそうな怖さがあった」と述懐しているが、よほど意志堅固な人でない限り検察の作文に署名させられてしまうだろう。
今回は裁判を通じての証拠調べで検察側の虚構が暴かれたから良かったけれども、まかり間違えば冤罪を生みかねない危険をはらんでいた。裁判後「これ以上私の時間を奪わないで欲しい」と述べた村木元局長の言葉が重く響いた。
昨日二つの大きなニュースが日本中を駆け抜けた。一つは日本振興銀行の経営破たん、もう一つは郵便割引制度をめぐる不正で罪に問われた厚生労働省の元局長・村木厚子さんに対する無罪判決である。前者は日本初のペイオフ発動で注目され、後者は検察の強引で杜撰な取調べ・調書のでっち上げを暴き出した。
日本振興銀行は定期預金専門の銀行で一般にはなじみが薄いが仙台市にも二つの営業所がある。問題のペイオフとは銀行が経営破たんしたとき、預金者一人について預金元本1千万円とその利息までを保護する制度である。それを超える預金は銀行の資産を整理したうえで払い戻されるが減額される可能性が高い。小生は1千万円はおろか預金がほとんどないので関係ないけれども、お金持ちにとっては重大関心事に違いない。
それよりずっと恐ろしいのが検察の横暴と調書のでっち上げ、それに基づく罪状で罪に問われることである。村木元局長は終始罪状を否認し、裁判を通じて検察の立証を覆す事実が次々明るみに出て無罪を勝ち取った。それにしても、検察が自分たちに都合がいいようにシナリオ通りに物語を捏造するテクニックには恐れ入った。村木元局長は検事の執拗な追及に「魔術にかけられそうな怖さがあった」と述懐しているが、よほど意志堅固な人でない限り検察の作文に署名させられてしまうだろう。
今回は裁判を通じての証拠調べで検察側の虚構が暴かれたから良かったけれども、まかり間違えば冤罪を生みかねない危険をはらんでいた。裁判後「これ以上私の時間を奪わないで欲しい」と述べた村木元局長の言葉が重く響いた。