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◆参議院選挙

2014-11-07 14:19:44 | Weblog
◆参議院選挙が、約二ヶ月後に迫りました。衆議院の解散、衆参ダブル選挙の可能性もあり当初7月21日が有力と思われていた日程も衆議院を通過した「0増5減」案の参議院の審議しだいでは、最終確定は6月になる可能性もあります。参議院での採決とダブル選挙を考慮すると日程は8月にずれ込む可能性も出てきました。参議院議員の改選は比例代表区選出議員48人、選挙区選出議員73人、合計121人。議院の継続性を保つとともに国会の機能の空白化を防ぐことを目的として参議院議員の半数づつがが3年ごとに改選されます。解散はありません。
ねじれ国会という言葉を聞きますね、この言葉は、政権政党が衆議院議員の過半数を維持しているのに対し参議院議員では過半数に達していないことをいいます。衆議院で可決された国会の決議が参議院で否決されると云う現象が起こりやすくなりスムーズな国会の運営が行いづらくなります。
では、なぜねじれるのか?
要因は参議院の選挙のしくみにあります。衆議院議員の選挙は小選挙区制、この区割りだと各選挙区に1名の候補者だけが当選となります。100万の票を獲得しても2位では落選です。したがって死に票が大量に発生することになります。よく言われる”風”、風とは時局にのり民意を大きく反映し多くの票が得られる政策をもった政党が得る票ことを意味します。衆議院では一票でも多い候補者1人だけが当選することになりますから、結果、追い"風"を受けた政党が大勝しそれ以外の政党は大敗するという現象が発生することになります。
 
 参議院議員の選挙は中選挙区制です。中選挙区制(あるいは大選挙区制)中選挙区も大選挙区も名前の違い程度で変わりはない))では1人区以外の選挙区では複数の当選者が誕生することになります。2人区を例に説明すると3分の1以上の票を獲得できれば必ず当選できるし3分の1を採らなくても2番目に入れれば当選します。人気のある政党が仮に2名の候補者を出馬して3分の2以上の票を得たとしてもトップと2位を独占しなければなりません。トップと2位の独占、相当な集票能力のある有力な候補者を2名擁立、あるいは当該政党が3分の2以上の支持率を得てその票を上手に2つに分けることが必要になります。全国数十カ所ある選挙区ではどのような政党にも難しく、結果、獲得票の少ない党の候補者も当選しやすくなります。少ない意見が反映され死に票も少なくなりより民主主義ともいえますが、少ない票で当選できるわけですからここでも一票の格差が生まれていることになります。任期は6年あり解散はありません。衆議院選挙のように一政党が大勝ちすることも少なくなります。しかし、ねじれてしまえば何も決めることのできない国会になってしまいます。また、経済状態や国民の意見もかわります。国民は強い政党決められる政権を望んでいるように感じます。

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