横浜の秘密

知らなかった横浜がいっぱい ~鈴木祐蔵ブログ~

「横浜謎解き散歩」(KADOKAWA 新人物文庫)。本ブログにない横浜の秘密・謎を満載!

2021-08-31 07:19:06 | 
江戸時代の幕末、安政6年(1859年)にアメリカからの開国の要求に応じて、日本は長年続いた鎖国に終止符を打つ決断をした。開港した横浜では、世界各国の人々が貿易のために船で訪れるようになっただけではなく、外国人居留地が設けられ、海外の人々が生活の拠点とし、貿易や商売をすることが認められることになった。

横浜・山下および山手の2つの外国人居留地で暮らしを営むようになった世界の人々は、より快適な生活を送るため、さまざまな自国の文化を横浜に持ち込んだ。好奇心旺盛な横浜の人々はそうした海外の文化を積極的に日々の暮らしに取り入れた。横浜はそうした歴史の背景があるため、異国情緒が漂い、日本の発祥となっている文化にあふれている。

自著「横浜謎解き散歩」(KADOKAWA 新人物文庫/監修:小市和雄)は、厳選した横浜の歴史雑学文庫。

本ブログ「横浜の秘密」では紹介していない“横浜の秘密や謎”が盛りだくさんである。本ブログと併せてお読みいただければ、きっと、横浜の奥の深さがわかり、横浜をもっと好きになったり、横浜がもっと楽しくなったり、横浜に足を運んでみたくなったりすることだろう。

2002年にはサッカー・ワールドカップの、2019年はラグビー・ワールドカップの決勝戦の舞台として世界的に耳目を集め、2021年に2020年東京五輪が開催されて野球・ソフトボールの歴史的決戦のメインステージとしても、さらに脚光を浴びた横浜。「横浜謎解き散歩」を手にすれば、その知られざる生い立ち、歴史、文化、素顔などなど、一歩踏み込んだ横浜に心動かされるはずだ。



横浜謎解き散歩(KADOKAWA 新人物文庫)

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●KADOKAWA
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●有隣堂


【内容・目次】

第1章 横浜ってどんなとこ?

■開国が生んだ異国情緒と宿場の面影
■横浜という土地柄が生んだ多彩な人材
■ハマっ子を熱狂させる野球とサッカー
■横浜の新たな挑戦、みなとみらい21と八景島

第2章 開港・歴史編

■横浜市は誕生当初、いまの約八〇分の一の広さだった?
■日米和親条約の交渉場所は、鎌倉か浦賀の可能性もあった?
■八景島に「ペリー艦隊碇泊地記念碑」が建つわけは?
■日米和親条約の締結時に、力士が活躍した?
■開港する予定だったのは、「横浜」ではなく「神奈川」?
■横浜には開港後、二つの外国人居留地があった?
■居留地の外国人は、開港場から約四〇キロメートル以上は外出禁止?
■人気スポット・元町ができた意外な経緯とは?
■居留地の外国人は、特別パスポートで箱根や熱海にも出かけた?
■外国人居留地を見回る「どんどこ廻り」は日本初のパトロール?
■「港の見える丘公園」に、英仏軍が一二年近く駐屯していた?
■中華街を守る「加賀町警察署」は、「居留地警察署」だった?
■横浜天主堂の鐘は火災警報に使われた?
■「ぺけ」「ちゃぶ台」は、外国人との交流から誕生した言葉?
■横浜の開港は七月一日なのに、開港記念日が六月二日のわけは?

第3章 交通編

■日本大通りは、大火災を防ぐためにつくられた?
■街路樹を日本で初めて植えたのは、馬車道だった?
■関内と伊勢佐木町を結ぶ「吉田橋」が、「カネの橋」と呼ばれたのはなぜ?
■「象の鼻」はなぜ横浜港につくられた?
■開港時につくられた、横浜港と東海道を結ぶ「横浜道」とは?
■祝祭日に日の丸を掲げる慣習は、日本初の鉄道が起源?
■初代横浜駅は、いまの桜木町駅だった?
■横浜駅、じつは三代目?
■日本のレンタサイクルの発祥地は元町だった?
■京浜急行・横浜駅~戸部駅間にある謎のプラットホームの正体は?
■JR鶴見線に財閥や実業家にちなんだ駅名が多いのはなぜ?
■JR鶴見線・海芝浦駅は、東芝勤務の人しか改札の外に出られない?
■東海道の「権太坂」と箱根駅伝の「権太坂」は、場所が異なる?
■「開かずの踏切」に激怒した吉田茂の「ワンマン道路」とは?
■「こどもの国線」はかつて軍用路線だった?
■清水谷戸トンネルは、日本の現役最古の鉄道トンネル?
■長津田と荏田は、東海道の裏街道の宿場町だった?
■六浦から鎌倉へ物資を運んだ「朝比奈切通し」とは?

第4章 地名・地理編

■住所に地番をつける慣習は、横浜の外国人居留地で始まった?
■山下町と山手町の番地は、かつての外国人居留地の地番と同じ?
■山下町にあるのになぜ「加賀町警察署」「薩摩町中区役所前」?
■「関内」というの町名はないのに、駅とエリアがあるのはなぜ?
■「伊勢佐木町」の町名は、街を整備した三人の名前と屋号が由来?
■「高島町」の由来となった高島嘉右衛門とはどんな人物?
■源頼朝の命名の「屛風ヶ浦」は、本当はどこからどこまで?
■横浜がかつて相模国と武蔵国に分かれていたことを示すスポットとは?
■「金沢八景」の発祥地は、金沢文庫に近い能見堂だった?

第5章 食・料理編

■西洋人が通訳として連れてきた中国人が、横浜中華街の始まり?
■「中華街」は戦後、横浜生まれの造語?
■中華街ははじめ、グルメの街ではなかった?
■中華街の道はなぜ海岸線に対して斜めなのか?
■馬車道に開業した日本人初のアイスクリーム店の苦労とは?
■牛鍋屋の日本初開業をめぐり、創業者が離婚の危機に?
■横浜生まれの「サンマーメン」、その名の由来は?
■キャベツなどの西洋野菜が横浜で初めて栽培された?
■ホテルニューグランドは、ナポリタン発祥の地?
■不二家伊勢佐木町店では戦前にコーラが飲めた?
■横浜駅が始発駅でなかったことが、崎陽軒のシウマイを生んだ?
■綱島は、戦前まで岡山と並ぶ桃の名産地だった?
■横浜でつくられた日本初のハムが、「鎌倉ハム」と呼ばれるわけは?

第6章 文化・娯楽・スポーツ編

■日本初の電報・電話サービスが東京~横浜間で始まったときの騒動とは?
■山手の妙香寺は、「君が代」発祥の地?
■横浜市歌の作詞者は、文豪・森鷗外?
■「山下公園」は、関東大震災のガレキでつくられた?
■谷崎潤一郎も書き記した、幻の絶景スポット「元町百段」とは?
■山下・本牧・磯子・富岡にも、かつて海水浴場があった?
■「野島」に残された横浜唯一の自然海岸と数々の歴史遺産とは?
■「海の公園」にある横浜唯一の海水浴場は、千葉県生まれ?
■日本初の女学校「フェリス女学院」は、当初、男女共学だった?
■映画の「封切り」という言葉は、伊勢佐木町のオデヲン座が発祥?
■「ズーラシア」は、野毛山動物園を廃止してつくる予定だった?
■綱島はかつて「東京の奥座敷」と称された、有名な温泉街だった?
■富岡(横浜市金沢区)は直木三十五ゆかりの地?
■「根岸競馬場」は、生麦事件をきっかけに生まれた。
■日本初の洋式公園「山手公園」は、日本のテニス発祥地?
■日本初の「野球の試合」は、横浜公園で行われていない?
■外国人居留地の陸上競技大会が、日本の運動会の起源?
■伊勢佐木町の「ウェルカム・ゲート」と東京五輪との関係は?
■日本サッカーの守り神になった「師岡熊野神社」とは?

第7章 建物・施設編

■山手の横浜外国人墓地は、横須賀にできる可能性もあった?
■外国の公館が神奈川区のお寺に置かれたわけは?
■開港当初、成仏寺がキリスト教宣教師の宿舎になった?
■本覚寺は、なぜ日本のペンキ発祥の地と呼ばれる?
■浦島太郎の伝説が伝わる慶運寺とは?
■北条政子と井土ヶ谷の「乗蓮寺」の関係は?
■日本初の公衆トイレは、外国人のクレームから設置された?
■一日で全部めぐると願いがかなうという「横浜三塔」とは?
■日本初のホテル「横浜ホテル」には日本初の施設がいっぱい!
■「横浜天主堂」のマリア像が白く塗られたわけは?
■「横浜マリンタワー」の外観がかつて赤と白だったわけは?
■慶応義塾大学日吉キャンパスにある戦争遺跡とは?


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございます。 (鈴木祐蔵)
2016-07-18 20:06:53
わざわざ、ありがとうございます。
ぜひ、ご一読ください。

ブログの方も、今後また、書いていく予定です。
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面白そうですね! (hino)
2016-07-18 09:08:12
そういえば横浜ってよく行く割によく知らないことが多いですね。面白そうです!
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