横浜の秘密

知らなかった横浜がいっぱい ~鈴木祐蔵ブログ~

馬車道は生チョコの発祥地ではない。

2016-05-14 01:12:51 | 横浜の食・グルメ
日本で初めて産声をあげたものがいろいろとある馬車道。しかし、なかには日本の発祥地だとカン違いされているものもある。

馬車道に「シルスマリア」という洋菓子店が店舗を構えており、「生チョコ発祥の店」と書かれたひときわ大きな看板を掲げている。散策している際などに目に飛び込んできやすい看板なので、あたかも馬車道が生チョコ発祥の地であるかのように錯覚しやすい。

確かに「シルスマリア」は「生チョコ発祥の店」。1988年、世界で初めて「生チョコ」を世に送り出した。ところが、馬車道が生チョコの発祥地ではないのだ。

じつは、「シルスマリア」は神奈川県平塚市に店舗を構えて誕生。世界初の「生チョコ」は、平塚店の工房で職人の手により生み出されたものである。「生チョコの発祥地は、神奈川県平塚市」ということになる。(※2019年12月現在、本店は馬車道店に)

横浜馬車道ビル1Fに店舗を構える馬車道店と、みなとみらい21エリアのMARK IS みなとみらい店、JR桜木町駅前に2017年12月オープンしたCIAL桜木町店、東京・南町田のグランベリーパークに2019年11月に新規開店した南町田グランベリーパーク店は、いずれも工房がない販売専門ショップ。そのため、平塚店の工房でつくられた生チョコや生ケーキ、焼き菓子をそれらの店舗まで運び、店頭で売っている。

馬車道やみなとみらい、桜木町、南町田で「生チョコ発祥の店」という大きな看板を見かけても、そこが「生チョコ発祥の地」だと決してカン違いしてはいけない。


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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2019-02-13 18:13:22
>平塚市の本店の工房で職人の手により生み出されたもの。「生チョコの発祥地は、神奈川県平塚市」ということになる。

この書き方では誤解を生む。本店は工房だけで販売する店がないかのようにも取れてしまう。だとしたら発祥は馬車道店でも問題ない。工房と販売店は一体とも言えるからだ。

だが本店には店も併設されている。ならば発祥は平塚だ。
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Unknown (Unknown)
2019-02-14 14:38:26
本店ということで、販売する店であることは分かると思いますよ。
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