シネマティックかふぇ

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葉桜の季節に君を想うということ

2005年02月22日 | 
2003年度版の「このミステリーがすごい!」で1位をゲットした歌野晶午の本格ミステリです。

タイトルからしてミステリっぽくないし、読んでいても普通の探偵さんのお話にしか思えない。そう思いながら読んでいたら、実はラストに全てをひっくり返すような驚きの展開が待ち受けていました。決して映画化もドラマ化もできない、小説ならではの見事なトリックには正直ビックリさせられました。読後、タイトルの意味がわかって納得!

とても文章が読みやすいし、主人公が経験する数々のエピソードもとても面白い。ただ、これが本格なのかどうかと問われると、ちょっと?な部分もないことはないけどね。でも面白かったです。


独断評価:★★★★