いっぷく亭

ジョウカンおじさんの独り言。
話題になった事を時期遅れで書いて行きたいと思います。
皆様の返信をお待ちしています。

運命について・1、因縁果と霊魂の不滅

2005年06月27日 | Weblog
運命学といった「学」ではない庶民レベルの生活の知恵の範囲で運命について思いを巡らしたいと思います。

因果応報とか昔から言われていますが物事には原因があると言う考え方です。
この事と霊魂と言うものが人間にあって、肉体は滅んでも魂は永遠に残り次々に生まれ変わるという霊魂不滅の考えは如何しても両立しないものです。
「親の因果が子に結び・・・」等というように因果は遺伝(相続)します。
親は子に其の遺伝子を残して消滅するわけです。
子供は親の因を相続して発生するわけです。
もし霊魂が不滅なら産まれた子供の中で、自らの前世の魂と親の遺伝が喧嘩してしまうでしょう。
私は現実問題として子供が親の遺伝を強く受けているのは間違いないので、霊魂の不滅は信じる気になりません。
大体我々は前世の記憶と言うものが全くないではないですか。
もし霊魂が不滅で「前世の怨念が祟って・・・」と言うのであればその辺の事情が極めて鮮明に記憶にないと祟るにも祟れないでしょう。
前世の記憶は全くなくても霊魂は不滅である事は有り得るとは考えられますが、記憶にないのなら考えても無駄であるから無視してもよい理屈です。
何回生まれ変わっても何も覚えて居ないのでは人格(魂)の統一が保てないでしょう。
現世でいい事をすれば来世で報われると言っても因果関係を覚えていないのでは因果とは言えないと言う事です。
やはり因果は親子の遺伝として捉えるべきだと思います。
子孫に因を相続しておきながらなお且つ自分の魂が来世に行くと言うのは二重性があり無理で欲張りな考えと言わざを得ません。
其の二重性により親子の霊魂が時代を経るにしたがって増え続けると言ったおかしな事になります。