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おみがき 2020 一日目、二日目

2020年12月22日 | おそうじ・設備・DIYなど
松山では11月中旬頃から新型コロナウイルス感染者数が急増したため、また緊張感が出てきました。最近は愛媛県は少し落ち着いてきましたが、関東関西では現在も増加傾向で大変なようですね…

12月には婦人会の懇親会、お煤払い(大掃除)、おみがきなどの行事がありますが、勤修の判断を迫られた11月下旬に中止を決定しました。
とは言っても、大掃除をしないわけにはいかないので、住職家族のみでできるところをすることになりました。

住職が法務で忙しいなか、坊守、若坊守が本堂、庫裡、山門、鐘楼門などいたるところをあっという間にお掃除してくれました。

(住)面目ないです。





婦人会も中止になりましたが、非常に残念がっている方が多かったのと、ちょうどその頃には少し落ち着いたので、「やっとけばよかったかな…」とも思いました。


毎年のことですが、おみがき(仏具の大そうじ)の様子を紹介します。
21日から三日間かけておみがきをしました。



お内陣のすべての仏具を下ろします。
阿弥陀さまもご遷座して頂き(移動すること)、お扉も閉めます。






後でそれぞれの仏具のお掃除がしやすいように間隔をあけて外陣に並べました。


空っぽになったお内陣




一日目の今日は夜になってしまったので、高いところにある埃を落とすだけです。脚立に登り、はたきやブロワーで御宮殿(おくうでん)の屋根などの埃を落とします。翌日には床に落ちていることでしょう。



長男はお友達とクリスマスパーティーがあったので、サンタのコスプレで帰ってきました笑 お寺の本堂にもサンタさんが来てくれたようです(^^)☆







【二日目】
床や壇に落ちた埃を掃除して、いよいよ仏具のおみがきです。
当山では、壇や仏具、すべての漆部分を漆みがきクリームでみがきます。
金属類の一部は薬液につけてみがきます。
金箔は基本的に触りませんが、汚れがひどい時には金箔用の薬液で洗うこともあります。









一年の汚れですので…
漆みがきを使うとかなり綺麗になります。
写真は御宮殿の阿弥陀さまがいらっしゃる部分です。
磨きおわったところは、反射して金柱が鏡のように写っています。
まだ磨いてない部分は少し曇っています。





お掃除の間、長男は即席キッズスペースで遊ばせます。
外陣に仏具がいっぱいあるので触ると大変です…。


我慢できなくなってきた頃合いにDVDを観せて時間を稼ぎます。
我ながら良いアイデアです。
最近はまっているアニメ(スポンジ・ボブ)を、まるでライブハウスの最前列の観客のように観賞しています。





今度は外陣に避難した仏具です。




お内陣の床も拭き掃除



今日はここまで。
明日は金属類を掃除し、仏具を戻し、外陣の拭き掃除です。



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