酒と女の全てをロックンロールと呼べ!

ロックンロールを好きになると寂しがりやになっちまう・・

第二章

2007-05-31 23:19:58 | お酒
ここであえてホッピーの説明をする必要もないだろう。

問題は、この店の焼酎の量だ。

やたら多いのだ。某芸人のギャグが頭をよぎる(どん○け~)

まあ母乳代わりにメチルアルコールを飲んでいたカツオ老人には大した問題でもないのだろう。

しかし、杯を重ねるごとにジワジワと胃のあたりが熱くなってきているのを感じる。

「このわしも酒に飲まれるようになったわい」

酒のせいか、少し気持ちが高揚し、昨夜抱いた1人の女を思い出してしまい、ふと笑みがこぼれた。

「まるでスポーツのようだったわい・・・」

良い酒を飲んで、気分良く店を後にしたカツオ老人は少し酔っている。
頬がほんのりと紅く染まっていて、精気がみなぎっている。まるで50代の働き盛りの時に戻ったようだ。

「あの灯はなんだろう・・」

上を見上げると、
「ビデオ見放題.完全個室.オプション有り」
こんな店に昔は興味なかったカツオ老人だが、妙に胸騒ぎがする。
噂で聞いたことがあるが、アダルト系のDVDが大量に置いてあって、それを個室で鑑賞できるらしい。
頃合いを見計らってドアがノックされて、ドアを開けるとそこには若い女が立ち尽くし、手淫的な行為に及ぶとのことである。

年老いても心は少年。いつも男の直感で生きて来て成功を手に入れた。
そんなカツオ老人の直感が働いた。

「ありだな」

そう言い残してカツオ老人はビルに消えていった。。。

                   第二章 完

この物語は完全フィクションです。名称や内容、その他の全てが私の完全なる思いつきですのでご理解下さい。
もう続編はやめた方がいいですか?笑