下駄スケートと呼ばれる日本独自のスケートのことです。
下駄スケートは、1906年に長野県下諏訪町の飾り職人・河西準乃助が発明したもので、下駄の歯に鉄製の刃をつけて滑るものでした。
これを真似して、下駄にカスガイ(鎹)を打ち込み代用して、凍った溜め池で滑り遊んでいたら、氷が割れてドボンと落ちることも有ったとか。
下駄スケートは、諏訪湖で日本初のスケート大会が開催されるなど、スケートが日本に広まるきっかけとなりました。
下駄スケートは、足袋を履いて紐で足に縛り付けるので、足の裏が痛くなったり、紐が緩んだりすることもありましたが、上手な人は靴スケートと変わらないほど滑れたそうです。
下駄スケートは、昭和30年代に革製のスケート靴に取って代わられるまで、一般的に使われていました。
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