ロシア海軍の潜水艦「クラスノダール」 テロ組織「ダーイシュ(IS)」の施設に水中からミサイル攻撃
2017年05月31日 15:05 SPUTNIK
ロシア海軍の潜水艦「クラスノダール」が、シリアにあるテロ組織「ダーイシュ(IS)」の施設に向けて水中から巡
航ミサイルを発射した。ロシア国防省が発表した。
標的となったのは、重機が置かれ、テロリストらによってラッカから投入された戦闘員部隊がいたパルミラ東部の
隠れ場所。
伝えられたところによると、ロシア海軍のフリゲート「アドミラル・エッセン」と潜水艦「クラスノダール」が、巡航ミサイル
「カリブル」4発を発射し、すべての目標を破壊した。
2017.05.31 Wed posted at 18:46 JST CNN抜粋
ロシア国防省の声明によると、海軍のフリゲート艦と潜水艦が地中海東部からパルミラの標的に向け、計4発の巡航ミ
サイルを発射。ミサイルは全て標的に命中した。ISISはこれらの拠点に、首都と称する北部ラッカから装備や部隊を移
動していたという。
国防省によれば、米国とトルコ、イスラエルにはミサイル攻撃の計画を「適時に」通知していた。
パルミラは2015年にISISに占拠された。その後、シリア政府軍とISISが交互に支配する攻防を繰り返してきた。
今年3月、政府軍がロシア軍機の援護を受けて奪還を果たした作戦では、ISIS側の戦闘員少なくとも1000人が死傷し
たと、ロシア国防省から発表があった。
パルミラは政権側とISISの双方にとって戦略的に重要な都市。ラッカから約225キロ離れたホムス県に位置し、世界的
に重要な古代遺跡で知られる。