土と暮らす

どこかで土や水や空と繋がっていないと、自分を見失うよなぁ

雨雨ふれふれ

2005年09月23日 | はたけnews
いや~
暑さ寒さも彼岸までといいますが
暑いですね。

今日も畑へ行って来ました。

黒豆が大きな鞘を付けていました。
でも中の豆はまだ痩せてます。
もうちょっと雨がふってくれると
むくむくと太ってくれて
美味しく頂くことが出来ます。
雨ジャンジャンふってくれ~。
秋雨カモン!


今日は白菜の苗を植えました。
たっぷり水をやった後
通り雨が来まして
ばんばんざいです。
雨はふりすぎなければありがたいものです。


夏からひたすら草を鋤き込んできた畑に
今日も草を入れ、トラクターで
土と草を混ぜました。
かなり良い土に仕上がっています。
今年はこの畑へタマネギを植える予定です。
前回のタマネギは草を取らず放っておいて
らっきょみたいなのしか獲れなかったのですが
今年こそはやったるでぇ。見とれよ。

土を触る手にも力が入りますよ。

新美南吉

2005年09月08日 | ほん
夕方、ちょっと時間があったので
図書館をブラブラしておりました。

目的があったわけではなく、時間調整のため
暇をつぶすだけだったので、ほんとにただ本棚の間を
右へ左へ漂っておりました。

と、懐かしい題の絵本に目が止まりました。

「てぶくろをかいに」

新美南吉の代表作の一つです。
あーこの話、小学校の低学年だったとき、国語で
習ったんよね~。懐かしいなぁ。
手にとって読んでみました。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/637_13341.html
(まぁ、読んでみてよ。いいよぉ。)

いいなぁ。味わい深い終わり方だなぁ、と最後のページを
めくったら、解説があったのでそれもつらつらと読んでみました。

そしたらなんと、こう書いてあるではないですか!



「南吉は30歳を待たずに他界」
「この『てぶくろをかいに』は20歳の時に書かれた作品で」



え~~~~!!
マジで?!
これ、二十歳の青年が書いたっちゅうんですか?!
うひゃ~、す、すごい。
二十歳でこんなの書ける人がおるんじゃなぁ、と
思っていたら、次の行には
さらにこう書いてありました。




「『ごんぎつね』を執筆したのは17歳のときでした。」




おおぉぅぅぇぇえええええーーー!!!
17歳!!
17歳って、あの、17歳?

うそじゃろうが!17歳の奴にこんなの書けるわけないじゃんか!!
http://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/628_14895.html
(ほんま、あらためて読んでみんさいや。切ないな~)

だいたい17っつったらエロ本読むか携帯で月1万使うか
コンビニの前にたむろするしか能がない年齢じゃろうが!えぇ?
(偏見)
馬鹿も休み休み言いんさいや!家に帰ったらネットで調べたるけえね!
首洗って待っときんさいよ!!


で、調べてみました。
「ごん狐」が作品として雑誌「赤い鳥」に掲載されたのが
1932年、南吉19歳の時だと書いてあります。
ほら~17じゃないじゃ~ん、でも19でも相当すごいと思いつつ
もうちょっとよく調べてみましたところ
南吉が代用教員をしていた1931年(昭和6年)6月に
「自分の作った童話「ごん狐」を、子どもたちに話して聞かせました。」
と書いてあるではないですか。
南吉が生まれたのが1913年7月30日ということですから
1931年6月は、18歳になる一月ほど前ですね。
http://www.nankichi.gr.jp/life/life.htm#yanabesho

あうーー
やっぱ17じゃ~。

恐るべし。

天才じゃ。

17でこんな味わい深い話書けんよ普通。


すごいなぁ。
すごい人もおるもんじゃなぁ。
わしももっと頑張らんといけんのぅ。

エロ本ばかり読んでいたあの頃が恨めしいです。