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眇め日記パート2

すべてのことを、やぶ睨みで勝手に書き散らしていく。

備蓄米の適正価格とは?

2025-06-04 06:53:50 | 日記
小泉農相の勢いは止まらず、前の盆暗大臣の時に放出した入札米も買い戻すそうです。
結局、入札にしたのは、備蓄米の売値を高くしたかったのでしょう。

備蓄米は、倉庫に保管されるので、倉庫等の保管費用がかかります。
それが、年間480億円という数字が出ていました。
100万トン備蓄することになっているので、計算上そう仮定しましょう。

毎年、1万トンあたり年4.8億円かかっていることになります。
キロ当たりにすると48円、5キロで約250円になります。

注意するのは、古い備蓄米ほど年数がたっているので、倉庫費用は掛かっているということです。
1年から2年保管した古米で、4.8×1.5で7.2億円、古古米で12億円になります。
5キロ当たりにすると、375円と525円
古古古米になると775円、古古古古米だと1025円にまで膨れ上がります。

備蓄米は、年数がたつほど掛かっている経費は高くなっているのです。
最後に飼料として処分される価格や仕入れ価格を基準に、
5キロ80円から800円という計算になっていますが、実費用とかけ離れています。

もちろん、備蓄米は非常時に備えてのものですから、経費はやむをえません。
買う側とすれば、古いコメが安いのは当たり前と思ってしまいますが、
原価からすれば、むしろ高くなるのです。

今回の古い備蓄米放出では、政府の買い入れ価格で、随意契約しています。
かなりの損失となりますが、本来そのまま保存して捨て値で処分された米です。
新しいコメの入札での契約は、政府は高く売りつけたことで収益を上げました。

国民の窮状に付け込んだ国の悪徳商法と言われても仕方がないでしょう。



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