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眇め日記パート2

すべてのことを、やぶ睨みで勝手に書き散らしていく。

米価格はどう決まるのか?

2025-06-03 07:38:48 | 日記
備蓄米が放出されましたが、その価格が適正かの議論が出てきました。
私はこの分野の知識は全くない素人なので、調べていきたいと思います。

まず、備蓄米の市場価格はどう決まるのかという疑問です。
今話題になった平成4年度産の古古米で2000円ちょっとですね。
ここからややこしいんですが、平成6年度産は新米、平成5年度産が古米ですので、
あっていますね。

安いということになっていますが、平成4年度産の米は翌年には、安かったころの価格、
2000円ちょっとで売られていたはずです。
その時の価格で売られてということになります。

問題になっているのが古古古米で、立憲民主党の原口が83円にすぎないとしています。
これは、平成3年度産の米で翌年になれば、国民民主の玉木雄一郎代表が
「備蓄米はあと1年経ったら、家畜のエサに出すようなもの」
に呼応したコメントですね。

確かに、80円から800円で出されているようです。
人の食用ではなくなり、米ではなくなったということでしょう。
ただ、そうなる1年という差は大きいはずです。
今年のうちであれば、備蓄米として使え、災害や飢饉の時には使う価値は残っています。

時間を無視して、価格を決めるというのは、合理的な判断ではありません。
これが、立憲、国民を問わない民主党の最大の欠点で、政権を担うべきではないと理由です。

一方の800円ですが、よく価格の数値として出てきます。
おそらく、農協が農家から買い入れている価格なのでしょう。
農協が、コメの生産量と価格を決めているという由縁です。

米生産農家は、自分で5キロを袋付けするところまでできます。
これは、農協に出す必要がなく、自由に売れます。
それで、昨年の米不足では、買い付け業者に販売したりしたので、
農協から卸業者におろす米が少なくなったのでしょう。

800円では、農家は利益どころか、赤字を余儀なくされているでしょう。
農家が売るコメの価格は、上げなくてはいけません。
ただ、価格を決めているのは、農協なので、思うようには上がらない。

これで、市場に出る米はバカ高くなっても、農家は米を作らなくなるのです。
今、4000円以上で出回っているブランド米も、農家が手にした金は、1000円ちょっとでしょう。
中間で、バカ高いマージンを取っている連中がいるということです。

今までも不作での米不足はありましたが、今回は日本の農業根本を揺るがす問題のようです。
一時的な、備蓄米放出では済まないのは確かですね。
安いと言っても、当たり前の値段なのですし。
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