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眇め日記パート2

すべてのことを、やぶ睨みで勝手に書き散らしていく。

倒産に追い込まれる米卸業者も出てきそう

2025-06-14 06:54:26 | 日記
小泉大臣は手を緩めず、本気でコメを輸入するようです。

備蓄米を買った大手小売業者も、店頭に並べるまでの時間がかかるようで、
これまで同様に放出しても、すぐには市場に出ないので価格を下げる効果はなさそうです。

結局、在庫がつきそうになっている備蓄米に回すのではないでしょうか?
これは、卸業者とのディールで、アメリカ大統領得意のブラフと同様な効果を狙ったものでしょう。

備蓄米が店頭に並んでおり、味が確認できれば、強いてブランド米を購入するのは、
余裕のある人たちに限られます。

備蓄米の放出は、時間を稼ぐ効果しかありません。

スーパーなど大手小売業者が、8月末までには備蓄米を売り切れないと、
小泉氏に実情を話していました。
先に競争入札された備蓄米も、店頭に並ぶのはこれからです。

新米が十分出回るころまで、備蓄米は売られ続け、まさに米がジャブジャブに
なっていきます。
今年の新米は安くはならず、おそらく今と同じ価格水準だと言われています。

一方、米卸業者が大量に抱えている米は、昨年生産されたもので、新米が出回れば、
古米になってしまいます。
となれば、卸業者があわてて小売りに卸す米は、思う通りの高値ではなく、
備蓄米と新米の間の価格でなければ売れません。

ジャブジャブの状態が、さらにジャブジャブになり、卸業者は大量に抱えた米を
年内に売り切れなくなり、さらに価格を下げずにはいられなくなります。

保存費用も掛かり、購入資金の借り入れ利息も上乗せされて、
会社の資金繰りが非常に苦しくなっていくと思います。

今年の1-3月は利益が大幅に増えましたが、これから赤字になるのは避けられません。
上場企業など大手は体力がありますが、中小の卸の破産ラッシュが起こってくるかもしれません。

米高に苦しんだので、誰も同情する人はいないでしょうね。


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