少し前の「折々のことば」(鷲田清一、朝日朝刊)。
能力というものは、自分が持っていると考える筋合いの
ものではない。(料理研究家、辻静雄)
能力とは、その人の仕事ぶりを見ている人が測ってくれる
ものなのに、努力が報われないと他人や社会のせいにする。
周りから「これはあの人に任せておけば大丈夫」と言われる
ようになってはじめてその人の能力となる。
「上司がアホやから」と言っていた現役時代。自分の能力は
自分しかわからないと思っているうちは、自分の無能にも気が
付いていなかった。蓋し名言である。
今日の日の出は不発、十九夜の月もすぐ雲間に