日光例幣使街道ウォーク初日の続きを変更して、朝日新聞の辛口論説
委員高橋純子が、政治学者、丸山真男の国会の二つの政治的機能を解説
している今朝のコラム「多事奏論」をいつも通り超要約で引用する。
国会の政治的機能の一つは、国民のさまざまな利害や意見の相違を統合・
調節する機能。もう一つが本題の「教育的機能」。
国会での審議を通じて、国民の関心を不断に呼び起こし、それと同時に
いろいろな問題点を明らかにしていく。それがそのまま国民に対する政治
教育として意味を持つ。
「こういう無限のサイクルが、一方では国民の公共事に対する自発的な
感心を高め、自分たちの意見が取り入れられるいうところから国民の
参与感が増大する」
しかしながら安倍一強下での国会は、ごまかす、はぐらかす、嘘をつく、
あげくの果ての強行採決 → 国民が自分の意見を持ち、政治に反映する
ことを諦める → その諦念を反映し一強はますます増長 → ごまかす、
はぐらかす。これがこの十年の無限サイクル。
今後は安倍一強の「生みの親」である立憲代表野田君と裏金問題の発覚で
はからずも安倍一強が崩壊した僥倖で首相の座についた、過半数割れの与党
代表の石破君に「国会の教育的機能」の復活の責任がかかっている。
今朝の日の出(流山橋にて)