じんべえ時悠帖Ⅱ

歌謡曲にみるジェンダーフリー

 来年のことを言うと鬼が笑うと言うが、再来年(2025)は昭和

100年である。民放BS番組、武田鉄矢の「昭和は輝いていた」は

昭和歌謡を取り上げることが多いので大ファンである。

 直近は「男が唄う女歌、女が唄う男歌」。畠山みどりの「出世街道」、

美空ひばりの「柔」や任侠ものはまさに男歌。八代亜紀の「舟歌」も

酒好き男の歌だろう。

 逆にバーブ佐竹の「女心の歌」、小林旭の「昔の名前で出ています」、

殿様キングス「涙の操」、黒沢明とロスプリモスの「ラブユー東京」

などは切ない「女心」を歌う。

 実は戦中にもあったという。男(塩みねお)が唄う「軍国子守唄」、

女(音丸)が唄う軍歌「満州吹雪」などである。

 武田鉄矢は、これぞ日本のジェンダーフリーではないか、人間には

男の部分、女の部分の両方があるのが自然かも知れないと言う。

 唄う歌手も、その時は自分が間違いなく男(あるいは女)になって

唄っているという。

♪女ですもの 人並みに

 夢を見たのが なぜ悪い

 今夜しみじみ 知らされた

 男心の うらおもて

 (バーブ佐竹「女心の唄」四番)

 

3日前の夜明け散歩から

 

    

 

 


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コメント一覧

jinbei1947
ワイコマ様
芸能の世界でのジェンダーフリーは当たり前でも、実社会ではまだ抵抗が
大きいですね。
そう言う自分の心の中にも何か引っかかるものもあります。
ykoma1949
歌の世界や 歌劇の世界では昔からジェンダーフリーだった・・
宝塚歌劇団も、女性が男役を演じたり、歌舞伎の世界でも男性が
女役を演じたり・・歌の世界では、じんべえさまのおっしゃる通
り、多くの男女が異性の歌を歌っています。日本でも昔から
ジェンダーフリー・・これは人間の本当の姿、遺伝子情報の僅かな
かけ違いだけの事で・・人間の心身にはみんなが持ち合わせている
ものなのかもしれませんね~
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