朝刊に載った新刊本「『北の国から』黒板五郎の言葉」
(倉本聰・碓井広義編)の広告文に目が留まった。
金なんか望むな。倖せだけを見ろ。
そして謙虚につつましく生きろ。
都会は無駄であふれ、その無駄で食う人々の数が増え、
すべては金で買え、人は己のなすべき事まで他人に金を払い
そして依頼する。
他愛ない知識と情報が横溢し、それを最も多く知る人間が
偉い人間だと評価され、人はみなそこへあこがれ向かい、
その裏で人類が営々とたくわえて来た生きるための知恵、
創る能力は知らず知らずに退化している。
それが果たして文明なのだろうか。
「北の国から」はここから発想した。 ーーー倉本聰
倉本聰がこう感じた40年前と現代は変わったのだろうか。
全く変わらない、というよりまさに現代を言ってるように
さえ感じる。そして、五郎を演じた田中邦衛を偲ぶ。
この春に亡くなった時、「あ、五郎が死んだ」と思った。
さて、昨日書いた「柴又100キロマラソン」のトップ集団
の10キロラップ、50分弱は「40分弱」の間違い。カメラの
時刻が10分近く狂っていた。
ネットの速報で見ると、男子優勝は10キロでもトップの
ゼッケンA1001の風見選手。タイムは6時間31分、5キロ毎
のラップタイムが途中の1回以外、他の19回が全て19分台
という超安定感が凄い。
女子も昨日の10キロの写真に写っているゼッケンA4001番の
浜田光穂選手が優勝。タイムは7時間40分で、これも5キロ毎
のラップタイムは23分±1分と安定している。
右のA4007番の女性は50キロ手前で棄権の模様。
今朝も明け方は全天曇り、昨日の柴又100キロマラソンに
使われたレンタルの照明塔が回収待ちでポツンと残る。
午後8時過ぎ、14時間近くかかってゴールした選手も
いたようだ。その目的遂行力に頭が下がる。