今朝の朝日新聞土曜版「サザエさんをさがして」から。
昭和の時代の井戸端会議。
「クルマの運転とこどもの誘拐にはお気をつけあそばせ」
と言われた主婦がサザエさんの膝にすがって泣く。「ウチに
クルマがなくて子供ができないのを知っててさ」。
本来はサルが優劣を示すために相手にウマ乗りになる行為
を「マウンティング」と呼ぶ。辞書は「自分の方が相手より
優位であることを示そうとする行為や振る舞いのこと」。
昨今、人間界でも「マウンティング」が流行り言葉という。
最近話題の論文では女性同士のマウンティング行動を収集し、
三つのカテゴリーに分類している。
1.自立した人間としての地位・能力を誇示する。
例えば既婚者に「独身を謳歌してまーす」など
2.女性としての性的魅力を誇示する。
例えば性体験を仄めかせながら「処女なんて後生大事
に持ってるもんじゃないわよ」など
3.伝統的な女性としての地位・能力を誇示する。
サザエさんの漫画の例のように子育てを自慢したり、
夫の地位を自慢することなど
ライフスタイルが多様化した現代の女性、多様化を選ばな
かった女性のやっかみなど、ある部分では勝ち、ある部分では
負ける「三すくみ」の状態が女性同士のマウンティングの根底
にあるのかも知れない。
もちろん男の世界にもマウンティングはあるが、「女性の
方が語彙、表現力が豊かで面白い。それがより巧妙なマウン
ティングにつながるのかも」(人生相談者)。
コロナ感染者が2万に近づいた東京、3年ぶりのある飲み会
で都心に突入して来た。あめ横の南端、御徒町北口前のビルの
最上階「吉池食堂」。
来る18日の4回目のワクチン接種が「後付け」にならなけ
ればいいが・・・。