昨日のNHK朝ドラ「寅に翼」、創設された家庭裁判所の判事と
なった寅子(トモコ)が、家の子供たちに「尊属殺人罪は合憲」との
新聞記事を解説する。時は昭和25年。
日頃から家族に暴力を振るっていた父親が、ある日息子に投げた
鉄瓶を息子が投げ返し父親が死亡。高裁は情状酌量の余地があると
して懲役刑とした。
尊属殺人罪(死刑か無期懲役)は違憲、一般殺人の懲役刑を適用
した高裁判決だったが、最高裁はこれを覆し合憲として無期懲役と
した記事だった。
この23年後、尊属殺人罪は「違憲」となる。戦後最初の違憲判決
であった。そして、昨日の優生保護法の違憲判決は戦後13番目。
しかも昭和23年の立法時点で違憲だったという判決は初めである。
今朝も日の出は不発だったが、十数分後ちょっとだけの顔見せ
江戸川の土手を降りた住宅街、タチアオイの背に日が出る。
追い抜いた若い女性から「明日は日の出がありそうですね」と
声が掛かる。「え!」土手でも見られていたのか!