ラグビーW杯の熱狂で影が薄かったが、プロ野球はソフト
バンクが4連勝で巨人を下し、日本シリーズ3連覇。
サッカーアジア杯では、浦和レッズが決勝へ進出。一昨年?
以来の優勝を狙う。リーグ戦では最近下位に甘んじるレッズも
何故かアジア杯では強い。
一方、これも台風19号の被害に隠れた感じだが、昨日23日、
2004年の中越地震からもう15年が経った。全村避難となった
旧山古志村(現長岡市)などで追悼行事が行われたという。
ちょうど3年前の秋、信濃川沿いを歩いて長岡市に入った。
駅前通りのビルにある震災メモリアル施設「きおくみらい」の
床一面に貼られた数千箇所の山崩れの航空写真に唖然とした
ことをよく覚えている。(昨年の北海道厚真町も同様)
下は長岡市妙見の信濃川沿いの崩落現場。乗用車の母娘が
亡くなり、幼い男子だけが4日後に救出され、「長岡の奇跡」
と言われたところである。
震災前に比べ、人口が半分になった旧山古志村だが、
特産の錦鯉や闘牛の観光資源が、外部の力もあって復活
し観光客が増えているという。
あまりの惨状と生活不安に、「帰ろう山古志へ」という
スローガンを重く感じて帰村を躊躇った人々も、延べ8万人
のボランティアに励まされて帰りはじめた。
世話になった外部の人々に感謝し「元気にしている」
ことを知らせるため、一念発起、仲間と食堂を始めた老婦人
もいると報道される。
今回の台風19号でも長岡市今井地区で浸水被害があった。
太田川を経由して信濃川に注ぐ浄土川が氾濫し浸水した。
信濃川、太田川の氾濫ハザードマップはあったが、その
更に支流の浄土川の氾濫では浸水しないとなっていた。
この今井地区、フェニックス大橋手前の住宅街である。
信濃川を渡るフェニックス大橋(2016年10月)
その土手下の今井地区(同上)