じんべえ時悠帖Ⅱ

東京都知事選のある「盲点」

 明日告示される東京都知事選、ある「盲点」があった。それを

突くのが略称「N国党」。都内の選挙ポスター掲示板の数は1万

4千ヶ所あまり、それに眼を付けた。

 今回50人以上と予想される知事選立候補者の半数以上がN国党。

当然300万円の供託金は没収され、数千万円の損失となる。そこで、

N国党の立候補者は選挙ポスターを貼らず、そのスペースを販売し

その売上金で供託金分を賄うという。

 ポスターの内容は虚偽、誹謗中傷でなければ原則自由、貼る枠の

売買も公職選挙法の「想定外」で禁止できない。枠の売価は1ヶ所

1万円、掲示板一ヵ所のN国党分のポスター枠全てを使える。

 仮に都内1万4千ヵ所の半分が売れればペイし、それ以上は儲け

となる。東京15区の補欠選で他候補者の演説妨害などで逮捕された

「つばさ」の党首もN国党の元幹事長だった。

 

 さて、壬生街道(例幣使街道)のフィニッシュである。JR日光線の

踏切を渡るとラスト1キロ。二つ目の信号の先、ゴールの今市追分の

Y字合流点の標識が見えて来る。

 そして11時55分、延べ4日、約48キロ(十二里)の壬生街道

ゴールとなる。

 その角にあるのが追分地蔵尊。無事のゴールを感謝。

 その追分の交差点から日光街道の先を眺める。今市宿が終わり、

1キロ先の瀧島神社から再び始まる杉並木から日光東照宮に向かう

日光街道ウォーク最終日、2年前の5月だった。

 下今市駅に向かう角にあるのが「ホテル村上」。このあたりで1軒

だけのビジネスホテルなので、天気を見定めた直前ではなかなか予約

が取れない。

 広い歩道工事が進む道で東武日光線、下今市駅に向かう。

 その駅前広場直前にあるのが日光手打ち追分蕎麦屋「丸井食堂」。

前回、日光街道を歩いてここで昼食を取った店。朝打った蕎麦が終わり

次第閉店と言う店で、一人で切り盛りする大将と話が合った。

 生が無いの瓶ビールで喉を潤した後は、地酒「杉並木」で蕎麦を

楽しんで壬生街道ウォークの打ち上げとする。前回同様に客は他に

おらず今回も食事しながら大将と四方山話。

 特急の時間が迫り店を出ると二人の中国人女性が店を眺めている。

この駅前には飲食店は少ない。「この店の蕎麦は美味いよ」と言うと

「ゴハンアルカ?」と訊いてくる。

 ゴハンはご飯(米)の意か「食事」の意か。メニューには丼物も

あるからどちらでもいい。「美味いゴハンある」と言うと少し離れた

ところにいた男女数人を呼んで店に入って行く。7、8人の中国人

団体客に大将はビックリだろう。

 乗った特急は最近話題の「スペーシアX」。先頭6号車はラウンジ

タイプやソファー式の個室。1号車はデラックスシート席で中間の

4車両が普通席。1号車と6号車が「X」の外観である。

 春日部で普通電車に乗り換え新越谷に着く。2ヶ月後は「阿波踊り」

の街である。

 梅雨と猛暑の夏をやり過ごし次の街道ウォークは秋。どこを

歩こうか。群馬の倉賀野から楡木までの「日光例幣使街道」が

第一候補である。

 

 

 

 

 

 


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