児童虐待被害との戦いを制する 其の１１

僕の心の中の寂しさはかなりの物だ。とにかく母親がＢＰＤでそれも廃人だったので、母親と喋ったことも無いし甘えた記憶もない。スキンシップも全くなくけれど暴力を振るわれ、床に叩きつけられたこともある。
おまけに父親はアスペルガーで子供の頃でも７年位口も利いたことが無い時期があった。全く愛情が貰えずもう中学生の時から一人だけ浮いた存在で、誰とも話せず世の中の事が何から何まで解らなかった。そうして精神科病棟に１０年以上入院していた。もしその時点で保護されていればこんなに苦しいいばらの道を歩むことも無かっただろう。

そんな僕に学校の教師は怠けていると殴られた事もあった。虐待は学校の教師レベルでは対応できない。今でも時々虐待を見かけたら１８９へ電話しろと言っているが、児相に知られたために却って酷い目に遭う場合もある。こうした状況の中僕は精神科病棟で薬漬けに遭い難病にもなったが、入院することで親元から離れることが出来た。

そんな病棟では看護師さんの中に優しく接してくれる人もいた。ここでも僕は女性に助けられた。精神科医は今の僕の主治医以外酷い目に遭わされたので、信頼することが出来ない。毎日の安定剤の注射も酷く注射の痕があまりにも酷く、風邪で近所の内科を受診した時なんて酷い事をするのだ、殺す気かと言われた事を覚えている。
僕はもう１０代の頃から十字架を背負って生きている。助は来なかった。