茶色い粉の正体

2006-09-22 22:29:09 | 私が見たインド
うちの会社は女の子の服を作っているということもあり、従業員も女性が多い。インドでは結婚したら基本的には専業主婦になるそうだ。そして今でもarraged marridgeが一般的。同僚の子も、"2年後に結婚するけど、どんな相手かまだ知らない"と言っていた
意外だったのは、サリーを着るのは既婚女性だけ。未婚でもお祭りの時には着たりするらしいけど、普段はパンジャビーというワンピース+長ズボンのスーツが一般的。パンジャビーにはスカーフもお忘れなく

インドの人はほんとに香辛料が好き。日本のカレーパンによく似たカチョーリを食べるときも、辛いソースをつけながら。カレーパンにソース
ハンドステッチを習っていたおばちゃんたちがたまにお菓子をくれるんだけど、梅干級にすっぱくて、コショウも(たぶん)練りこんであるお菓子をしばしばもらう。正直、苦手
この間、手のひらに茶色い粉を一さじ盛られ、"カウカウ(食べる)"と言うのでなめてみた。辛いようなすっぱいような。それはコショウだった。料理に使う、小さいボトルに入った正真正銘のコショウだった。コショウをおやつに食べるのもポピュラーなのだそうだ

辛いおやつばかりではない。甘いおやつもある。ココナッツと砂糖を固めたお菓子や、(おそらく)脱脂粉乳に砂糖をたっぷり混ぜて練った、チーズ風味のお菓子。甘いお菓子はとことん甘い

お昼ごはんはみんなステンレスの2段か3段(か4段)のお弁当箱に入れて持ってくる。そのうち1段はチャパティー。そのほかの段はカレー。持ってきたカレーはみんなでシェア。そうすれば自宅で作ったカレーが1種類でも、お昼にはたくさんの種類のカレーを味わえる
このお弁当箱、汁物を入れても安心だし、機能的でいてかわいいので、自分へのお土産に買ったよ。95ルピー。ステンレスが分厚くて重いけど、インドっぽくてよい

うちの会社には1日に3回、ティータイムがある。15分間はみんな作業をやめて、甘いチャイを楽しむ。ちょっぴりのしょうがと練乳のたっぷり入ったチャイはおいしい


夏休みということもあり、ジャイプールで2桁を数えた日本人研修生だけど、今週末で帰国する人がたくさん。残るは2~3人じゃないかな。今日は今週末帰国組のフェアウェルパーティー。ジャパニーズナイトになる予定。日本から持ってきたユニ○ロのゆかたと会社で作ってもらったインド綿ゆかたを持っていって行~こぉ

驚き疲れた初日

2006-09-02 22:50:42 | 私が見たインド
忘れないうちに、初めてトレイニーハウスに来た日のことについて書こう。

日本からデリーそしてジャイプールへの約2日の旅にげっそりしていた私を、
空港の外で2匹のリスが迎えてくれた。
それが最初のインドでの動物との出会いであった。

お世話になるアイセックメンバーの家に着いて、おばさんこんにちはと言った端から、アヌーを”my servant”と紹介されて最初のカルチャーショックを受ける。

自分の部屋に至るまでに家の中を通り、それが方向音痴の私に覚えられるかどうか不安なほど入り組んでいたことも、アヌーとアンジョリーとは別のお手伝いさんの部屋を通っていかないといけないことも、その部屋に数着の服しか見当たらなかったことも、すべてに驚いた。

人間が本当に必要とする物ってそんなには多くないのかもしれないと考えたりした。
衣食住足りていれば、ほんとはそれで満足できるはずだとか考えてみた。


例の天井にファンのついた部屋に案内され、ルームメイトを紹介された。
正確には彼女はまだ寝ていた。時刻は8時くらい。
壁にかけたインドっぽい柄の数枚のスカーフがファンの風にはためき、インドの音楽が聞こえていた。
この子はすっごいインド好きなんだと直感した。
それから10分くらいしてダリアちゃんは起きて仕度をしてお仕事に行った。ルームメイトがいることにわくわくし、感じのいい子だったからうきうきした。

到着した日、私の部屋のファンは実際には回らず、インドの音楽は隣の部屋から聞こえてくるテレビの音だと判明した。今では朝7時から夜中までつけっぱなしのテレビがちょっとした騒音公害である。ルームメイトは数日中にお腹をこわし、看病が必要になった。
そして私の部屋には蟻がいた。

というかベッドの上に蟻がいた。

そこでインドに来て初の教訓を学んだ。

「蟻を見たら、近くに蟻の行列がないか確認すべし」

蟻は私のベッドの上を行進していた。
疲れからか、ショックからか、頭がくらくらした。
ともかく、スーツケースを片付けてから考えようと、気を取り直した。

荷物を片付けてしまうと、急に眠気が襲ってきた。
蟻の行列をにらんだ。
やつらは私の部屋の入り口から隣の部屋へと私のベッドを経由して絶え間なく行進していた。
勘弁してくれ。

蟻と対峙する気力は残っていなかったので、勝手にルームメイトのベッドを借りた。
れくらい許されなくては私の生存権が侵害される。

1時間寝て起きたとき、頭が激しく痛かった。
バファリンを1錠すきっ腹に飲んでまた眠った。

夕方起きて朦朧としながらリビングに行くと、アヌーが部屋の掃除とファンの修理をしてくれると言うので鍵を渡した。蟻がいるので何とかしてほしいと強調した。

他の研修生たちが続々帰ってきて、夕食の時間だ。

クルートが面白そうなことを提案していた。
社長の知り合いが、2階建てバスを購入して、そのイメージビデオを撮影するのだけれど、観光客役としてみんなででエキストラ出演しないかというものだ。

出発は夜の9時。初日から夜出歩くことになった。
でもみんなと一緒だし、と自分を納得させる。

写真はそのときバスで食べたインドの定食「タリ」。
2階建てバスはオープンカータイプで、電線や街路樹すれすれに行くスリリングな場面も。
何がなんだかわからないうちにバスツアーに参加し、ジャイプール市内を小さく1周し、ライトアップされたCity Palaceなんかを見た。
バスのイメージビデオはどこで何に使われているかはわからないが、初日に観光名所を見れるとはラッキーだった。


11時に帰ってくると、部屋がきれいになっていた。
天井のファンも回った。
そして蟻もいなくなっていた。
ベッドカバーも変えてくれてて、安心して眠れた。
翌朝、蟻の出所は部屋の外、コンクリートの隙間だと発見してそこに虫除けスプレーをかけておいた。それからもう部屋に蟻は入ってこなくなったが、毎日蟻の巣を観察しにいくのが日課になった。よし、今日も出てきてないと。

インドにはほんとに動物も虫も多い。
そして人も多い。

インドに来て1ヶ月経ったけど、毎日たくさん驚く新鮮な気持ちを失わずにいたいと思う今日この頃だ


日本食が恋しい

2006-08-30 19:03:11 | 私が見たインド
何ヶ月日本から離れようと、日本食が恋しくなることはないと言い張っていた私だが、正直に言おう、
日本食が食べたーい

トレイニーハウスのご飯だけだと、栄養偏ってるんよね。
ビタミンミネラルとたんぱく質が足りない。
朝はジャムトーストだし、
昼はチャパティにカレーをまいたチャパティーロール。
夜は大体カレー1種類か2種類にライス&チャパティー。

今は果物も自分で買いにいけるようになったから、オプションでバナナやパパイヤやラッシーをつけられるようになったよ

ホストファミリーがベジタリアン。だから基本的に肉はなし。
カレーが辛いのは、保存しやすくするためだけでなく、お肉を使わない分、味を単調にしないための工夫でもあるんだと思う。

毎食カレーというのは意外と慣れた。カレーにもスパイスの使い方によって何種類かあることもなんとなくわかる。
1番ハズレがないのは定番ポテトカレーで、意外にもナスのカレーが続く
最も勘弁願いたいのはかぼちゃのカレー。インドのかぼちゃは甘すぎ、カレーは辛すぎる。見た目ポテトカレーかと思わせるが、要注意だ。カレーの中のかぼちゃは酢豚の中のパイナップルの如く自己主張してやまない

研修生の中にも、インドに来るまでは辛いもの好きだったけど、一度お腹をこわして以来辛いものが苦手になったって人が出身国に関わらずけっこういる。
みんなでご飯を食べに行くと、辛くないのはどれだ~って情報を交換し合う(笑)。
何でももりもりおいしく食べられる丈夫な胃腸に感謝です

毎日カレーなのには慣れたけど、お肉がないのは寂しい。
鶏もも肉を1枚、塩コショウだけでジュゥって焼いて食べたい
あと、よっちゃんいかが食べたい
定番の味噌汁&梅干は持ってきたけど、あると思うとそこまで食べたいと思わないんだよねこれが
粉末のポタージュ&コーンスープを持ってきてるから、たまに朝ごはんにしてる。
あ~よっちゃんいか食べたい

1日に5回は停電になります

2006-08-21 22:58:25 | 私が見たインド
タージマハルに行ってきたよ~

一生のうちに自分が見に行くとはあんまり思ってなかった。
写真でしか見たことないものを目の前にするとテンションあがるね

土曜の11時にバスに乗り、朝の4時半にタージマハルのあるアーグラーに到着。
超レアだと思われる暗闇のタージマハル&夜明けのタージマハルも見てきた

写真もたくさん撮ったから、かっちょいいのを一枚載っけようと思って、
今日ちゃんとデジカメも持ってきたんだけど
残念ながら接続コードを忘れた

明日、写真と一緒に夜明けのタージマハルを見る裏技も教えちゃう

アーグラーには他にも観光スポットがあるらしんだけど、他には何も見ずに昼の12時にアーグラーを出発。それが正解だったのかはいまだに謎。

帰りも行きと同じデラックスバス150ルピー(1ルピー=2.5円)のチケットを買ったのに、
どうやら普通のバスに乗せられてしまったらしい
観光客にはわかんないもんね。

行きは5時間半だったのに、帰りは7時間半もかかり、
バスのグレードも明らかに下がり
乗車率150%の濃ぃ~いバスに7時間半も揺られることに


一緒に行ったエストニア人のクルートの言葉を借りると、
It was a very Indian experience!
まさにそれです


行きのバスでもほとんど眠れなかったし、長い道のりだった。
デラックスバスがどんなものか知ってしまったので、次の旅行は鉄道を使おうと心に決めたのであります。


さっき停電になって書いてたのが消えちゃった
ここでは1日に5回くらい停電になる。
大体30秒か、長くても5分以内には復帰するけど、たまに3分間に2回停電とかもある。

停電といえば、
小さい頃に真っ暗になったからお母さんがろうそくをつけてくれたんだけど
いとこがろうそくの炎で前髪焼いちゃったことを思い出した。
こっちでもいっしょ。真っ暗になったら子供がきゃーきゃー言ってはしゃいでる声が聞こえる。
昔は中国でもしょっちゅう停電があったなぁって事を思い出したのです

アヌーとアンジョリー

2006-08-17 11:42:18 | 私が見たインド
アヌーとアンジョリーはインド人の夫妻
トレイニーハウスで、ご飯を作ってくれたり洗濯をしてくれる。

トレーニーハウスに着いた初日、アイセックメンバーのお母さんに”my servant”と紹介されて非常に驚いたものです。
カースト制度が今もあるとは聞いていたけど、やはりカルチャーショックだった。

born to be a servantという言葉が浮かびました。生まれながらにして決まっている。
どう捉えていいのかなかなか受け入れられない感覚。

アヌーは明るくて人を楽しませるのが好き
いつもニコニコしてて、ほんとに明るい人.
英語をちゃんと勉強したわけではないけど、単語を組み合わて、オーバーアクションで意思疎通できます
ヒンディー語で数字を教えてくれたり、物の名前を教えてくれたり、彼から学ぶことは多い。
難しくてなかなか覚えられないのだけど

アンジョリーは口数が少なくて、おとなしい人。
アヌーの傍でいつも静かに笑っている
英語があまりできないからかもしれないけど、もともと静かな人なんだと思う。

明るいだんなさんと、物静かな奥さん。

そんなアンジョリーがアヌーがのおどける姿を見てちょっと笑ったりすると、私もうれしくなる
二人が仲良く料理してる後姿は、とっても幸せそうだ

他のトレイニーも、二人のことは大好きで、夕食の時間はまったり和やかに過ぎていく。

アヌーとアンジョリーには子供がいる。でも一緒には住んでいないらしい。
寂しいだろうなと思うけど、日本にだって事情があってそうしてる人は結構いるはず。


二人の立場とか、金銭事情だけを聞いたら、あまり幸せとは想像できないかもしれない。
でも、二人は、置かれている状況の中で、精一杯幸せなんだと私は思う。

どんな人でも、置かれた状況の中での精一杯の幸せを得ることはできる。そしてそれは時に、もっとよい状況にあると思われる人さえも持っていないほどの幸せだったりする。

カーストの制度のこととか、現地の人がどうとらえているのかはわからない。
少なくとも、地理で習ったときに想像していたのとは違った。
置かれた状況の中で最大限の幸せを求める。自分が満ち足りていれば、状況って何??ってな具合に超越できるのではないかと思った。


インドの子供はかわいい
シティーツアーで出会ったこの子も、すぐにでもオムツのCMに出られそうでしょ

Wait patiently

2006-08-08 21:06:21 | 私が見たインド
English diary again...sorry

Aeisec member said that they will take me to the office today, but they postponed it to tomorrow.

I've heard that in India, you'll have to wait patiently if you want to do something.
It happened to me so timely

It is said, the concept of 'time' is really different here.
They don't mind to be late, and they could be late for hours not minutes.
I found it difficoult to find correct clock here.
Some say it is 5:30 and other says it is still 4 o'clock.
It is difficult to know what time it really is.
Then it comes as no surprise that they are not very punctual!


Though I couldn't go to work and had to stay home one more day, I had something good to tell.
Today is the first day that I could make Indian people lough with my joke (^^).
It was my aim to make Indian people lough at least once at a day.
With the aim, I thought I will try hard to make myself understood in English.
I can say I made a good biginning

I'll write about my joke later.
I have more to write about my fellow in this trainee house, and our short trip yesterday.
I'm just too tired seeing web pages full of MOJIBAKE letters.

I wish I can go work tomorrow struggle with my new taskes, and.......write diary in Japanese.