議会で議決したということ

　日本のメディアではあまり報道されないのですが、アメリカの上院議会で「中国の度重なる領海・領空侵犯」について「遺憾である」旨が議決されました。
　これは大変重い議決です。
　先達て、「韓国の慰安婦問題」についても下院議会が「遺憾である」と議決したのですが、これとは意味が違っているのです。

　後者の場合は、この問題について興味のある議員が50人ほど集まった中での拍手による採決でしたが、前者は議席500の議員が満場一致の記名投票だったのです。
　おそらく日本で報道される場合には単純に「議決された」としか報道はされないでしょうね。
　しかし、この議決には「人んちの庭先に勝手に入ってんじゃねぇよ！」と言うメッセージが重く重く含まれているのです。

　ここに至るまでには、1月30日に東シナ海に於いて、中国のフリゲート艦が海上自衛隊護衛艦ゆうだちに対して3kmほどの距離から射撃管制レーダーにより数分間に渡り照準する事件がありましたが、安倍さんは「遺憾である」だけで済まさなかったことが大きく影響しているのだと思われます。
　簡単に言うと「中国に対して謝罪を要求する」と、今までにない強い態度で臨んだと言うことです。
　これを受けてアメリカも同盟国らしく「禿同！」と言ってくれたのだと考えられるのです。

　ところが、日本の馬鹿政党は参院で安倍総理の問責決議をしましたな。これは報復ですか。あんたたちは日本をどこか良くできましたか。てなところですが．．．
　いったい安倍さんに何を謝れと言うのか理解できません。
　「株価を上げてごめんなさい」「中国・韓国の包囲網を作っちゃってごめんなさい」「景気が良くなりつつなっちゃってごめんなさい」くらいしか思い浮かばないのですが．．．

　そろそろ搾取するだけの国や、常に上から見下しているような国とは距離を置きましょうよ。