ヨーロッパでiphoneリコールか？

　先日もお伝えしたiphone爆発(暴発)事故。
　暴発だけに限らず、異常なまでの加熱等ににより、欧州連合(EU)では、製造上の問題が確認され次第、iphoneをリコール、市場から排除する意向を明らかにしました。

　EUの消費者保護担当委員メグレナ・クネバ氏は、「製品が欧州市場に入ってくるのを止めるのに、Appleの許可は要らない。危険な製品であれば、リコールを命じる」と記者団に伝えたそうです。現在この問題がiPhoneにあるのか、バッテリーにあるのか、利用者の使い方にあるのかを調査中という。

　一方appleは「特殊なケース」としての認識であり、調査などは公に行っていない模様。

　個人的見解は「確率の問題」だと思っています。
　あれだけの出荷台数があるんです、その中に粗悪品がまったく入っていないとは考えられません。iphoneに限らず、携帯型ゲーム機や、携帯電話、音楽プレイヤー等でも、こういった症状は起きています。いずれもメーカーのお客様サービスセンターなどで対応し、新品交換などの手続きがとられており、たまたま出荷台数が多かったiphoneはニュースになりやすそうな素材として注目された事件だったのではないかと思います。

　とりあえずバッテリ暴発は(auの携帯のバッテリがケースを変形させるほどに膨れ上がった)過去に経験があるので、iphoneはポケットに入れず、ハードケースに入れるようにしました。

　ないとは限らないんですが、市場から排除というのは・・・？

ウイルス対策

セキュリティ企業の米Websenseは9月25日のブログで、iPhoneの新しいメール機能に便乗したSEO攻撃が発生し、Googleで関連情報を検索すると偽ウイルス対策ソフトの配布ページが表示されると報告した。

　Appleが6月にリリースした「iPhone OS 3.0」ではMMS（マルチメディアメッセージングサービス）機能が追加され、米AT&Tが9月に入って対応を表明している。Websenseによれば、攻撃側はこのニュースに着目。検索エンジンポイズニングの手口を使って検索結果の上位に悪質サイトが表示されるようにし、偽ウイルス対策ソフトの配布サイトにユーザーをおびき寄せているという。

　具体的にはGoogleで「iPhone SMS」の情報を検索すると、最大で6件もの悪質URLが結果ページに表示されたという。これらリンクをクリックすると不正サイトにリダイレクトされ、コンピュータをスキャンしたように見せかけて「あなたのマシンはマルウェアに感染しています」などの警告メッセージでユーザーを脅して偽ウイルス対策ソフトのインストールを迫る。

　ユーザーはこの手の偽ウイルス対策ソフトを使った手口にだまされやすいことが実証されており、今回のようなSEO攻撃は今後ますます増えるだろうとWebsenseは予想している。

(ITmediaエンタープライズより）

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　昔から、怪しいサイトには「あなたのパソコンがウイルスに感染しています。無料ウイルス駆除ソフトがダウンロードできます」というのはあったけど、それだな。昔はすごく稚拙なモノで、小さなウインドウが開いてゲージが動いて、という程度のものだったんだけど、最近の葉手口が巧妙化している上に、流行でiphoneを持った初心者なんかは、こういうのに、ついつい引っかかってしまう恐れがあるので、注意をしたいトコロ。

　さて、これ以外にもiphone対応のウイルスがチョコチョコ出回っているようで、例えば、「iPhone firmware 1.1.3 prep」。これもずいぶん前のウイルスだけど、ファームウエアをアップデートします。という手口で、これが怪しいとアンインストールするときに、iphoneの中のデータを書き換えてしまうというモノ。

　さて、ウイルス対策ソフトといえば、マカフィーが昨年の夏ごろにiphone用のウイルス対策ソフトを開発していたものの、いまだに姿を見ません。どうなってるんでしょうか・・・？？？　一時期ベータ版が流出しているのを使ってみた、という人もいましたが、コレは明らかに脱獄してるでしょ。大丈夫なんでしょうか。大手の雑誌記者が公の場で脱獄していることを記事にして。

結婚式場のアルバイト４

　バイト先の結婚式場には美容室もあります。
　当日の新郎新婦のセッティングもするのですが、これ以外にも式で肌を露出するドレスを着る新婦のお肌のお手入れもやります。具体的には「毛を剃る」のです。ムダ毛も剃るのですが・・・えーと申し上げにくいんですがｗ・・・毛深いお客様の産毛をキレイに剃ります。

　意外と自分の背中のケアには無頓着な方が多く、背中の濃い目の産毛はもちろん、ニキビ等で荒れてしまって化粧で隠すにしても厳しい状況のお客様もいらっしゃいます。

　あ、式まで一週間か、そろそろ行っておくか、よりも式場のおおよその日取りが決まった時点でご相談して欲しいと思っております。式場の相談スタッフにもその旨を伝えているのですが、やはり忙しい仕事の合間をぬっての式の打ち合わせになりますので、この辺が後回しになってしまうのです。

　具体的に困った例をご紹介しましょう。
　Ａ子さんは、肌のキレイな人で、お手入れもしなくてもいいんじゃないか、ということだったんですが「せっかくだから」ということで、式の数日前にいらっしゃって産毛を剃っていかれました。

　その翌日。
　「どうなってんだよ、コノヤロウ！」とまさかＡ子さんとは思えないくらいの怒った電話の声。私が理由を聞きますと・・・剃刀まけ。剃ることにより、肌が弱いお客様は肌荒れすることをお伝えしているのですが（それでケアの余裕をもって１週間前までにするように伝えています）、こういうこともあるのです。

　私はケアの専門ではないので、美容室のスタッフとこういう時に備えてお願いしている皮膚科の先生と一緒に対策を練りますが、式は数日後、とても間に合いそうにありません。しかもＡ子さんが選んだのは背中の大きく開いたドレス。隠すことも難しいです。

　さて、どうしましょう？
　提案としましては、別の背中の見えないドレスにすることなのですが、Ａ子さんはこのドレスがすごくお気に入りのようで、どうしても着たいというのです。

　じゃあ、頼んだよ。
　上司は「お手上げ」のポーズをして現場を去ります。
　私たちが何とかするしかありません。

　数時間、その場で悩んだスタッフとＡ子さんの出した結果は

　「結婚式の延期」

　・・・えぇ！？
　確かに、今まで身内の不幸等で式を延期するカップルはいましたが、肌荒れが原因で式を延期したカップルは初めてです。しかも、その原因は美容室のスタッフの不手際によるものである、とＡ子さんは主張し、結局延期に伴う費用はすべて式場が負担することに。

　簡単に「延期」と言いますが、費用以外にも色んな手間が発生します。
　場合によっては、これを新郎新婦が負担することもあるのです。
　例えば・・・

　当日の料理代、会場の花代、司会者への手当て、スタッフへの給与（式の時間は会場内に待機）、カメラマンへの謝礼・・・これを会場が負担。その後の式の変更のご案内のハガキなどは新婦が負担。

　これだけでは終わりません。
　当日、式場へ届いた電報の対応。これは送り主に連絡し、その旨を伝える。事情を知らず、当日会場へお越しになったお客様への説明。これが大変です。「祝い事に来て主役がいないとは何事だ！」と・・・遠方からのお客様には会場の関連施設への宿泊割引券を渡したりと・・・。

　というわけでございますので、どうか新婦の皆様。
　お肌のお手入れはお早めにお願いします・・・。

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結婚式場のアルバイト３

　そういえば、地方ＦＭ局のパーソナリティーの方が司会をされることも、時々あります。最近ラジオで声を聞かないな、と思っていたらこんなところで稼いでいたんだなあ、としみじみ。

　まさか「あ、ラジオ聴いてましたよ！」って言うのも変ですしね。
　受験勉強の時に、よくハガキ出してましたｗ

　そんな中で、地方ＦＭ局のスポンサーでもある式場へ出張することになりました。その日の司会は、当時の花形パーソナリティのＥさん。声はカワイイのですが・・・いや、声もカワイイのです。

　式が始まって、しばらくすると新郎側の席から「あの人って、ラジオの人じゃね？」という声が聞こえてきます。「ねぇウェイターさん、あの人ってＥさんですよね、ＦＭの」と聞かれれば、「そうです」と答えるしかありません。

　「何だよ、カワイイのは声だけか！」

　新郎のご友人、少々お酒を召していらっしゃるようで、多少声が大きかった模様。その声は司会のＥさんの耳にも届きました。一瞬Ｅさんの声が止まりましたが、そこはプロですから、そのまま司会を続けられます。

　「○○さん、△△さん、ご結婚、本当におめでとうございます」

　口は笑ってますが、目は先ほどの新郎のご友人の方を睨んでいます。
　いや、そう見えただけかもしれません。

　そして、そのご友人のテーブルは当時のＦＭ局の話で盛り上がります。Ｅさんも時々自分の名前が聞こえてくるので、チラチラとテーブルの方を見ます。こっちは何か起きやしないかとワクワク…失礼、ドキドキしてしまいます。

　その後、ご友人のテーブルでの会話はますますエスカレート（誹謗中傷含む）して、その声がＥさんに届き、Ｅさんは次第に不機嫌になっていきます。やがて式も終盤を迎え、新婦が父親に向かって感動的なあいさつ文を読んでいる頃、司会の席にいたＥさんの姿がありません。

　うわ、まさか怒って帰ったんじゃ！
　あたりを見回しているとインカムに「ＡテーブルにＥさんがいった。後は頼む！」という先輩の声。

　え。頼むって。
　さりげなく近づいて様子を伺うと、さっきの「声だけがカワイイ」と言っていたご友人の横に立っています。こ、こりゃヤバイ。後輩スタッフを呼び寄せて、事件が起こる前にＥさんを強制的に連れ出そうとした瞬間。

　Ｅさん、テーブルにあったワイングラスを一気に飲み干し、テーブルにダンッと叩きつけると、「パーソナリティなめんなよ」と言って静かに去っていき、司会の席に戻りました。

　シンとするご友人のテーブル。
　すっかり酔いも覚めたようで、思い出したかのようにビデオカメラを回していました。

　この日、ボクは１日で２キロやせました・・・。

結婚式場のアルバイト２

　お笑いの仕事がないときはアルバイトで生計を立てています。
　最近は結婚式場でアルバイトしているのですが、ここがすごく勉強になり面白いのです。

　最近、相談されることも多くなりました。
　新郎新婦からではなく、そのお友達からです。
　１日に何件も式のサポートをしていると、「友人代表挨拶」なんかが、アレ？　これどこかで聞いたことあるぞ、というのがよくあります。こないだの新婦の会社の上司のスピーチの原稿は何とスピーチ本のコピーです。しかも・・・

　「○○君、結婚おめでとう」
　（当然、○○には新郎の名前が入る）

　緊張の余り、原稿をそのまま読んでしまいました。
　笑うに笑えず、というか笑うタイミングを逃してしまってシンと静まりかえる会場。事情を知っているスタッフのみがインカム越しにクスクス笑っていました。

　いっそ、会場のみんなも笑ってくれればよかったのに・・・
　これはお笑いのステージにも共通します・・・

　こういうスピーチ本は売れている本ではなく、「そこそこ売れている本」が一番良いような気がします。

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