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ジャズピアノ「バド・パウエル」のレコード紹介です。~♪
ジャズピアノ「バド・パウエル」のレコード紹介です。~♪
「よれよれ」くたびれの音が、連なって。
大江健三郎「まるで老いたせいうちのよう」。
このライヴ録音、納得するしかない・・・と。
一句
“パウエルや 老いたせいうち パリの人”

⑪『ブルーノート・カフェ・パリ, 1961』(61)
《Blue Note Cafe Paris, 1961/Bud Powell》
バド・パウエル(p)、ケニー・クラーク(ds)、
ピエール・ミシュロ(b)。

「まるで、老いたせいうちのように、
生気のないパウエル」
当時パリのライヴを聴いた作家大江健三郎のエッセイから。
59年渡欧、64年8月までパリへ定住した。
パリで残したアルバムは、5年半で約10枚。
当時パリのライヴを聴いた作家大江健三郎のエッセイから。
59年渡欧、64年8月までパリへ定住した。
パリで残したアルバムは、5年半で約10枚。
生活は安定し、健康を取り戻したのでは?
と、期待を寄せるのだが。
当⑪は、パリのブルーノートカフェでのライヴ。
このライヴプレイが、良いわけではない。
ちょっと聴けば、パウエルとは分からない程。
「よれよれ」くたびれの音が連なっている。
まぁ~、普通のピアノトリオにも聴こえるが。
大江健三郎のエッセイのとおり、情けない音。
かなり精神的に不安定だったと、推察できる。
一句
“パウエルや 老いたせいうち パリの人”
⑩に続き、クラーク(ds)はスティックを使用。
バシャバシャと、シンバルを叩きまくっている。
ドラムの騒々しさに、パウエルは太刀打できてない。
ドラムの騒々しさに、パウエルは太刀打できてない。
ドラムソロで囃し立てるが、パウエルは淡々と。
メリハリあるアタックの強さ、抑揚が欲しいが。
弱々しい右手が、シングルトーンを淡々と弾く。
そんなプレイが「Night In Tunisia」で聴ける。
♪~ 「Night In Tunisia」弱々しいシングルトーンが、ちょっと情けないです。