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ハッピーライフ!

2度と戻らない日々の記録と記憶。

都内某所 上空数百m

2008年02月17日 | 暗闇研究会

レベーターに乗り込み、一番上のボタンを押す。

高速エレベーターは、一気に数百mを駆け上る。

照明の落とされた、黒とwenge色でシックにまとめられたエレベーターホールから、唯一照らされた光の路が、店内へと誘う。

黒い服を身に纏った非常に美しい女性が笑顔で出迎えてくれる。ここは、男女問わず、従業員を容姿も含めて選んでいると思われる。容姿をとやかくいうことは、褒められない。でも、それは明らかに才能の一部ではないのだろうか?

こういう場所に来て、次々と供されるホスピタリティに美しい笑顔が伴うと、カスタマーエクスペリエンスの満足度が更に上がる気がする。顧客は、味だけを買うのではない。景色だけを買うのではない。経験を買うのである。満足度は経験を構成する全てから作られる。でも、blogでこんなこと書くと、時々叩かれる。今さらいいけど。


名前を告げ、奥へと通される。Buona sera!という声があちこちからかけられる。
用意されたのは、左手には東京湾、レインボーブリッジ、正面奥には横浜、右手には東京タワーが見える席。

かつては、このビルのすぐ近くに勤務していたので、時間に余裕がある時など、ここにはちょくちょくやって来ては、90分くらいかけてランチ兼、ビジネスミーティングをしていたものだ。

夜に来るのは久しぶり。


黄昏から夜の帳がゆっくりと降りて来始めた頃の時刻に到着したために、窓の外のトーンが、徐々に変わって行くを楽しむ。東の湾の上空を少しだけ桃色に染めていた夕陽も、程なく存在感をそっと消した。


僕の目は、社会人になるまでは左右とも2.0だったのだが、色々あって一年目で0.7くらいになってしまった。乱視も入った。それ以降は、多分視力はそのままを維持している。

眼鏡をかけて夜景を眺めていると、呆れるほどの光の粒の作り出すキラキラしたうねりが美しくいつまでも観続けてしまいそう。でも、途中で眼鏡を外すと、手元にだけピントが合い、外の景色は、絞りを開いて撮影したポートレイトの背景のように程よくボケていて、グラスや、カトラリーや、そして伴に食事をする相手だけにピントが合う。



グラスの中の液体を通して、彎曲した夜景が像を結ぶのを観る頃には、すっかりリラックスしていた。

これらの光は、それぞれの窓や、車なんかから発せられている訳である。羽田から飛び立つ飛行機の光も見える。1つの光の先には、1人以上の人間の営みがある。

でも、生涯出会う人は、その1%にも満たない・・・のかな?

東京の人口が1280万人、通勤・通学で出入りする人々も入れると3500万人くらい。

すれ違うだけの人だったら未だしも、出会って、言葉を交わし、人生のひとときを共有する相手って一体どれくらいの比率なのだろう?

そう考えると人の縁って不思議だな、と思う。

こうやって、読んで下さっているあなたと、僕の関係だって・・・blogって不思議なメディアですね。。。

奇しくも、先週あたり発表された、現在国内にあるblogの数も都民とほぼ同じ1300万らしい。すごい数だ。もっとも、blogなんて書いていない日本在住の人が、未だ90%以上いる、ってことだけど。メディアの論調は、10%に達した!ということを大げさに取り上げていたけど、絶対的な少数でしかない。そこを見誤ってはいけない。

とか言うものの、ご察しの通り、僕はblogに対して非常にpositiveなattitudeである。

この日頂いた、イタリアンは美味しくて、席をバーコーナーに移して頂いた、新鮮なフルーツをふんだんに利用したデザートも美味しかった。

夜の闇を最大限に生かした、薄暗い照明のインテリアが、妙に心地良い。

jazzの演奏をカウンターでリラックスしながら待っている、ピアニストのでぶっちょの黒人男性と目が合い、微笑を返す。


時々は、オシャレして美味しいモノを食べに行かないとね。最近、仕事ばかりしすぎていたかもしれない。。。

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都心の森

2008年02月15日 | 暗闇研究会

の日は、いつもお世話になっている相手と久々に会って銀座で御寿司を食べる事に。

僕は相変わらず仕事でハマってしまい、彼女を待たせてしまった。御免なさい、ってここで謝っても意味がないか。

恨み言1つ言わず、いや、『おそーい』って言われたから1つ、でも顔は笑っていたので、ホッとする。


あまり深く考えずに、楽しく、美味しく、お酒とお寿司とを鱈腹頂いていた。

雲丹うめー、とか穴子ぉー、とか思いながら。

イザ、会計となった。そしたらこの日は彼女がご馳走してくれるのだと。

カッチョイイ♪

あ、っそーか、バレンタインデイだから?

なんか、こういうサプライズって本当に嬉しいものである。

10歳くらい歳下の女性に、普通にご馳走させてしまうのって、オトコとして如何なものか?って上の世代の男性からは突っ込まれそうだけど、僕は喜々としてそういう好意に乗るタイプ。だって、折角の好意だし。たまにだし(笑)

それに、彼女もそれくらいの年齢になって、プロフェッショナルとして、とても素晴らしい仕事をして、お金を稼いでいるのである。職業人として、尊敬できる。そういう方の好意を無にするのは逆に失礼というものであろう。


お礼に、夜景を観ながらワインを飲みに行きましょう、ってもう少しだけ時間を貰った。

東京も、都心に行くほど、意外にも緑が多い。

緑は、そのまま闇に。

暗闇研究家としては、こういう景色もアリかな?と思う。

この日は、手前のjazzの生演奏も捨てがたかったけど、一番奥の個室の窓側の席へ通して貰う。

いつ来てもここのBarのホスピタリティは素敵である。

ほんの少しの時間だったけど、こういう一時の積み重ねが、きっと僕も彼女もオトナになるための経験値として蓄積されて行くのだろうな。

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中目黒 【M/R】

2008年01月25日 | 暗闇研究会

な店を見つけた。

確かに、評判はすこぶるよいのだが、変である。

この文脈で言うところの【変】は褒め言葉である。

入り口の看板には「当店は2階です」という文字だけが、丸くくり貫かれた看板の中に書いてあるのだが、そこには店名がない。

当店ってどこだよ?

階段を登ると、2階に広がるのは、どう見てもかつてはバーだっただろ?という普請というかインテリアの店。左手にカウンターがあり、右手にテーブル席が3つ(だったかな?)

で、これ、ディズニーランドにある、先頃出火した、魅惑のチキルームみたいな店名なのだけど、焼肉屋。

新年間もないこの日、店内には、年賀状の残骸が未だ残っており、そこをみると、

『新年は3日までは確実に休んでいます。4日は営業するかもしれませんので、電話で確認して下さい。』(うろ覚えなので細かい表現は多少違うが大体このまま)

という、かなりいいかげんなフレーズ。

手書きのメニューもこんな感じ。

アフロヘアーに髭の店長?もトークが変で、途中で注文のために呼んでも、他のテーブルとのおしゃべりに夢中でなかなか来なかったり(でも嫌味じゃないんだな、これが・・・唖然)そんな感じ。

料理は、残念ながら、非常に美味しい。

何故、残念か?

だって、これだけ変でさぁ、不味かったら、もう来ないからどうでも良いじゃん?

でも、旨いと、あー変な店だなぁ。でも、また行かないとなぁ・・・というアンビバレントな思いに苛まれんじゃん?

この写真のづけ豆腐、目茶目茶美味しかった。


この日、東京はすごーく寒かった。

明日は早朝から出張だけど・・・起きれっかなぁ・・・


俺も、『明日は早朝からオペがあるから・・・』とかカッコつけて言ってみたいよ。ちっ。

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渋谷区某所 【T】

2008年01月09日 | 暗闇研究会
事の後で疲れた胃に、優しくて美味しいものを・・・と思って、初めて訪れたのがこちらのお蕎麦屋さん。

 賑やかなターミナル駅から5分も歩くと、すっかり静かな一帯が広がり、そこにひっそりとある。

 渋谷のお蕎麦屋さんというと、逆の方向にもこんな素敵なお店があるが、今夜行ったこちらの方が価格はリーズナブル。味はきちんとしていて、蕎麦以外もいちいち美味しい。

 お通しは喉黒を串に挿して焼いたものと、タコの疣?かな。(写真右)

美味しかった。

せっかくなので僕は蕎麦焼酎を飲んでみた。体重を減らそうと思い始めてから、ビールや日本酒をあまり飲まなくなって、初めて焼酎を飲むようになったのだが、1年経っても味を覚えられない(笑)でも、なんとなくあ、これは美味しい、とかそうでもない、ってのはあるんだけど、この夜飲んだ奴は美味しかった。名前は・・・忘れた!(いつもぢゃん)。

店構えや、メニューから得るイメージと異なり、お店で働いているのは若い男性が2人。

とても清潔感があるカウンターと奥に個室がひとつ。

 

 


ここんち、出来てまだ日も浅いみたいで、美味しいのに空いている。

帰りに、予約無しでブラぁって寄れるお蕎麦屋さんとするには最適ではないだろうか?

最近、手持ちの蕎麦屋リストが充実してきて嬉しいのは、自分が、或いは胃袋が少しずつオトナになってきたからだろうか・・・?

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極秘某所

2007年12月23日 | 暗闇研究会

Jの奴、なんだか怪しい、と言われることがごく稀にあるが、この夜潜入した場所は、確かにあまり載せていいのかどうか良く判らない、そんな場所。

読者サーヴィスということで。。。場所は一応日本のどこか。

その建物に入る時には某機関発行の身分証明書の提示を求められる。

これらの旗、何の旗か、某国出身者の方が見たら「うわっ」って思うのが並んでいるかもしれないな。

じっくり読むと読めちゃうな。

そう、某国関連の施設。昔社会科の授業で習った治外法権、なんてフレーズが頭をよぎる。

こんなところで、今宵は聖誕祭のパーティをしていたのだ。

こんな場所でもぐでんぐでんになれるなんて、酒の弱い僕って恵まれているのか・・・?(笑)

この季節はとても好きである。寄り添い歩ける寒い日が・・・ってオフコースの歌にあったな。

僕は、畏友ほどユーミン詳しくないんで、とりあえずオフコース。古いな(笑)

以上。

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都内某所、かなり暗いな(笑)

2007年11月22日 | 暗闇研究会

間、1時間の約束で某社を訪れた。とある外資系のお客様で担当部門の責任者とうちの別部門とがもめており、その状況を収拾するのに付き合ってくれ、という依頼があったためだ。

詳細を書くと疲れるので省略するが、会議は2時間半に及び、最後は笑顔で握手をして別れたが、久々にカチンと頭に来た。

相手は客だが、あまりにも度を越した要求と言いがかりをつけて来たのだ。

『このままじゃ、おたくの製品をこれ以上使うわけには行かないし、他社にも推薦できかねる。おたくは契約書に書かれたプレミアムサポートを履行しないし、こちらとしてはそちらを訴える事も視野に入れて検討する、と社長にescalationせざるを得ない。』

と、このタコが言ったのである。

英語がヘタクソなドイツ人にも解るようにゆっくりとした口調で、

『弊社が、契約を履行しなかったので、訴える、そうおっしゃっているのですね?』

奴の目をジッと見つめながら、低い声で言った。

この案件の契約を結んだのは僕であるし、当然Terms & Conditionsの詳細は理解しているし、書かれていること以上の支援をうちのコンサルタントが数度提供したのも僕は知っている。彼の上司からも、元部下からも感謝の言葉を受けており、購入後の顧客満足も高いことまで実は知っている。

彼は、自身の部下が、彼の下で働くのを嫌い、3人続けて辞めてしまった責任を上司に問われて、苦し紛れにうちのせいにしようとしたのだ。彼の会社の社長とうちの社長が友人なのを利用してこちらにプレッシャーをかけて来たのだ。

しかし、彼も契約内容も詳細を知らない状態で言いがかりをつけている後ろめたさがあるのだろう。

僕が事実関係を静かに列挙しながら話し始めると、待ってくれ、冷静になろう、言葉の綾で、本当に訴えるだなんて考えてなかったんだよ。だって。


帰り道で同行した部下が、

「途中、本当にカチンと来ましたよ。
 ちなみに、Jさん、あれは本当に怒っていたんですか?」

と聞いてきた。

「どう思う?」

と、ニヤリと口だけで笑い、そのまま曖昧に暈してオフィスに戻った。


しかし、その間、ほとんど口を挟ま(め)なかった我社の担当部門の部長、問題である。彼の下で働く人達は大変だろうなぁ。。。

こちらが長引いたお陰?で、同時刻に別な場所で行われていたもうひとつの重い話から解放された。


この日、もし時間が空いたらご飯を食べましょ、と言われていたので、好都合である。
約束の時刻には間に合わないのだけれど、それでも最も時間をかけずにその場所へ向かうために、電車とタクシーを乗り継いで、20分そこらで移動した。

前回とは反対方向から向かったので、細い道が車で入れるかどうかとか良く判っていなかった。

相変わらず看板もなくストイックな店構え。

前回ここに来た時、遅刻してきた相手が、この夜はもうカウンターについていて待っていた。以前は待ち合わせ時刻で人を待たせないのが僕のポリシーだったのだけど、最近はどうもままならないなぁ。


このお店、和食のお店なのだが、本当に美味しい。

先ずは、牡蠣と、そしてドイツのタコ野郎に手間取った腹いせにタコとを、それぞれお刺身で頂いた。

タコは、醤油以外にも塩だとか柑橘系の汁だとか何通りかで頂いた。巨大な疣の食感がたまらない。

あまりの寒さに焼酎のお湯割りで始めた僕だったが、徐々に美味しい日本酒にと切り替えて行った。


1年間でビールも飲まなくなったし、色々変わったなぁ。


 


色々頂いたけど、写真はジャコ豆腐海老としめじの炊き込みご飯(あくまでも雰囲気で書いているメニュー名であり、正式なモノは当然失念してる)。

他にももち米を表面にまぶしたつくねだとか、鮭を練りこんだポテトサラダだとかどれも美味しくて大満足。


実はこの日は転職して丸3年目となる日であった。

しかし、1年前には仕事での今日(こんにち)のこの状況、全く予想できていなかったなぁ。。。2年前、3年前は言うに及ばず・・・

先が見える仕事は嫌だ、と常々言っているくせに、たまに立ち止まって振り返ってみると、そのボラティリティの高さに、我ながら驚き、ちょっと呆れる。

しかし、毎度ながらこの文は、仕事の話なのか、食事の話なのか・・・?

自分でも良く解らないし、カテゴリーをつけることに意味がないよね。

よね、って慣れなれしいな。独り言です。

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鰻ぢゅぅぅぅぅぅぅぅぅ

2007年11月17日 | 暗闇研究会

らずも仕事が早く終えられそうになったので、ダメ元で鰻屋に電話をしてみた。当日にも関わらず予約できた。

店に行ってから注文すると50分ほど待つ羽目になるので、この日は電話で注文してから行った。

3つの駅の中間点という丁度エアポケットみたいなところにあるお店。重厚な蔵のようなエクステリア。



この夜の相手と初めて会ったのも、鰻屋の個室だった。

でも、そこの鰻屋の個室は、ビルの上の方だった。

なぁんて昔のことを思い出す。

人の縁とか巡り会わせって不思議だよなぁ、って思いながら。。。

ここの個室は外に面した窓があり、石灯籠なんかが見えて趣がある。前回来店した時に、某芸能人が使っていた個室だ。


ここ半年ばかりダイエットをしていて、食の好みが大分変わったと思う。

それでも、鮨とか、鰻は変わらず好きなんだな、と思う。


昔は大好きだった天麩羅だとか、美味しい店の揚げ物(トンカツなど)は、最近は積極的に食べたいと思わなくなったかもしれない。

しかし・・・

ここんちの鰻美味しい。

  矢のように流れている日々の中で、

    美味しいものを食べている時だとか、

      数少ない心を許せる人と話をしている時とか、

        好きな音楽を聴いている時とか、

          仕事でエキサイティングな瞬間に出くわすとか、

こういうことの蓄積で、僕の人生って作られて行くのかな?


毎年、誕生月近辺では運勢が上向いていることが多い。

秋から冬にかけては、充実した日々が続く。


丁度、期末を迎え、懸案の契約処理がコンサルティング部分を除き全て完了した。

その残りものものも、来週には手続きを終えられそうだ。

一方で人事考課の作業がワールドワイドで一斉に始まった。

自分の部下の分だけでも大変なのに、360度評価のお陰?で、他の部門の人のfeedbackも行わなければならない。

どんだけ仕事増えるんだ?(-_-:)

でも、時々自分の仕事だとか、周囲からの評価をこうやってreviewするのは非常に大事なこと。

プロジェクトが真っ只中なので、あまり時間が自由にならない事が玉に瑕だけど、それでも、この誕生日~本社出張~クリスマス~年末という流れは嫌いじゃない。

この週末は、この人事考課関連の書類を作ることと、来期の自分の組織のビジネスプラン作成でつぶれてしまうけど、合間に最近買い漁ったCDやDVDにひたりながら過ごそう。

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誕生日の夜は

2007年11月02日 | 暗闇研究会

年くらい前に偶然見つけた、Bar~La barre Arctique~で、モエを抜いて貰い喉を潤しつつ、マスターと丁度1年くらい前の話をしていた。

移動の途中、地下鉄に乗っていたホンの数分間の間に取引先、社長、営業、そして銀座の地下の酔っ払いイラストレーター?らから電話がかかってきていたようで留守電件数が9件・・・

トラブルで呼び出しじゃないよね?ってドキドキしながら確認。



そして、日本橋と八重洲の間の穴子の銘店の美味しいお鮨を頬張った。

これがねぇ!(あ、興奮しちゃった)ありえない味!

なんぢゃこりゃぁ!って真剣に驚いた。

あーまた食べたい。

どんなに足掻いても24時間で誕生日はゆっくりと過ぎて行き、僕もすっかり40代になっていった。

不惑・・・ホントかよ?(笑)

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渋谷区 【B】

2007年10月28日 | 暗闇研究会

2日連続で、外で美味しいものを食べに、夜の街へ出れるなんてどれくらいぶりだろう?

この日訪れたお店は、フランス料理をメインにしたお店。

オープンキッチンを挟んで、レストランとスタンディングバーとに分かれている。外からはスタンディングエリアしか見えないので、長居するには居心地が良くないのかな?とも思っていたが、実は奥のレストラン側は意外に居心地が良い。

特に厨房では若い料理人達がラッシュアワーさながらの慌しさで料理しているのが見えて、さながら映画ディナーラッシュのワンシーンのようである。もっともディナーラッシュの舞台Giginoは厨房が地下にあって、席からは厨房が観えないんだけどさ。

  


ここで、生ハムのサラダとか、焼魚とかを食べていたら、隣席の美女の携帯に出版社から電話がかかってきた。ファッション雑誌の取材の依頼だって。皆さん、華やかな日々をお過ごしですね。

でも、若いうちは、かわいいだけの読者モデルってのも悪くないけど、オトナの女性はもう少し切り口が違うというのはいい事だと思う。この夜ディナーをご一緒させてもらったのは、プロフェッショナルとして十分に立派なキャリアを築いている方で、インテリジェントなんだけど、チャーミングでかつファッショナブルな女性。得てしてこういう女性は怖いイメージを伴うんだけど、エスプリが効いていて柔らかいヒューマン・インターフェイスを持ち合わせている人。

もっとも、こっちもそういう人と会う時には緊張感を必要とされるんだけどね。まぁ、こんな緊張感は悪くない。

 


ワインボトルを空けた頃、カプチーノがやってきた。

これは、前の方にだけ毛が残っている笑顔のかわいいハゲの顔かなぁ?それともデビルマン?なんて、アホな事は口にしなかった。

いやー今週も無事終わってよかったなぁ。。。

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目黒区 【K】

2007年10月27日 | 暗闇研究会

Blogを毎日更新するのを止めてから、間もなく2ヶ月が経過する。

自由を得たようで嬉しい。

一方で、記憶、あるいは記録に留めておきたいな、というお店での美味しいディナーがドンドン忘却の彼方へと過ぎ去って行く。

先日行ったばかりのお店だけど、またすぐに行って来た店がある。それくらい気に入った訳だ。前回、初めて訪れた時のことはここでは触れていないので、今回は触れてみよう。

某ビルのオープニングイベントでjazzを聴いた後、少し北に移動した僕が暖簾を潜ったのは、【K】というお店。

ここんちは、魚は、瀬戸内海、伊予灘、豊後水道で獲れる地魚を直送したもの、鶏は京都丹波の黒鶏、豚は長野の千代幻豚、豆腐は仙波豆腐、うどんは池田製麺と、兎に角素材にこだわっている。

これらを煮たり、焼いたり、炙ったり、揚げたりしてくれるのだけど、仕上げに必ず食べとくべきは、炊き込みご飯だろう。

前回も今回も炊き込みご飯を頂いた。こちらは当然ながら注文が入ってから炊くので、最初にオーダーしておいてもいいだろう。あ、僕、個人的に食べるのがすごく速いからかも。

ただね、困った事があって、それは特に酔った時の僕は記憶力がかなり悪いのですよ。なんで、急にですます調なんだ?

そんでもって、酒が弱い。だからすぐに酔っちゃう。

だからね、写真は残っているし、味も覚えているんだけど、それが何であったか?は良く覚えていないことが多い。

右の写真は、確か青海苔を練りこんだ蟹クリームコロッケ・・・だったかなぁ?

緑のペースト状のものが、青海苔のペーストだったような・・・(-_-:)


 

で、鮭のハラス焼きは覚えてるぞ。威張ってどうする。見たままじゃん。そして牡蠣としめじ茸の炊き込みご飯を仕上げに頂いた。

 

それから、お豆腐。やや厚めに削られた鰹節の香りが素敵。デザートには無花果を頂いた。


 ここは、美味しい地酒と、ワインが豊富で、和食とワインの邂逅もまた楽しい。

 でも、美味しい日本酒がやっぱし合うよな。きっとまたそのうち行くな。

会社帰りに普段使いしたい店だ。

この先にはお気に入りのbarもあるし。。。

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目黒区某所 【O】

2007年07月28日 | 暗闇研究会

きな通りを外れ、ちょっと数メートル裏に入る。

ホッピーの提灯を探す。。。(嘘)

場所柄ない。

看板があるんだか無いんだか判らない(いや、実際にはあるんだけどさ。右下の楕円の木の板がそう)不思議な建物がある。

扇風機の羽根のようでもあり、花弁を模したオブジェでもありそうな灯りを目印にこの予想外に奥行きのあるエントランスのステッピングストーンを歩いてく。

扉を開くと、更に奥行きのある店内が広がり、一瞬驚く。

当初世田谷区奥沢で手打ちの蕎麦屋としてやっていたお店が、開業6年目を機に移転し、更にワインなども置く、蕎麦プラス和食のお店としてrenewalされてここに移ったようである。移転して2-3年くらい?

ここは、蕎麦粉から自家製なのだという。

で、掻き揚げ天麩羅と、胡麻だれの笊蕎麦を頂いた。

確かに、天麩羅、すごく美味しい。

胡麻だれも。

ただ、山と盛られた笊蕎麦の笊の底が富士山みたいな形状になっていて、山盛りのようで実はかなり量が少ない(笑)

余りの少なさに、思わずもう一品頼もうかな?と思ったのだけど、ダイエット中なのでじっと我慢。

でも、結果それで良かったかも。

しばらくするとお腹が満たされていることに気づいた。

全然話題は変わるけど、桃って色々な意味とか象徴に使われるでしょ?

このお店、入り口を入ると直ぐに桃の画が掛けてあるの。

この色の感じと曲線の艶かしさが、美味しそう感を盛り上げる。

こういうのって意外に大事だと思う。

えーとぉ、ここはお店情報載せない(笑)

でも、判る人にはきっと直ぐにばれてしまうのだろうなぁ(笑)

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屋号変えるか・・・

2007年07月27日 | 暗闇研究会

し暑い一日。

こんな日に、スーツを着てネクタイを締めて歩くのは痩せ我慢以外の何なのだろうな?

正午のアポイントで、都内を移動。
例の案件。少し、重い展開を予想していたが、豈図らんや展開は良い方向へ。

というか、シナリオ通りに。

相手のプライドを傷つけてはならない。

逆に、気持ちよく仕事させてあげると、非常に良いパフォーマンスを引き出す事ができる。

この2ヶ月間、死んだふりをする、矢継ぎ早に来るメールでは、時にわざと論点を外し、あるいは、返信の時間を意図的に遅らせて、興奮している相手に再考を促す時間を与える、等々、定量的に定義が難しい、かなり感覚的な交渉が続いている。

しかし、産みの苦しみ、という言葉があるが・・・なかなか大変。

同時にこちらについても、米国本社の担当部門の責任者がかなり保守的なのでそのGoサインを得るために、日本法人の社長はもとより、あらゆる人を総動員しての根回し?これも結構骨が折れる。

午後は、色々なことに次々と巻き込まれてしまって、あっという間に時間だけが過ぎて行った。

こんだけ仕事ばかりしていても、どうも違うようだ。

何の話か?

このblogを読んでいる人が受け取る僕のイメージ。

知人を通じて聞かされる話だが、日々とっかえひっかえ色々な女性とデートして、同時に複数の女性と付き合い、人を弄ぶ。だから近づくのは止めておけ、と言われるのだそうだ。

非常に残念である。が、その人がそう認識する情報ソースは、僕が書くコンテンツと、その方のそれまでの人生での知見・経験である。

だから、確かにそのイメージの何%かは僕の責任なのだろう。

でもさ、それって実態と違うじゃん!

そういうの聞かされると「やれやれ」(C)春樹 と思う。

QQにも、美女しか好きじゃないでしょ?とか言われたしさぁ。。。

なんでそうなっちゃうのかなぁ?

最近はこの辺のギャップが良く解らないのだ。

僕は、確かに女性の友人が多いのかもしれない。そうでもないのかもしれない。

多い・少ないの感覚は人それぞれ、あるいは業界とか年代でも違うだろう。

でも、正直言って、僕の中でそれは男女の性別はどうでも良い。

自分にとって、最も重要で貴重な資産である”時間”をその相手のために割く価値があるや無しや。その辺で決めている。

ただ、それは損得、といった打算的なものではなく、もっと感覚的なものである。

『あーこの人とお話してポジティブなパワーに触れたいな』

だとか

『この人の微笑んだ時の目、それだけで元気がもらえる』

『いつも、悩んだり考えたりしているけど、僕と話して、元気が出たと言ってくれる』


等々、なんでも良いのだ。非常に感覚的なもの。

一緒にいて、下世話な話をすれば、例えばお食事やお酒だって、自腹である。だって、好きでそういう時間を過ごしているのだから。

例えば、一昨日の夜、十年来の友人M&Nがすぐ傍にいると聞けば、最近なかなかあえていないし、放射線治療が終わったと聞いていたM子の顔を少し見て、憎まれ口を叩きながらも、僕なりに励ましてやりたいとか、そう思って、ほんの1時間弱ではあったが、会う時間を作ったりする。

でも、誤解を招く文も書いているんだろうな。

最近驚いたのは、先日ほんまちゃん

『えー○○さんって、Jさんの彼女じゃないんですかぁ

って言われたこと。○○さん、には僕のblogにたまに登場する方の名前が入る。

で、その直ぐ後に別な人からも、そういう風に思っている人は案外多いかもしれないよ、と指摘されたりしたのだ。同時に、前に書いたその、会った事の無いある読者の感想についてのフィードバックも受けたのだ。

そうかぁ、blogって難しいんだねぇ・・・って思った。

30代の男の生態をつぶさにレポート、ねぇ・・・

誕生日も徐々に近づいて来たし、そろそろ終わりが近づいているのかもしれないな。。。

なんてことを、仕事帰りに、リラックスするために立ち寄った、暗闇(隠れ家)でグラスを傾けながら、独り言ちていた。

ハッピー・ライフ!を止めるか・・・

40代になったら・・・

ネーミングはやはりこれしかないな・・・




















ホッピーライフ!



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都内某所 【C/G】

2007年07月15日 | 暗闇研究会

くづく思うのだが、どんなに仕事が充実していても、結果が出て特別ボーナスが貰えても、そっちで得られる満足度や興奮だけだと、僕の人生の彩りとしては、未だ不十分だ。

時に、『欲張り・・・』って言われる。


都内の某ターミナルステーションから5分くらい歩くと、思わず見過ごしてしまいそうなほどにさり気なく、小さな黒板が入り口に飾ってある。

料理の数々が手書きされている。

上に着いた小さな傘が、ちょっとマグリットの絵を連想させてカワイイ。



細い階段を昇ると、そこは、若い女性が2人でやっているcafe。

cafeを名乗っているが、ワインはじめアルコール類は置いてあるし、ちょっとした料理はビストロみたいで美味しい。


最近は、本当に仕事が忙しい。そのせいで、計画的に美味しいお店を予約して、誰か気の置けない友とcozyなひとときを過ごす、という僕の大好きな時間の過ごし方ができにくい状況が続いている。それはストレスになっているし、周囲の人達から不興を買ったりもしている。

だから、この夜もこのアポイントが確定したのは、オフィスを出る10分前。

どうせ終わらないのだから、と金曜日に提出しているweekly reportをsubmitして、昼間の会議相手に約束した資料を送り、残りの仕事は週末にやろうと、PCと参考文献やメールの束を大き目のトートバッグに詰め込んで夜の街に出た。



店内は、誰かのお家みたいな雰囲気のある普請とインテリア。

センスの良さを感じさせるセレクションの絵本があちらこちらに無造作に置かれている。

絵本の善し悪しについて自分なりの見識を持つためには、とにかく読むしかない。

僕の座ったテーブルの左手には、M.Sasekの”This is Paris”が置かれていた。

僕の正面突き当たりには大きな鏡が置かれていた。

僕の正面に座る人は、僕に後姿を見られながら話すことになる。

ココロの中を垣間見るような気分になって来たぞ・・・

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