![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/49/2afbd421615decfbd026195e095df204.jpg)
〈問〉
長さ1メートルの角材を二つに切ると左右はどうなるでしょう。![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/58/8afc3bc2479651c42d071c9f8998b5d6.jpg?1660657219)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/8f/a226f2956cba0ca66eb47213f579ff2e.jpg?1660657309)
〈答〉
図からもわかるように「左右」といった概念も磁石の極と同じように対になっていて、分かれるとたちどころに生じてきます。ゼノンの二分法のパラドックスはこの現象を使っているわけです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/61/67e86b7d6dcf18129b7cff6dbdec035b.jpg?1660662374)
それでは小さくするとどうなるでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/23/8046654c2c35aa20ee68e0bb801dd605.jpg?1660656733)
上図のように、細長い角材を半分に切ると、短い角材が2つ出来ます。この2つの角材のそれぞれを、さらに半分ずつに切ると、同じように角材が4つできます。同じ操作を繰り返していくと、どんどん短い角材が出きていきます。10回の操作でおよそ1000個、20回の操作でおよそ10000000(一千万)個、30回の操作でおよそ1000000000(十億)個の角材が生じます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/d7/3d04ca9085935e1d4565c89c7c34c766.jpg?1660662164)
ゼノンの「アキレスと亀」や「二分法のパラドックス」はこれらの現象をもとにして、パルメニデスの「一なるもの」を擁護するために作られた話です。分けることにより無限小は生じ、分けなければ無限小はどこを探してもありません。
0と1の間の無限
0と1の間の無限
0と1という有限の中に無限があるというのは矛盾です。ところがこの矛盾の場所というのが「スーパーポジション」なのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/c1/f9415bb3ede99578f27a141880a9ae46.jpg?1660699095)
仮想と現実、現実と仮想とが重なっています。抽象が具象の中に入り込み、具象が抽象に入り込み、それでいて仮想と現実、抽象と具象の区別はきちんとついているのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/8b/8ef7aee7a9c0bc8f764ed41e1320e919.jpg?1660699066)
0と1、1と0の間は、「有ると思えば無いし、無いと思うと有る」という不思議な場所です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/26/818f3e0b744c46a15d52d84175f594a4.jpg?1660704013)
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