
いよいよ,インターフェイスも最終段階へ.
昼間のサッカー観戦興奮覚めやらぬ状態と,観戦疲れからか眠い目を擦りながら,まずはケーブルをFT-1000MPのリモート端子へ接続,電源を入れます.端子電圧を測ると,アレ? 13vあるぞ,動作用の5vと8vの3端子レギュレータどちらとも動作していない.すかさずスイッチOFF,おかしい...どこかのラインがショートしているか? 異常なし.TTL ICをセットする前で良かったですよ.あっという間にオシャカにするところでした.
アッ そうだ!,3端子レギュレータの78Lタイプはイン・アウトの方向が,78タイプと正面から見ると反対だったはず.よく見たら,それが逆にセットしてありました.ヤベェー,レギュレータ壊したか? 恐る恐る接続し直して,再度,スイッチON,オオッ,無事,正規電圧の5vと8vが出ています.ホッと一安心.そこで,まずは74LS145をICソケットに取付けて,FT-1000MPからのBCDバンドデーターを10進デコードしているかをチェック.ヨシ!上手く動作しています.
次に,出力側(IC-AT500側)の分圧がバンド毎に適正範囲の電圧になっているかを先にチェック.オオーッ,計算値に近い状態で上手く分圧されています.ただ,そこでおかしな症状を発見,確か出力側端子は,プルアップ抵抗を介していないはずなのに,5vの電圧が出ている.おかしい,どこかの配線ミスか,余計なラインと接触しているかも,調べて行くとやはり,狭い間隔でしたので,一箇所ライン接触を発見.手直ししてこれでバッチリのはず.

ここまでチェックしたら大丈夫だろうと,74LS06と74LS12をICソケットに取付け,反転論理が上手く動作しているかのチェックの為,ドキドキでFT-1000MPの電源をON,ヨシヨシ,上手く行ってる.さて,今まで一度も使った事のない,4066の動作チェック.IC-AT500には接続せず,改めて各バンド毎の分圧が上手く出来ているかチェックします.バンドは7MHz,指定分圧は何も取付けていない時の計算値とほぼ一緒,ついでに各バンドの分圧をチェック,これも全く問題なく4066のアナログスイッチを使って大正解でした.さて,いよいよIC-AT500へ接続です.


FT-1000MPのバンドを7MHzにして,IC-AT500のスイッチON,ONと同時にバンド表示も7MHz.10MHzへバンドを変えてみます.オオッ! 見事にIC-AT500のバンド表示(緑のLEDが7つ並んでいるところ)も切り替ります.(上が7MHz,下が10MHz)全てのバンドへFT-1000MPとシンクロする事が出来ました.

ロジック回路ですから,回路に問題なければ動作するのは判りますけど,やはり,自分の意図としている通りに動作してくれると嬉しくて,チョット感激です.(黒いケーブルはIC-AT500へ接続するケーブルです.)見てくれも中々コンパクトで,らしく見えるっしょ.いぐね,いぐね...

FT-1000MPへの接続ケーブルは,ハードOFFで購入したRS232Cケーブル(¥200)にDINの8Pプラグを取付けてます.そうそう,注意しなければならない事が一つ.FT-1000MPのリモート端子は,DINの8Pなのですが,ピン配列がU型と呼ばれるオーディオ系が良く使うタイプだそうで,普段使っているDINの8Pは使えないので,ご注意を.(左側が普通のDINの8P,右側がU型DINの8P)
ところで,FT-1000MPからのBCD信号は9通り,IC-AT500は,18MHzと21MHz,24MHzと28MHzが同じポジションなので,必要とする分圧は7通りでして,これを制御するにはチョット細工が必要となり,74LS12を使っているのはNAND回路を介している為です.WARCが使える様になった頃の製品だからでしょうかね.(ICは手持ちの関係,7400とか7401または,それらのLSタイプでOKのはず.)
ちなみに,このインターフェイス,IC-AT500以外にも応用が利きます.現在計画中なのは,屋外型同軸切替え器の制御信号に使えそうです.HFのアンテナが3本ですので,それを延々とシャックまで引いているわけで,タワーの上でリレーを使って切替える形にして1本にしたいのです.インターフェイスのケースにDINのプラグをオフセットしているのは,端子が必要になった時を見越してです.
総製作費は手持ちのパーツを多用したので¥1K程でしょうか,全部新品で購入しても¥3Kくらいですかね.
さて,FT-1000MPには当然,オートアンテナチューナ内蔵ですから,IC-AT500を買った事を不思議に思うでしょう.決して衝動買いではないっすよ.LPFとかコモンモードフィルターの50Ω整合を取る為に...なぁんて,今更,優等生面して言う気は無いです.フッフッフッ...そう,お察しの通り,ネクストの為ですよ.このインターフェイスユニットのおかげで,そのネクストもシンクロ出来るのですよ.それはまた別の話...
追伸:もし,回路図が必要な方はメールにてご連絡下さい.
8エリアのコールサインの後に@jarl.comで届きます.
久々の長文大作でした.ウゥ~眠い...
昼間のサッカー観戦興奮覚めやらぬ状態と,観戦疲れからか眠い目を擦りながら,まずはケーブルをFT-1000MPのリモート端子へ接続,電源を入れます.端子電圧を測ると,アレ? 13vあるぞ,動作用の5vと8vの3端子レギュレータどちらとも動作していない.すかさずスイッチOFF,おかしい...どこかのラインがショートしているか? 異常なし.TTL ICをセットする前で良かったですよ.あっという間にオシャカにするところでした.
アッ そうだ!,3端子レギュレータの78Lタイプはイン・アウトの方向が,78タイプと正面から見ると反対だったはず.よく見たら,それが逆にセットしてありました.ヤベェー,レギュレータ壊したか? 恐る恐る接続し直して,再度,スイッチON,オオッ,無事,正規電圧の5vと8vが出ています.ホッと一安心.そこで,まずは74LS145をICソケットに取付けて,FT-1000MPからのBCDバンドデーターを10進デコードしているかをチェック.ヨシ!上手く動作しています.
次に,出力側(IC-AT500側)の分圧がバンド毎に適正範囲の電圧になっているかを先にチェック.オオーッ,計算値に近い状態で上手く分圧されています.ただ,そこでおかしな症状を発見,確か出力側端子は,プルアップ抵抗を介していないはずなのに,5vの電圧が出ている.おかしい,どこかの配線ミスか,余計なラインと接触しているかも,調べて行くとやはり,狭い間隔でしたので,一箇所ライン接触を発見.手直ししてこれでバッチリのはず.

ここまでチェックしたら大丈夫だろうと,74LS06と74LS12をICソケットに取付け,反転論理が上手く動作しているかのチェックの為,ドキドキでFT-1000MPの電源をON,ヨシヨシ,上手く行ってる.さて,今まで一度も使った事のない,4066の動作チェック.IC-AT500には接続せず,改めて各バンド毎の分圧が上手く出来ているかチェックします.バンドは7MHz,指定分圧は何も取付けていない時の計算値とほぼ一緒,ついでに各バンドの分圧をチェック,これも全く問題なく4066のアナログスイッチを使って大正解でした.さて,いよいよIC-AT500へ接続です.


FT-1000MPのバンドを7MHzにして,IC-AT500のスイッチON,ONと同時にバンド表示も7MHz.10MHzへバンドを変えてみます.オオッ! 見事にIC-AT500のバンド表示(緑のLEDが7つ並んでいるところ)も切り替ります.(上が7MHz,下が10MHz)全てのバンドへFT-1000MPとシンクロする事が出来ました.

ロジック回路ですから,回路に問題なければ動作するのは判りますけど,やはり,自分の意図としている通りに動作してくれると嬉しくて,チョット感激です.(黒いケーブルはIC-AT500へ接続するケーブルです.)見てくれも中々コンパクトで,らしく見えるっしょ.いぐね,いぐね...


FT-1000MPへの接続ケーブルは,ハードOFFで購入したRS232Cケーブル(¥200)にDINの8Pプラグを取付けてます.そうそう,注意しなければならない事が一つ.FT-1000MPのリモート端子は,DINの8Pなのですが,ピン配列がU型と呼ばれるオーディオ系が良く使うタイプだそうで,普段使っているDINの8Pは使えないので,ご注意を.(左側が普通のDINの8P,右側がU型DINの8P)
ところで,FT-1000MPからのBCD信号は9通り,IC-AT500は,18MHzと21MHz,24MHzと28MHzが同じポジションなので,必要とする分圧は7通りでして,これを制御するにはチョット細工が必要となり,74LS12を使っているのはNAND回路を介している為です.WARCが使える様になった頃の製品だからでしょうかね.(ICは手持ちの関係,7400とか7401または,それらのLSタイプでOKのはず.)
ちなみに,このインターフェイス,IC-AT500以外にも応用が利きます.現在計画中なのは,屋外型同軸切替え器の制御信号に使えそうです.HFのアンテナが3本ですので,それを延々とシャックまで引いているわけで,タワーの上でリレーを使って切替える形にして1本にしたいのです.インターフェイスのケースにDINのプラグをオフセットしているのは,端子が必要になった時を見越してです.
総製作費は手持ちのパーツを多用したので¥1K程でしょうか,全部新品で購入しても¥3Kくらいですかね.
さて,FT-1000MPには当然,オートアンテナチューナ内蔵ですから,IC-AT500を買った事を不思議に思うでしょう.決して衝動買いではないっすよ.LPFとかコモンモードフィルターの50Ω整合を取る為に...なぁんて,今更,優等生面して言う気は無いです.フッフッフッ...そう,お察しの通り,ネクストの為ですよ.このインターフェイスユニットのおかげで,そのネクストもシンクロ出来るのですよ.それはまた別の話...

追伸:もし,回路図が必要な方はメールにてご連絡下さい.
8エリアのコールサインの後に@jarl.comで届きます.
久々の長文大作でした.ウゥ~眠い...

JJさんのいいところは、綺麗に工作することね!
nextを楽しみにしてます
それと、配線部分ですが、コアで対策した方が良いのではないでしょうか?何となくですが、回り込みしそうな感じがします。
コア中毒(?)だからそのように思うのかも知れませんが・・・。
ネクストを楽しみにしています。
To eme
ドモドモ,何とか仕上がりました.
いつもの事で,結構こだわりがありましてね.Hi
しばらく使う事になるわけですから,それなりに仕上たいって事ですが,反面,完成が遅くなるのも確かですけど.
To ANI
福井さん,ご無沙汰してます.でも,いつもブログチェックはしていますよ.Hi
仰る通り,ネクストの為にも,回り込みを考えて,コアで対策出来る様に少し長めのケーブルにしています.
デジタル信号ですけど,GNDは一緒になりますしね.ケーブル=対策は必要かと思っています.
-・・・-
さて,ネクストですが,これはIC-AT500と接続出来る専用ケーブルが付属していまして,それを取付けるとFT-1000MPとシンクロする事が出来ますので,他に作るものはありません.後は,屋外型アンテナ切替機を作って引き込み同軸を1本にまとめる事にしています.
コモンモード対策には一本でもケーブルは減らしたいですからね.
マインに移って20秒で呼ばれるなんて・・・
JH2CLVさんのサイトにLY4を使った切り替え器の記事があります。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~jh2clv/coaxrelayiso.htm
HFならアイソレーションもFBですので、ご参考まで。
G2Rも良いけどLY2orLY4でしょうな。
本日LY-2Dを見積ってと出入りの商社に依頼しました.
もちろん,個人払いだよって伝えてます.
流石にこのクラスはそう安くはないけど,原価レベルまで下げてくれると嬉しいのだけどね.
リレーを手に入れたら,始めますけど,他のパーツもそろえねば.まずは,とりあえずテストして実装です.SWRの暴れが気になっていたのですが,HF帯だから大丈夫とJH2CLVさんのHP.を何度も見て判断していました.流石,私も以前からチェックしていたHP.でした.Hi
>これはIC-AT500と接続出来る専用ケーブルが付属していまして
という物体を同軸切替器の代わりにケースに入れてアンテナの近くに置く・・・というのはダメでしょうか?
検討違いかな?
記事の中に黒いケーブルがありますよね,あの黒いケーブルの四角いコネクターが両方についたタイプのケーブルが1本付属していまして,IC-AT500とネクストを繋ぐと,AT500側から同じ信号が送る事が出来,バンドが切り替るだけなのです.
AT-500の背面には,コネクタが2個ありまして,1個はFT-1000MPへ,もう一つはネクストへって事になってます.AT-500の回路図を見たら,そのコネクタはパラで繋がっているだけでした.つまり,同じ信号をパラで送って,シンクロさせるだけですから,屋外で同軸を切替える構造にする為には,別にその動作をする為の何かを作らなければ出来ないのです.
ここらあたりの製作記事は,また,ブログにて紹介するつもりです.ストーブリーグ同様,私の場合は毎年の事ですが,来シーズンへ向けて,工作するシーズンです.Hi
マストから無線機までは50Ωで、ノイズもインターフェアを解決!ってことになればいいんですけど。
以前からアンテナの給電点に無線機を直付し、部屋から無線機をリモートコントロールする・・・ってのに憧れていますが、今だ実現しておりません。
この状態でのノイズはアンテナに飛び込んでいるノイズなので諦めが付くのですけど、同軸から飛び込むノイズ・・・なんとかなりませんかねぇ・・。
実はAT-500の背面には同軸コネクターが4つありまして,4本の同軸,つまりアンテナを接続する事が出来るのですよ.それをバンド毎にセレクト可能な優れものなのですが,いかんせ机上タイプのATUですからね.福井さんのアイデアは素晴らしいし,読んでいて思わず,そうだよ! なんて思ってしまいました.だって,実現出来たらアンテナ切替機は不要なんですから.
でも,それは可能かも知れませんが,耐防水性,耐久性を考えると,虎の子AT-500をそこまで過酷な条件下で使うのはさすがに出来ません.一瞬,マジで考えましたね.Hi
手ごろな大きさのヤツの内側に銅版貼って、温度センサー付の排気ファンと吸気口を付ければいいかな?とは思っているんですけど、湿度管理ができないので、サビサビになってしまいますね。
雨の日など湿度100%でしょうし・・・。
夢は無線機とPCを箱に入れて給電点付近に設置。ACのみ供給して、コントロールは無線LAN経由でシャックから・・・なんですが、中々前へ進みません。
タワーの上部にアンテナ調整用の踊場を付けている方だと、わりと簡単に実現できると思うのですけど、そのような環境の方はノイズやインターフェアで悩むことはないので、通常スタイル・・・みたいです。