ＣＱ誌１２月号 １００Ｐ

　一昨日の１６日，eme@QM06からの電話，昨日の１７日，JA1BBPからのメール．

　「８Ｊ７ＩＷＡＫＩの記事が載ってるぞ，お前の顔もついに割れて全国に知れ渡ったな」と，連絡をもらう．指名手配犯じゃないって．
　今日発売のＣＱ誌1２月号を逸早く見ていた彼らをうらやましくも思いながら，珍しく朝から本屋へ出かけてＣＱ誌を探す．最近は，山済みにされておらず，それでも大型書店だから，１０数冊はあるかな．さっそく手にして，立ち読みを始める．勿論，購入しましたよ．

　浮かれ気分で，ページをめくると，丁度１００Ｐと１０１Ｐの２ページに渡って，運用記が紹介されていた．とにかく，帰る前に，黙読してみた．
　記事はＪＮ７ＤＩＹの岡田君，彼のアマチュア無線に対するイノセントで大好きな気持ち，開局第一声から移動運用，そして１ヶ月間，運用した最後の閉局の場に全て立ち会った私としては，彼の記事にそれが全て凝縮された形で紹介されており，私にもそれが伝わったのか，立ち読みしながらつい目頭が熱くなってしまったのであるが，メガネの下に隠れていた事は幸いであったかも知れない．

　思えば，８Ｊ７ＩＷＡＫＩの話が出たのが６月頃だったか，まずは，準備段階から始まった．無線機のリストから運営委員会メンバーの件，色々な宿題をクリアーしながら申請へ．彼の心にある特別局に対する気持ちの全てを周りが答えられなかった事，そしてトラブルもあったし，テンション・ハイから開局するまでに多少トーンダウンした事も確かであった．

　ただ，皆，８Ｊ７ＩＷＡＫＩを成功させたいモチベーションがあったからこそ，最後まで頑張って来れたのではなかろうか．ファイナルの日は私の心の中にも，明日からこのコールサインを打つ事も話す事も出来ないという，ある意味，一抹の寂しさは有ったのも事実であった．私のハムライフの中で，特別局というシナリオは全く予想外であった．きっと１０年後，再び８Ｊ７ＩＷＡＫＩが運用される事になった時，また，彼らと同じコールサインを使い，いわき市の何処かで聞こえてくる事であろう．

　ＪＮ７ＤＩＹ，岡田君，君がいなければ，８Ｊ７ＩＷＡＫＩが無かった事は紛れも無い事実だと断言出来る．そして，その思いを具現化出来たのは，いわきオーロラグループの存在があったからだとも断言出来る．北海道の片田舎から内地へ移り住み，そして，いわきでアマ無線を再び始めて，彼らと出会えた事に感謝したい．

　最後に岡田君，君の記事は多少校正されたとは言え，名文だ，脱帽だよ．

　浮かれ気分で立ち読みし始め，少しシリアスな気持ちで書店を後にした事を記して，キーから手を離す事にしよう．また，１０年後よろしくな！

　ＰＳ：しかし，ラジオ少年も老けたなぁ．．．実物はもう少しイイ男です．