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HAM日記

JA3CLMのブログ

MMSSTV FT-991Aリグコマンド顛末記

2025-04-01 09:28:28 | アマチュア無線
FT-991Aも少し古くなってしまいました。 しかし、IC-7100も生産終了したし、FT-991Aの後継機も出てこないから、これを使い続けています。
同じ機種でMMSSTVをお使いのローカルさんから送受信が旨く行かなくて困っているとの相談がありました。 
その昔、同じような話が出たとき、MMSSTVはXP時代のプログラムなので、RS232Cのドライバーを最新版を使ったとしても、古いプログラムはWin10/11には対応しなくて、動かないものと思っていました。
しかし、ローカルさんを何とかお助けできないかと丸一日あれこれMMSSTV設定を変えて試してもどうしてもうまく動きません。 
インターネットで、MMSSTV FT-991Aで検索したら、何やら見たことあるブログが出ていました。
そうです。同じ悩みで、対応に苦労しながら解決したことを私がブログに書いていたのが出てきたのです。2018年3月の書き込みでした。
その時も、3か月ほど苦労したようですが、FT-991Aの032 CAT TOTの設定を変えたら無事に動いたと書かれていました。 
7年も前のとこですからすっかり忘れていました。 さらに、FT-991Aは何度かのファームウェアーバージョンアップで書き変えていますから、設定は工場出荷に勝手に戻ってしまっていました。
早速、この通りにセットして、MMSSTVのRadio Commandで、トランシーバーの初期設定と、送受信の切り替え時にマイクのFront/Rear切り替えなどすべてのコマンドを書き加えて試したところ、バッチリ動きました。
ローカルさんともども、大喜びですわ。

サテライトQSO用にドップラー制御

2025-03-18 21:57:38 | アマチュア無線

先月来、サテライトからの信号のドップラー周波数を自動的に調整する受信専用プログラムを完成させて、
ISSからのレピーター周波数437.800を聞いてみたら、沢山の局がレピーターを使って交信しているのを始めて知りました。
地上からのアップリンクは145.990とのこと。
144でも∓3KHzほどのドップラーが有るので、我が家のショボイアンテナでもISSに届かせるには、
私の信号をISSに145.990ピッタリで常に届くように逆ドップラーシフトをさせることを思いついた。
受信するときとは逆で、衛星が近づいてくるときは低めの周波数で、そして、遠ざかるときは周波数を
高めるという逆ドップラーです。
先に作ったプログラムをベースに、受信と送信の両方の周波数をドップラー計算し、FT-991Aにリグ
コントロール行えるようにした。
でも、IC-9700のVFO-A/Bの切り替えがうまく動かず、IC-9700はまだ成功していない。
さて、FT-991Aを使って実際のサテライトQSOに挑戦してみます。

 


ドップラー計算

2025-03-07 14:43:47 | アマチュア無線

ISSからのSSTVを受信していると、ドップラーシフトが有るので、偶に受信周波数が外れて
受信状況が悪くなるからメインダイアルを少し回して、常にFM帯域の真ん中でISSからの信号を
とらえる様に調整していました。
この度、Fram2Hamとかの4人乗り衛星が3月1日以降に打ち上げる予定を知りました。
その情報では、ISSの145.800MHzではなくて437.550MHzを使うらしい。
435のドップラーシフトは145の3倍も動きそうなので、ドップラー計算して自動受信をしたくなった。
2ライン衛星軌道要素から情報を得れば、衛星の軌道計算なんて、すぐにできそうと思ったが、
実際に始めてみたら、SGP4ライブラリーは64ビットでしか動かないし、しかもC#とかC++限定でした。
既に、BASICでプログラムを書き進めていたから、衛星の位置の計算はC++を使って、DLL化して、
それをBASICで使う様にしてみたところ、何とかそれらしき計算が出来るようになった。
でも、しかし、どうもおかしいので、ChatGPTに聞いてみたら、地球の扁平率を考慮することと、
地球の自転も含めて、計算する必要があることが分かり、またもや壁にぶち当たりました。
何とか、ChatGPTに助けてもらいながら、プログラムを組み立ててみたところ、実際のISSの動きと、
我が家からの距離の計算がぴったり(10秒の誤差がある)出来ました。
後は、10秒間隔で変わる距離の違いからドップラーシフト幅を計算し、FT-991Aに周波数を
セットするだけのこと。 こちらは、比較的簡単にでした。
そんな話をしていたら、IC-9700を使っている友人から、この機種でも使えたら良いなとの話が有ったので、
取扱説明書と補足説明書を読み漁りIC-9700のリグコントロール挑戦が始まりました。
ICOMのリグコントロールは15年も20年も前からしていたから、難しいとは思わなかったが、
この10年はYAESUの機械ばかりを使ってきたから、ICOM機械の制御はすっかり忘れたので一から勉強。
なんだこんなで、丸1か月を要してしまった。

衛星の通過時刻計算を追加(4月14日)
折角、軌道計算できたのだから、上空通過時刻を計算するプログラムは簡単にできると思ったが、これが結構手こずりました。 いったん放り出したもののあきらめきれず再挑戦。 何とか3日間の通過時刻表をテキストファイルに出すことに成功。 1分毎に方位・仰角・自局からの距離が出ます。
これらのデーターから、受信可能性を予測出来て便利になりました。


 


衛星からのSSTV受信

2025-02-20 20:37:31 | アマチュア無線

ISSから放映されるSSTVを何回か受信に挑戦しているが、なかなかうまく受信できまし。
なにか、1年前にトランシーバーを交換してからパワーが下げられたのか、ノイズが以前より
多いように思う。
アンテナは、多段GPを使っているが、GPなので、円編波に対応できず、帯状のノイズが入って
納得できる画像は一枚も無し。
ローカルさんから円偏波に強い縫指向性ターンスタイルアンテナを紹介された。
自分なりに工夫をして作ってみた。いわゆる90度位相ずらした十文字のダイポールアンテナである。
次回、ISSからSSTV放映を待って、このアンテナの性能を確かめたい。