8月20日に修理依頼したCG-3000が修理完了で昨日戻ってきました。 リレーが1個焼損していたとのことでした。
修理伝票のコメント欄には下記の様な使用上の留意点(注意点)などが記載されていました。
1-チューニング時の出力は10Wにしてください。
2-5秒以内にチューニングが取れないバンドやSWRが1.5以上でチューニングが終わるバンドがあるとチューナーに無理がかかります。
3-チューニングに時間のかかるバンドは、補助エレメントを追加して2本に増やし、不得意なバンドがチューニングしやすくするなどの対策を取ってください。
4-AT-180との2段使用は好ましくありません。 見かけ上チューニングが完了した様に見えてもCG-3000に負担が掛かっていることがあります。
5-チューニングの取りずらい条件のバンドは仮にチューニングが取れたとしても能率が悪く飛ばないアンテナになっています。
私の車はトヨタ・ハイラックス・ダブルキャブのピックアップトラックなのでボディ容積が小さいくアース効果に疑問を持っていたので、今日修理後のテストをする前に、写真に示した様なラジアルを荷台に張ってみました。(仮のテストです)
手元に1.6mmX3Cの100m巻きVAケーブルがあったのでこれを利用することにしました。
今までのボディアース点に荷台を這わせたVAケーブル合計8本を1点アースでまとめて、それにCG-3000のアース端子を接続しました。
VAケーブルは3芯そのままで被覆を剥がさずに使用しました。 約25mほど使用したことになります。
3芯ケーブルですので電線総量は75mくらいになります。
この条件で修理の終わったCG-3000に今まで使っていたものと同じ5.4m長のエレメントを垂直に釣竿で支持してテストをしました。
まず出力を10WにするのにIC-706MK2の様なコンパクト型の無線機では絶対値で表示されないのでクラニシの終端型パワー計で10Wに設定しました。 その後、送信時にはメーター切り替えをSWRにしてRTTYなど、キャリヤーの出るモードで送信してみました。 確かに荷台に張ったラジアルの効果があった のか今までよりは格段に速いスピードでチューニングが完了しました。 ただ、コンパクト型の無線機なのでSWRの正確な数値が読み取れませんが、一番低いと ころのドットでバーが止まったので少なくとも1.5以下であろうと判断しOKとし、あとは10メガ、14メガ、18メガ、21メガ24メガ、28メガと順番にテ ストをしていきました。
24メガまでは全く問題なく数秒でチューニングは完了するのですが28メガだけはSWRが4くらいで、チューニングが取れてもSWRがフラフ ラしていて不 安定です。
そこで、修理伝票のコメント欄に書かれた様に補助アンテナとして4m長のエレメントをもう1本の釣竿につけて並列接続し、2本のアンテナでテストしてみまし た。 確かに28メガは数秒でチューニングが取れる様になりましたが、今度は7メガのSWRが3以上で上手くありません。
ここで、雷雨になってきたので、今日の作業は中断しました。
修理伝票には8m長のエレメントで1.9から28メガまで問題なく動作しましたと、書かれていたので、明日はまず8mのエレメントでテストして、できれば1.9と3.5のLBでも安定に動作するエレメント長を探ってみたいと思っています。