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J@Dの備忘録(食べ歩き編)

おっさんの備忘録 食べ歩き編(2022年~)

【閉店】今日の夕食(ミックスグリル@新宿キッチン012)

2022年02月24日 | 【閉店】食べ歩き


今日は曇りのち晴れ。今朝は上空に綿雲を敷き詰めたように上空を雲が覆っていた。今朝の気温は0℃を下回るくらいで、北西から風が吹いている。湿度が低くて、風が冷たい。静寂な空気は凛と張り詰めたように感じられて、眠気が一気に醒めるように感じられる。外に出ると、マスクと肌の隙間から呼気が漏れて、メガネを曇らせた。
今日は通常出勤のため、早朝に家を出た。日野駅から乗った電車が新宿に到着する頃には、既に空は明るくなっていた。上空には雲の塊がほどけるように散らばっていて、雲の合間から青空が見えている。街路樹の木々からはスズメの鳴く声が聞こえた。

日中は晴れ。地平線付近には雲が浮かんでいるものの、天頂付近は雲ひとつ無い澄んだ青空が広がっている。昼間の最高気温は10℃で、北よりの風が吹いている。湿度が低く、空気がカラカラに乾いていて、風が肌を刺すように冷たい。外に出てみると燦々と降り注ぐ日射しの当たるところは陽光の暖かさを感じられるものの、空気が氷のように冷たく、凍えるような寒さである。風が容赦なく体温を奪っていくかのように感じられる厳しい寒さの1日となった。
夕方、日が傾いてくると、空がオレンジ色に染まった。西の山々のシルエットが夕日に映えて、影絵のように見える。日が沈むと、急速に空が暗くなってきた。

今日は夕食を食べて帰ることにしている。先日と同様、小田急百貨店新宿店レストラン街で食べることにした。地下道を歩いて新宿駅に到着すると、新宿駅西口に直結している小田急百貨店新宿店のエレベーターに乗って、12階のレストラン街マンハッタンヒルズに上った。先日、夕食を食べた韓国料理・焼肉店「菜々 土古里 小田急新宿店」の隣に洋食レストラン「新宿キッチン012」がある。


今日はこの店に入ることにした。


店の入口脇に検温器とアルコール噴霧器が一体となった装置が設置されている。ここで検温と手指の消毒を済ませて店の奥に進む。店内は入口からみて右手に厨房があり、左手に4人掛けのテーブル席が9卓と2人掛けのテール席が4卓配されている。
店員に案内されて4人掛けのテーブル席に座った。コートと上着を壁のハンガーにかけると、席に座る。店員がカラトリーの入ったケースとメニュー、お冷やを運んできた。さっそくお冷を飲みながら、メニューを眺める。

メニューはラミネートされた1枚のシートと冊子がある。ラミネートされたメニューにはディナーメニューと書かれていて、7種類の料理が掲載されている。


冊子も見てみることにした。


最初の中表紙には「ウインターメニューフェア」と書かれていて、「カニと冬野菜のドリア」が掲載されている。


最初の見開きには各種ハンバーグステーキが掲載されてる。


ページをめくると各種ガーリックライスやオムレツ、カレー、パスタ、サラダが掲載されていた。


次の見開きには各種ドリア、グラタン、一品料理、アルコールが掲載されている。


最後のページは各種デザートとソフトドリンクとなっている。


料理を注文する。お腹が減っていたので、がっつり食べようと「ミックスグリル」を注文することにした。料理にはライスまたはパンとミニサラダの付いた洋食セットを付ける。セットはライスを注文することにして、ライスを大盛りにしてもらうことにした。
ハンバーグはソースが選べる。ソースは「デミグラスソース」「トマトソース」「ジンジャーソース」の3種類があり、「ジンジャーソース」を注文することにした。

更にデザートセットも付けることにした。デザートセットはデザートとドリンクが付いており、デザートは「チーズケーキ」「ガトーショコラ」「アップルパイ」「アイスクリーム」から選べる。しかし、「チーズケーキ」は売り切れになっているとのことで、代わりに「ショートケーキ」を用意しているとのことだった。またドリンクはコーヒー(ホットorアイス)、紅茶(ホットorアイス)、ウーロン茶、オレンジジュースから選べる。
注文したのはホットコーヒーと「アップルパイ」である。デザートセットは食後に持ってきてもらうことにした。

料理を注文すると、お冷やを飲みながら料理ができるのを待つ。最初に洋食セットのサラダが運ばれてきた。


さっそくカラトリーの入ったケースの中から紙おしぼりと紙ナプキン、箸を取り出した。カラトリーの中には、その他にナイフとスプーン、フォークが入っていて、それぞれ2人分ずつ用意されている。


紙おしぼりで手を拭くと、さっそくサラダを食べることにする。器に入ったサラダはちぎったレタスにベビーリーフ、レッドオニオンのスライス、赤と黄色のパプリカをカットしたものが載せられていて、ゴマのドレッシングがたっぷりとかけられている。


レタスなどの葉物の野菜は、ふんわりとした食感で、ドレッシングのゴマの旨味が絡みつくように口の中に入ってくる。パプリカのパリパリとした食感とタマネギのシャキシャキとした食感がアクセントになっている。タマネギの水気のある辛さがサラダにアクセントを与えていて美味しい。
サラダを食べてしまうと、お冷やを飲んで喉を潤した。しばらくして料理が一式運ばれてきた。お冷やのお替わりをもらうと、カラトリーの入ったケースの中からナイフとフォーク、スプーンを取り出した。


トレーの上にはミックスグリルの料理の載った鉄板とジンジャーソース、大盛のライスが載せられている。
ミックスグリルはスライスしたタマネギの上にハンバーグを載せ、その脇にチキンソテーと粗挽きフランクが載せられてい他、皮付ポテト、カットしたニンジン、ブロッコリーが載せられている。


小判型のハンバーグを先に食べることにした。ハンバーグの量は120gとのこと。


まずはナイフとフォークでハンバーグの断面を見てみる。粗挽きの挽肉を使用したハンバーグの断面からは肉汁が滴り落ちた。


ジンジャーソースは金属製の器に入っている。焦げ茶色のソースの中にはすりおろした野菜がたっぷりと入っている。


ソースを鉄板にかけて食べるのが王道なのだろうが、それだとソースが跳ねてしまう可能性がある。むしろ、ハンバーグのカットをソースに浸けて食べるのが良さそうである。


ハンバーグのカットをソースにたっぷりと絡ませて、口に運ぶ。粗挽き肉のハンバーグはふんわりとした歯触りで、なかなかのボリューム感である。口に入れると、肉汁が溢れるばかりにジューシーな歯応えで美味しい。甘辛いジンジャーソースが肉汁に絡んで舌の上を通り過ぎて喉の奥に消えていく。
ハンバーグを楽しみながらライスをほおばる。平皿に盛られたライスは山盛りである。


艶々とした米粒のライスはもちもちとした食感で、ハンバーグの肉の旨味をしっかりと受け止めている。ハンバーグの下に敷かれたタマネギは甘くて美味しい。ハンバーグの肉汁を吸い取ったタマネギは、肉汁の旨さにタマネギの旨味に絡んで、しっかりとした歯応えでその存在感を誇示している。
チキンソテーも食べることにした。チキンソテーは80gあるとのこと。


チキンソテーをカットすると、白っぽい鶏肉の断面から肉汁が滴り落ちる。


弾力のある鶏肉は薄い皮がパリパリとしていて美味しい。肉質はほどよく柔らかくて、ジューシーな味わいである。
ハンバーグと鶏肉を食べながら野菜も食べる。ジャガイモはキメの細かい質感で、クリーミーな味わいである。ホクホクとした食感に芋の甘さが感じられる。ニンジンは甘く、しっとりとした歯応えが美味しい。ブロッコリーは鉄板の上に垂れた肉汁を絡め取って、ジューシーで美味しかった。

最後に粗挽きフランクを食べる。かぶりつくとぱりっという歯応えの後に肉汁が口の中に飛び散った。大きな粗挽きフランクはボリュームがあって美味しい。夢中になってかぶりつくと、粗挽きフランクはあっという間に無くなった。
最後に金属製の器に残ったジンジャーソースをライスにかけて、スプーンでライスとソースをかき混ぜて口に運ぶ。肉汁が絡んだジンジャーソースは甘辛さの中に肉の旨味が絡んでなかなかの食べ応えである。ライスとすり下ろした野菜が絡んで、喉の奥に消えていく。あっと言う間にライスの皿が空になった。

食事を終えると、店員を呼んでデザートセットを持ってきてもらった。


カラトリーの中から新しい紙ナプキンと紙おしぼりを取り出す。あらためて、紙おしぼりで手指を拭った。
ホットコーヒーにはミルクと砂糖が添えられている。まずは、ホットコーヒーをブラックのまま飲んでみた。
コーヒーは苦みの中にほのかな酸味が感じられる。肉汁まみれになった口の中がサッパリとするようである。


続いてアップルパイを食べる。アップルパイの皿の上にはナイフとフォークが添えられている。


アップルパイは半径9センチくらいの円形のアップルパイの1/6が皿の上に載せられている。厚みは2センチくらいあって、小さいながらもなかなかのボリュームである。アップルパイにはホイップクリームが添えられていて、ミントの葉がトッピングしてある。その上から粉雪のようなパウダーシュガーが振りかけられている。


アップルパイをナイフでカットして口に運ぶ。ほのかに温かいアップルパイはリンゴの果肉がたっぷりと入っている。サクッとした食感のパイ生地に包まれたリンゴの果肉はジューシーで、フルーティーな甘さが美味しい。ホイップクリームをたっぷりと乗せて口に運んだ。
アップルパイを食べてしまうと、カップに残ったホットコーヒーにミルクと砂糖を入れてスプーンでかき回し、甘いホットコーヒーを楽しむ。アップルパイの甘酸っぱさがコーヒーで洗い流されて喉の奥に消えていく。代わりにコーヒーの甘い香りが口の中を満たした。

最後にお冷やを飲み干して完食。満腹である。美味しかった。
ちょっと落ち着いたところで、帰り支度をして席を立った。卓上に置かれた伝票を持って、店の入口脇のレジに進む。代金を払って店を出た。

既に、店はラストオーダーの時間を過ぎていて、閉店の札がかかっていた。エレベーターで地下1階に降りると、駅改札に向かった。
新宿駅から乗った電車は空いていて、新宿駅から座ることができた。シートに腰を下ろすと、心地よい眠気が襲ってきて、瞼を閉じてしまった。気付くと電車は国分寺駅に到着する所だった。それからしばらくビジネスリュックサックの中から読み物を取り出して、記事を読みながら車内の時間を過ごす。やがて電車は日野駅に到着した。

電車を降りて改札を抜けると、駅西口のロータリー前に出た。信号を待ちながら空を見上げると、上空の凍てついたような澄んだ暗い空には、いくつもの星が瞬いているのが見えた。風がヒンヤリと感じられて、空気が透き通るように冷たく感じられた。

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【閉店】今日の夕食(牛カルビ&牛はらみ焼きセット お肉1.5倍@牛たんと和牛焼き 青葉 新宿店)

2022年01月17日 | 【閉店】食べ歩き


今日は曇り時々晴れ。今朝は上空に暗い空が広がっていて、薄い雲がかかっている。西の空に沈んでいく丸い月が雲の向こうから淡い光を放っていた。雲の合間からは星が瞬いているのが見える。今朝の気温は-2℃で、西よりの風が吹いている。少し湿った風がシャーベットのように冷たく、吐く息が白く見えた。
今日は通常出勤のため、早朝に家を出た。玄関の扉を開けると、冷凍庫を開けたような冷気が室内に流れ込んできて、足下がスースーとする。外に出ると、辺りはシンと静まり返っていて、LEDの街灯が寒々しく見える。日野駅に着いて電車を待っていると、ホームを通り抜けていく風が凍えるように寒かった。

今日は週明けということも手伝ってか、電車の車内がこころもち人が乗車率が高いように感じられる。しかし、電車が駅に着くたびに冷たい空気が車内に流れ込んで、まどろんでいた頭に冷気が流れ込んで目が覚めた。
結局、あまり寝られずに新宿駅に着く。改札を抜けると、途中、コンビニに寄って朝食を買い、職場に向かった。 

職場から東の空を見ると、しわの寄った布のようにひだのついた雲が赤紫色に染まっていた。西の方角を見渡すと、東京の街がうっすらと明るくなってきていて、市街地の先に見える山々の稜線のシルエットが浮かび上がっている。正面には薄赤色に染まった富士山が見えた。
日中は上空に薄い雲が広がるスッキリしない空模様となった。雲の所々が切れていて青空が見えるものの、薄雲を通して降り注ぐ日射しが弱々しい。昼間の最高気温は12℃で湿度が低く、北よりの風が吹いている。乾いた風が冷たくて体感的には気温よりもぐっと寒く、凍えるような陽気となった。

日が傾いてくると、次第に雲の塊ができて、青空の領域が広がってきた。やがて、日が沈み、上空にはオレンジ色の空に雲のシルエットがあちらこちらに漂っている。西の山々の稜線は雲に隠れて、すっかり暗くなっていた。やがて、空全体に夜のとばりが下りてきた。
夜、仕事を終えて職場を出た。今日は夕食を食べて帰ることにしている。地下道を歩いて新宿駅に到着すると、新宿駅西口に直結している小田急百貨店新宿店のエレベーターに乗り、12階のレストラン街マンハッタンヒルズに上った。フロアの西側に新宿西口駅前のロータリーを見下ろすことのできる展望スペースがあるが、その前に牛たん専門店「牛たんと和牛焼き 青葉 新宿店」がある。


今日はこの店に入ることにした。


店先に設置された検温器及びアルコール噴霧器で検温と手指の消毒を済ませると、店内の奥に進む。店内は入口からみて左手の角にカウンター席が3席設けられている他、右手とその奥に4人掛けのテーブル席が4卓と2人掛けのテーブル席が3卓設けられている。奥には予約席のスペースがあって、4人掛けのテーブル席が2卓と2人掛けのテーブル席が1卓設けられていた。
店員の案内に従ってカウンター席に腰を下ろす。席に座るとお冷と紙おしぼり、箸が卓上に置かれた。カウンターテーブルの上には七味と粗挽きコショウ、紙ナプキン、楊枝、メニューが置かれている。お冷を飲みながらメニューを見る。


表紙をめくる。


最初の見開きには「食のこだわり」「焼きのこだわり」と記載された店のこだわりを記したページとなっていた。


次の見開きは各種御膳のメニューが掲載されている。


ページをめくると、各種焼肉御膳が載っている。牛たん専門店だが、焼き肉も美味しそうだ。


次の見開きは一品料理やデザート、お食事メニュー、お子様メニューが掲載されている。


最後の見開きは各種ドリンクが掲載されていた。


注文したのは「牛カルビ&牛はらみ焼きセット お肉1.5倍」である。牛たん屋で牛たんを注文しないというのも、ちょっと気が引けるが、前科があるので、心おきなく注文する。セットの麦めしはお替り自由なので、最初のご飯を大盛にしてもらうことにした。更に、食べログのクーポンを提示してソフトドリンクの無料サービスを受けることにした。選べるソフトドリンクは「ウーロン茶」「100%アップルジュース」「100%オレンジジュース」「りんご酢ドリンク」「ぶどう&ブルーベリー酢ドリンク」の中から選べる。変わったものが飲みたいなと思っていたので「ぶどう&ブルーベリー酢ドリンク」とした。
最初に「ぶどう&ブルーベリー酢ドリンク」とセットのミニサラダが運ばれてきた。ドリンクにはストローが添えられた。


更にしばらく待っていると、料理が一式載せられたトレーが運ばれてきた。トレーの上には牛ハラミと牛カルビが載った皿と大盛の麦めし、牛テールスープ、小鉢、とろろが載せられている。麦めしはお替り自由となっている。


さっそくドリンクにストローを挿すと、紙おしぼりで手を拭く。それから「ぶどう&ブルーベリー酢ドリンク」を飲むことにする。
ジョッキに注がれた「ぶどう&ブルーベリー酢ドリンク」は透明なルビー色で、氷が浮かべられている。


ストローでドリンクを飲む。「ぶどう&ブルーベリー酢ドリンク」はすっきりとした飲み口で、フルーティーな甘さとベリーのほのかな酸味が感じられる。これは食事中に楽しむよりも、むしろ食後のデザートにとっておいた方が良いと直感的に感じた。そこで、ストローから口を離すと、箸を取ってサラダを食べることにする。
ガラスの器に盛られたサラダはちぎったレタスにスライスした赤タマネギとカットしたパプリカ、キュウリが盛られていて、マスタードドレッシングがかけられている。


空気が乾燥していることもあって、水気のある野菜が美味しい。ふんわりと盛られたレタスの葉は柔らかくて、マスタードのマイルドな酸味と辛味が絡んで、食べ応えがある。赤タマネギのシャキシャキとした食感にパプリカやキュウリのパリパリとした食感がアクセントになっている。しかも色が鮮やかで、なかなか楽しめた。サラダを食べてしまうと、お冷を少し飲んで喉を潤す。
続いてテールスープを飲む。テールスープにはレンゲが添えらえている。


テールスープの中には牛テールが1切れとネギが入っている。表面には油が浮かんでいて、粗挽きコショウがスープの底に沈んでいた。


スープを飲む。旨味たっぷりのスープはあっさりとした味わいで美味しい。牛テール肉は脂身のない肉質系で柔らかく、スープを吸ってジューシーな味わいである。ネギのシャキシャキとした歯ごたえがアクセントになっていて、スープの塩味とコショウがパンチを利かしている。小片ながら、肉の旨味がたっぷりと感じられて美味しかった。
スープを半分くらいまで飲んだところで、いよいよ牛肉を食べる。お肉1.5倍にした牛ハラミと牛カルビはそれぞれ5枚ずつ皿に載せられている。右が牛ハラミ、左が牛カルビである。牛肉には白菜の浅漬けと南蛮味噌漬けが添えられている。


最初に食べるのは牛ハラミである。牛ハラミは最大長さが8cm、幅が3cmほどの紡錘形の板状の肉で厚みが5mmほどある。


牛ハラミを麦めしの上にのせて食べる。麦めしは国産米と押し麦を炊き上げていて、米粒一粒一粒が艶々としている。


麦飯の上に牛ハラミを1枚載せてみた。


タレを浸けて焼いた牛ハラミは焦げ目がついていて、香ばしい風味が鼻腔に広がる。


肉にかぶりついた。牛ハラミは脂身のない赤身の肉で、弾力のある歯応えと濃い旨味が美味しい。麦めしは弾力のある食感と素材の甘さが感じられて、肉の旨味をしっかりと受け止めている。あっという間に2切れが無くなってしまった。
続いて、牛カルビに箸をつける。牛カルビは長さ6cm、幅3cmほどの短冊状の肉で厚みが5mmほどある。


牛カルビもタレを浸けて焼いてある。口に入れると、牛ハラミとはまた異なった柔らかさで、ジューシーながらも程よい歯応えが美味しい。香ばしく、口の中で肉汁がほとばしるような味わいにご飯が進む。麦めしと牛カルビのコラボを楽しみながら、もう1枚の牛カルビに箸を伸ばした。甘いタレを身にまとった牛カルビでご飯をかき込む。
ここで、小鉢の筑前煮を食べることにした。小さな小鉢には鶏肉の小片が2切れとごぼう、レンコン、ニンジンが入っている。


筑前煮を食べながら麦めしをかき込む。筑前煮だけでは麦めしは無くならなかったので、肉に添えられた南蛮味噌漬けでご飯をかき込んだ。濃厚な米麹味噌の旨味に青唐辛子のピリッとした辛味が美味しい。舌が痺れるような味わいに麦めしが進む。あっという間に麦めしの茶碗が空になった。
ここで、麦めしをお替り。2杯目の麦めしも大盛にした。


再び、牛カルビと牛ハラミで麦めしを食べる。無心になって食べていると、肉も麦めしも無くなってきた。牛カルビと牛ハラミを1枚ずつ残して、残りの麦めしを白菜の浅漬けと南蛮味噌漬けでかきこむ。南蛮味噌漬けで痺れた舌を白菜の浅漬けが癒してくれるような味わいである。ジューシーな白菜の浅漬けを楽しみながら麦めしを食べた。2杯目の麦めしが空になる頃には白菜の浅漬けと南蛮味噌漬けも無くなってしまった。
更に麦めしをお替り。3杯目の麦めしは並盛にした。


3杯目の麦めしはとろろで食べることにした。とろろには刻み海苔が浮いている。


とろろを全て麦めしに載せた。


群馬県太田市産のブランド「やまと芋」を使用したとろろは、強い粘りと芋本来のコクのある味わいが特徴のとろろ芋をすりおろしたものにオリジナルのだし(かえし)とあわせているとのこと。強い粘り気のとろろは麦めしとかき混ぜると、麦めしととろろが一体となるようである。
風味豊かなコクのとろろめしをサラサラと食べながら最後に残した牛カルビと牛ハラミを味わう。口の中で牛カルビと牛ハラミが力比べをしている。そして負けるのは自分。完全にノックアウトして、最後に残ったとろろめしをかきこむ。空になった茶碗を見下ろすと、やはり勝ったのは自分だとひしひしと感じる。いい気分になって、カップに残ったテールスープを飲み干した。

食後のデザート代わりに残しておいた「ぶどう&ブルーベリー酢ドリンク」を飲む。冷たいドリンクは勝負を終えた胃袋に染み渡るように美味しい。ドリンクを飲み干すと、勢いでお冷も飲み干して完食。美味かった。最高に満足である。
上着とコートを着て席を立つと、卓上の伝票入れに挿してある伝票を持って店の入り口に向かう。レジで代金を清算すると店を出た。展望コーナーの窓からは新宿の高層ビル群に灯った明かりが煌めくように見える。

エレベーターで地下1階に降りると、駅改札に向かった。まだ早い時間なのか、新宿駅の東西自由通路は混みあっている。改札に入り、中央線ホームに昇ると、高尾行きの快速電車に乗り込んだ。
車内は混んでいたが、ちょうど吊革が1つ空いていたので、ビジネスリュックサックを網棚の上に載せて吊革に掴まった。電車が荻窪駅に到着したところで、座ることができたので、読み物を読みながら車内の時間を過ごす。やがて電車は日野駅に到着した。

夜になって寒さが緩んだようである。風が涼しく、心地よく感じられる。上空には暗い空に綿雲のような大きな雲が所々に浮かんでいる。雲と雲の合間には丸い月が見えていて、煌々と月光を照らしていた。

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【閉店】今日の夕食(牡蠣の純豆腐@菜々 土古里 小田急新宿店)

2022年01月13日 | 【閉店】食べ歩き


今日は晴れ。今朝は上空に暗い空が広がっていて、所々に薄い雲がかかっていた。今朝の気温は-3℃で湿度が低く、弱い北よりの風が吹いている。放射冷却の影響だろうか、アスファルトの路面は氷のように冷たく、風が肌を刺すように感じられた。
今日は通常出勤のため、早朝に家を出た。玄関の扉を開けると、冷凍庫をあけたような冷気が室内に流れ込んでくる。外に出ると吐く息が白く、眼鏡が曇って街灯の光に虹がかかったような光の輪が見える。眼鏡を拭いて、駅に向かった。

電車は少し混んでいた。電車が駅に着くたびにドアが開いて、冷気が車内に流れ込んでくる。電車の中で目をつぶっていたが、足元にスースーと冷たい冷気が流れ込んできて、あまりよく寝られなかった。やがて電車が新宿駅に到着すると、電車を降りて職場に向かう。
職場に着いて西側の窓から外を眺めると、東京の市街地の先に見える山々の稜線のシルエットがクッキリと見えていて、その先に冠雪した富士山の白い姿が望めた。南から次第に雲が広がってきていて、街が薄暗く見えた。

日中は上空の所々に淡い雲がかかっているものの、スッキリと晴れて青空が広がった。昼間の最高気温は10℃で湿度が低く、弱い北よりの風が吹いている。日射しの温もりが感じられるものの、乾いた風が氷のように冷たくて、凍えるような寒さである。寒中らしい寒い1日となった。
午後は現場調査のため、外出する。調査を終えると、再び職場に戻った。職場に到着したのは日が沈みかけた頃である。その後は夜までデスクワークをこなす。予定していた仕事を終えた頃には既に、時計の針が夜7時を廻っていた。

職場を出て空を見上げると、上空には澄んだ暗い空が広がっていて、天頂付近に膨らんだ半月が煌々と光を放っている。今日は夕食を食べて帰ることにしているので、新宿駅まで地下道を歩いて行くと、新宿駅西口に直結している小田急百貨店新宿店のエレベーターに乗り、12階のレストラン街マンハッタンヒルズに上った。
フロアの一角に韓国料理・焼肉店「菜々 土古里 小田急新宿店」がある。


今日はこの店に入ることにした。


入口から店に入ると、左手に検温器とアルコール噴霧器が一体となった装置が設置されているので、検温と手指の消毒を済ませて店の奥に進む。店内は入口からみて正面に4人掛けのテーブル席が8卓と2人掛けのテーブル席が7卓配されている他、右手に個室が4室設けられている。それぞれ18席、8席、6席、4席のテーブル席が設けられているとのことである。
店員に案内されて、上着を脱いで荷物籠に荷物と上着を入れると、2人掛けのテーブル席に座った。卓上には箸と鉄製のスプーンの入った籠が置かれている他、コチュジャンの入った金属製の容器と卓上空気清浄機、紙ナプキン、コールボタン、メニュー、楊枝が並べられている。店員がお冷の入ったコップと冷たいおしぼりを運んできた。お冷は冷たいコーン茶である。

おしぼりで顔と手を拭き、お冷を飲みながらメニューを眺める。ちなみにコーン茶はほのかに甘く、とうもろこしの香ばしい香りが感じられる。なかなか美味しい。
卓上にはメニューの冊子とラミネートされたメニューがある。ラミネートされたメニューは純豆腐のメニューとなっている。


メニューの冊子を開いてみた。


表紙の裏に「Wチーズのチーズタッカルビ」のラミネートされたメニューが差し込んである。


グランドメニューの表紙をめくった。最初の見開きには「選べるWメインハーフ&ハーフセット」と書かれたメニューが掲載されている。


次の見開きには各種セットメニューが掲載されている。


次のページは鍋、クッパ、湯麺・スープ、冷麺が掲載されている。


ページをめくると、お子様セット、ご飯、前菜箸休めの各種料理が掲載されている。


次のページはサラダ、各種逸品料理のページとなっている。


次の見開きには「肉料理」「牛たん焼」「韓式焼肉」「デザート」が掲載されている。


次のページはアルコール類である。


その次のページもアルコール類である。各種「ハイボール・ウイスキー」「日本酒」「焼酎」「ワイン」が掲載されている。


次の見開きには各種「サワー・お茶割り・果実酒」「マッコリ・カクテル」「ソフトドリンク」が記載されている。


最後の見開きには店のこだわり等が記載されていた。


注文したのは「牡蠣の純豆腐」のセットである。ちなみにセットにすると、ライスとすり流し、サラダ、2品の小鉢、デザートが付く。ライスは玄米または白米から選ぶことができ、お替りも1回することができるとのこと。そこで、ライスを玄米にして、大盛で注文することにした。
最初にサラダとすり流しが運ばれてきた。すり流しはジャガイモのスープである。消化に良いので、食事の直前に飲むように勧められた。続いて、残りの料理が一式載せられたトレーが運ばれてきた。

トレーの上には「牡蠣の純豆腐」とライス、2品の小鉢、デザートが載せられている他、取り皿とレンゲ、紙エプロンが載せられている。


卓上から紙ナプキンを1枚取り、籠から割り箸と金属製のスプーンを1つずつ取り出した。
紙エプロンを身に付けると、まずはすり流しを飲む。ジャガイモのすり流しは小さな盃のような器に入っていて、一見すると白い冷スープといった感じである。


器を持ち上げると、すり流しを飲む。
舌触り滑らかで優しい味わいのすり流しは、ダシの味わいにジャガイモの素材の甘さが感じられる。舌の上にジャガイモの食感が感じられて、素材の美味しさが身に染みわたるように感じられた。

すり流しを飲んでしまうと、今度は箸を取ってサラダを食べる。サラダはちぎったチョレギとスライスした赤タマネギ、刻んだレッドキャベツ、水菜、コーンが載せられていて、青じそのドレッシングがかけられている。


サラダは生野菜のシャキシャキとした食感にコーンの甘味がアクセントになっていて美味しい。ほどよい酸味のあるドレッシングが野菜に絡まって、サッパリとした味わいである。
サラダを食べてしまうと、いよいよ「牡蠣の純豆腐」を食べることにした。「牡蠣の純豆腐」の鍋の中には牡蠣が3個とアサリが2個、絹ごし豆腐、豚肉、ネギ、シメジ、白菜、ニラが入っていて、玉子が1つ落とされている。


添えられたレンゲで取り皿に適量を入れた。


「牡蠣の純豆腐」を食べながらライスをかき込む。大盛の玄米は国産黒米入りで、金属製の器に盛られている。


まずは「牡蠣の純豆腐」のスープを飲んでみる。赤いスープはじんわりとしたマイルドな辛さで、素材のさまざまな旨味が折り重なった旨味が感じられる。スプーンで玉子を掬い、ライスの上にのせ、更にスープを注いでライスをかき込む。玉子の甘みにスープの旨味が絡み合って、米粒と一緒に口の中に流れ込んでくる。
サラサラとした純豆腐の雑炊を楽しみながら、鍋の中に入っている素材を取り出してかぶりついた。牡蠣は大粒で、スープを吸った牡蠣はジューシーな味わいである。牡蠣にかぶりつくと、口の中にプリプリとした食感にミルキーな甘さとスープの旨味が広がった。牡蠣を1粒ほおばると、ライスをかき込む。米粒に牡蠣の旨味が絡まって、喉の奥に消えていった。

牡蠣を1粒食べてしまうと、他の具にも箸を伸ばす。熱の入った白菜やネギはトロトロとしていて、甘くて美味しい。ニラは色彩のアクセントを与えている他、シメジは食感のアクセントを純豆腐に与えている。絹ごし豆腐は舌触り滑らかで、豆腐の優しい味わいが美味しい。
アサリは殻から身を取り出して食べる。大粒の身はプリプリとしていて、スープを吸ってジューシーな歯応えが感じられた。スープの旨味とアサリの旨味が絡まって、食べ応えのある旨さである。

純豆腐を楽しみながら小鉢の料理を食べることにした。手前の小鉢は湯葉とモヤシ、シメジの炒め物である。料理に白ごまを振りかけて、刻みネギがトッピングしてある。


炒め物で残りのご飯を食べる。淡白な味わいの湯葉を楽しみながらライスをかき込むと、ライスがあっという間になくなった。そこでライスをお替りする。二杯目のライスは白米の大盛とした。
ライスのお替りの注文をした後、鍋に残った純豆腐を取り皿に移す。具とスープを残らず、鍋からお碗に移す。

二杯目のご飯は新しい金属製の器に盛られてきた。ご飯は宮城県登米市産のひとめぼれを使用した自家精米とのことである。


ご飯をスプーンで掬い、純豆腐のスープにくぐらせて口に運ぶ。赤いスープをたっぷりと絡ませたライスは、それだけでも十分美味しい。
ライスを食べながら、純豆腐の具をひたすら口に運ぶ。純豆腐の具があらかた無くなったところで、ライスを全て取り皿に投入し、スープとライスを適度にかき混ぜた。

スプーンでライスをかき込むようにして食べながら、小鉢の料理にも箸を伸ばす。もう一つの小鉢の料理は唐辛子をあえたキュウリの漬物である。漬物にも白ごまを振りかけてある。


キュウリのパリパリとした食感とさっぱりとした味わいを楽しみながら、スープライスと化した純豆腐をスプーンで食べた。器が空になると、体が熱くなってきた。じんわりと額に汗が浮かんで、おしぼりで汗を拭った。
最後にデザートを食べる。デザートは一口サイズの杏仁豆腐で、スプーンが添えられている。


杏仁豆腐を口に運んだ。舌触り滑らかな杏仁豆腐は、ミルキーな甘さでプルプルとした食感が美味しい。


杏仁豆腐を食べた後は、コップに残ったお冷やを飲み干して完食。美味かった。もう満腹である。紙エプロンを外し、上着を着て荷物を持つと、籠の上に置かれた伝票の札を持って店先のレジに進む。代金をクレジットカードで支払い、店を出た。
エレベーターで地下1階に降りると、JR新宿駅の改札を抜けて中央線下りホームに昇る。ホームで電車を待っていると、熱くなった体に夜風が涼しく感じられる。やがてホームに滑り込んできた電車に乗ると、帰宅の途についた。

電車が日野駅に到着すると、電車を降りて改札を抜けた。駅西側のロータリー前で信号を待ちながら、空を見上げる。上空には暗い空に薄い雲が広がっていて、半月の明かりが朧に見えた。

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