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脊髄刺激療法が効果を発揮する理由

2020-04-09 10:12:49 | 鎮痛
今回は少し専門的な話をします。

① 痛みは神経伝達。神経障害性疼痛の電気信号は脊髄後索を伝わります。脊髄刺激療法は、そこに違う電気信号で置き換えます。だから、痛みが緩和するのです。
② ①だけでは説明が足りません。緊張状態だった神経を緩和するので、血管拡張も起きます。そのため、疼痛部位を中心とした部位の血流が改善することが期待できます。脊髄刺激療法によって血管拡張物質が出ていることも証明されてます。
③ ①、②だけでも説明がまだ足りません。数週間~数か月かけて微小循環が改善してきます。そのため、緊張状態だった脊髄周辺の血流も改善します。そのため、間欠性跛行も改善します。

以上①~③の理由より、脊椎脊髄外科で治療がいまいちであったときには、脊髄刺激療法が良いかもしれません。もちろん神経ブロックも有用ではありますが、一時的だけの効果であれば、脊髄刺激療法を検討しても良いでしょう。神経ブロックで長く粘ることはお勧めできません。
 しかし、慢性疼痛になるには原因があります。普段の生活です。普段から姿勢の改善、歩行姿勢の改善を心がけましょう。



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脊髄刺激療法の手術

2020-03-26 14:30:07 | 鎮痛
神経ブロックとほぼ同じリスクです。お試し(パンクチャートライアル)は30分以内に手術が終わります。薬の換わりに電極を挿入します。薬液を使わないので、血圧の変動も無く、脱力もありません。電極の位置もほぼ決まってます。効果があれば、植え込みの検討です。お試しだけで、治るときもあります。先進国では当たり前の治療です。
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慢性の痛みの治療

2019-12-19 10:57:36 | 鎮痛
 慢性の痛みは外傷後だけではなく、色々なねじれから生まれる。精神的なことも痛みの慢性化につながる。慢性化させないためには、「痛みを意識しない。好きなことをする。」が基本になります。それでも痛みひどいときは、何も考えられないほどになります。骨折等なければ、はじめはロキソニンのような鎮痛薬、関節に原因がありそうなときはロコアテープを使います。それでも、痛みがひどい時はMRIにて診断。神経ブロックが著効するときもあります。3か月を超えるときは脊髄刺激療法を検討しましょう。早目のfollowが重要です。脳が痛みを覚える前に痛みを消しましょう。脊髄刺激療法は世界で認められた鎮痛法です。
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脊髄刺激療法 歩行距離 歩行速度

2019-11-17 16:55:02 | 鎮痛
歩行速度の低下、歩行距離の低下があると生活の質が下がります。痛みの為に歩き疲れ難さを感じたり、歩行速度の低下を指摘されたりしたときは、精査が必要です。治療を要する病気が無ければ、脊髄刺激療法を検討してもよいでしょう。少しでも人生を楽しみたいものです。
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脊髄刺激療法は何科?

2019-10-22 16:09:50 | 鎮痛
脊髄刺激療法は麻酔科、ペインクリニック、脳神経外科、整形外科が施行できる手術です。しかし、日本では行える医師は少ない状態です。ホームページ等で確認するのが良いでしょう。この治療方法は主治医が重要です。相談しやすい医師を選びましょう。
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