アメリカと北朝鮮との緊張が高まっていますが、今のところ米軍が攻撃したとか北朝鮮が韓国や日本に向けてミサイルを発射したとのニュースがないので一安心です。
しかし、いつ何時、米軍の先制攻撃や北朝鮮の核実験や弾道ミサイルの実験、しいては暴走をして韓国や日本に向けてミサイルを発射するかもしれません。
もしもそうなった時に日本はどうなるか…軍事評論家など様々な人がシミュレーションをしていますが、仮に韓国の首都ソウルに核弾頭ミサイルが落ちたら80万人規模、東京に落ちたら死者は42万人、犠牲者は81万人にも及ぶとシミュレーションされています。
しかもこれは東京に落とされた時に過ぎません、もし大阪に落ちたとすれば死者48万人、犠牲者88万人にもなるとされています。
さらに、もっと怖ろしいことには北朝鮮が日本に向けている弾道ミサイルが100以上もあることです。
これらが非核弾頭ミサイルだとしても、先のミサイル発射実験で同時に射つことが可能だと証明されたので、日本のミサイル迎撃システムではとうてい防ぐことは不可能で、ほぼ日本は壊滅すると言っても過言ではないでしょう。
万が一にも核弾道ミサイルが飛んできたとすれば、あなたに助かる道はあるでしょうか?
実は、この核爆弾からの生命維持のためのサバイバル方法が最近になって取り沙汰されるようになりました。
仮に12キロトン級の核弾頭ミサイル(原爆)が落ちたとしたら、その半径2.5km以内のエリアはグラウンドゼロと言われて核爆発の閃光を見た瞬間に3,000℃をこえる熱線で苦痛なく消えてしまいます。(ちなみに水爆だと太陽の温度よりも遥かに高い1億℃以上とか)
例え建物の中にいて閃光を見ることがなかったとしても、音速を超える想像もつかないほどの衝撃波が襲いかかるため、建物の窓はもちろん頑丈な外壁すらも壊滅的な損傷を受け助かる確率は非常に低くなります。
そのグラウンドゼロのエリア内の生存率は僅か10%未満、致死率90%以上となっているのです。
運良くその時点で命が助かったとしても、今度は放射能という目に見えない恐怖が襲ってきます。
広島や長崎に原発が落とされた後に黒い雨が降ってきたという話を聞いたことがあるでしょうが、まさにその雨の中に放射性物質が含まれているんです。
それでは、生存率10%未満の人はなぜ助かるのか?
もし、本当に核弾道ミサイルが飛んできた時にはどうすれば良いのかを紹介します。
政府は日本に向けてミサイルが落ちると判断すれば、Jアラートなどを通じて「国民保護サイレン」を鳴らします。
街中にあるサイレンだけではなく、携帯電話やテレビなどでも流されることになっています。
万が一この国民保護サイレンが鳴らずにきのこ雲を見てしまったとしても即時に下記の退避行動を取ってください。
もし、ミサイルがあなたの地域に飛んで来るのが分かったら、即時にコンクリートなど頑丈な建物の中に避難することです。
しかも、核爆発に備えて「窓のない地下」に逃げ込むのが一番です。
都会なら地下鉄とか地下街とかあるので、とにかく窓のないできるだけ深い地下を目指して避難しましょう。
しかし、地方では地下のある建物は少ないかもしれません。
そんな時はコンクリートなどの頑丈な建物で、やはりできれば窓がない場所に退避しましょう。
窓があると衝撃波でガラスが割れて体中に刺さるので、できるだけ離れるか窓のない所を探してください。
実は、広島に核爆弾が落とされた時も、偶然にも地下や分厚いコンクリートの壁の裏などにいて助かった人がいます。
問題は避難した後のことですが、核爆発が起きてから少なくとも12時間から24時間は外に出ては行けません。
放射能で一番恐ろしいのは、爆発後の数時間にわたり降り注ぐ高レベルの放射性物質だそうです。
いわゆる「死の灰」と言われている放射性物質ですが、浴びた途端に体に不調が現れるのがこの数時間の間に落ちてくる放射性物質なんだそうです。
とは言え、12時間や24時間立つと出ていったほうが良いのかというとそうではありません。
放射性物質は風向きなどにより拡散される範囲が違ってくるので、放射能が低いところと高いところが出てきます。
先の福島第一原発の事故でもそうでしたが、ホットスポットという場所ができるのです。
また、むやみに外に出て爆心地に近い方に逃げたのでは本末転倒です。
そこで、本来ならば救助隊が来るまで屋外には出ないほうがいいのです。
何れにしても、核爆弾から命を守れるのは最後には自分自身だと言うことです。
これだけの事を知っておくだけでも生存率はかなり上がるはずです。