![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/f9/33619f0e07e152b7716f82039935a5a0.jpg)
一つのことが、その土地に根付くまで、どのくらいの時間を要するものなのだろう。
植物ならば、温度、湿度、日照、風、と言った環境と、その地の土壌により、植物自身も変化しながら、根付いてゆく。
変化しても、風土に合わなければ、いつか絶えて行く。
人の活動は、どうなのだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/ba/1bd72a8f98d06ce7a6fc4ff7f4c88178.jpg)
静岡には、歴史の長い劇団がいくつかある。
http://plaza.across.or.jp/~h-taka/sub5.html
どれも、この地で生まれ、根付いてきた。
12年前、静岡県が「真に豊かな生活が実感できる感性豊かな文化立県]を目標に掲げた。
この目標をもとに、「国内外に向けた、質の高い文化芸術の創造と発信」のために誕生したのがSPAC。
◎静岡県/舞台芸術公演情報
http://www.pref.shizuoka.jp/kenmin/km-210a/
その活動は、確かに国内外に向かっていた。
そして、柵をめぐらせた花壇のようだった。
3年前の平成18年2月、「静岡県の文化振興に関する基本政策」が策定された。
基本目標は「みる・つくる・ささえる人を育て、感性豊かな地域社会の育成を目指す」となった。
http://www.pref.shizuoka.jp/kenmin/km-210/bunkasouzou/bunkatorikumi.html
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/51/fef2a95f6f72da5caf29d4a83acc7905.jpg)
間もなく「静岡の代官山」と人の言う鷹匠町で、今年も伽藍博物堂の公演が始まる。
「鷹匠演劇祭」と銘打たれ、劇団の小劇場のみならず、周辺の店舗でのショートストーリーや、
SPACとの協働企画など、変化に富んだ趣向となった。
既に「リーディングナイト」が、「鷹匠ナイト」として鷹匠の店舗で盛会に行われた。
http://spac.or.jp/news/?p=446
次に予定されているのが「barがらんどう@伽藍博物堂」。
6月13日から7月5日までの「Shizuoka春の芸術祭2009」参加の世界から来静する出演者が、
静岡の劇団である伽藍博物堂のアトリエに足を運ぶ。
****barがらんどう@伽藍博物堂****
◆日時:6月14日(日)フランス・インドナイト 午後9時オープン
6月21日(日)フランス・台湾ナイト 午後8時オープン
6月28日(日)フランス・オランダナイト 午後9時オープン
7月 5日(日)スイス・コロンビア・ドイツナイト 午後8時オープン
◆場所;伽藍博物堂
(静岡市葵区鷹匠3-23-1 日吉マンション1階 伽藍博物堂演劇実験室)
◆参加費:500円 (ソフトドリンク飲み放題・アルコール有料)
※予約不要 ※上記の国から来た方無料
◆SPAC「春の芸術祭」出演カンパニー特集企画、伽藍をはじめとする役者たちによる
即興パフォーマンス「幻想絵画」なども行われます。
*http://spac.or.jp/news/?p=617
*http://takajo.eshizuoka.jp/e303910.html
来静した人々にとっても、観劇に静岡を訪れる人にとっても、静岡人にとっても、
面白い、共有の場が提供されることになる。
ヒトは、味わったことを誰かと分かちたくなる。
或いは、誰かに伝えたくなる。
それでなくとも、出会いの場が用意されることは、大きな喜びになる。
ひょんなことから、物語は始まるのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/9b/e3c799d6b91e765ad80a51d8df989025.jpg)
仕掛けは、まだある。
「たかじょう劇場」は、鷹匠町の5箇所のスポットで、5つの演目が公開される。
それぞれの空間は、広さも雰囲気も状況も異なる。
まさしく、その場のそのときにあわせて、日常に演劇がもたらされる。
コーヒーを飲みに行って、ご飯を食べていて、そこで何かを目撃する。
****たかじょう劇場****
<演目>
☆「Mum’s party」6月27日(土)、7月11日(土)
伽藍OG主婦の二人組。コントユニット・ちどりあしの作品「崇高なるメイ道」を上演。
☆「劇団ふたり」6月27日(土)
清少納言の「枕草子」を千年後の女子高生のノリでおしゃべりすると、どうなるか?
磐田東の女子高生あずみ&しおねの二人組。
☆「お納言」7月5日(日)、11日(土)
清少納言の「枕草子」を千年後の働く女性の会話として読むと、どうなるか?
蒲公英さらだ(らせん劇場)、岡本有加(劇工房懐)、市内の劇団の女優二人による舞台。
☆「ゴンデラ」6月27日(土)、7月5日(日)
男女の二人組。「詩」を使ったパフォーマンス。
☆「伽藍座長」7月5日(日)
社会派一人芝居。News Readingなど。
<会場>
★「ベルエキップ・ベジタブル」・・・伝馬町10-1ヴィラ伝馬町2F(6月上旬リニューアルオープン)
6/27(土)午後2時~「Mum’s party」「劇団ふたり」
7/5 (日)午後2時~「ゴンデラ」「お納言」
★「ロコマニ」・・・鷹匠1-10-6新鷹ビル1F(6月中旬オープン)
6/27(土)午後2時~「劇団ふたり」 「ゴンデラ」、
7/11(土)午後2時~「「Mum’s party」 「お納言」
★「きものcafeちどり」・・・鷹匠2-16-7
6/27(土)午後2時~「ゴンデラ」 「「Mum’s party」 「劇団ふたり」
7/5 (日)午後2時~「お納言」 「伽藍座長」
★「NAS'H」・・・鷹匠2-15-10
7/11(土)午後3時~「「Mum’s party」 「お納言」
★「伽藍博物堂演劇実験室」・・・鷹匠2-23-1日吉マンション1F
6/27(土)午後5時~「「Mum’s party」 「劇団ふたり」 「ゴンデラ」、
7/5 (日)午後5時~「お納言」 「ゴンデラ」 「伽藍座長」
*料金:投げ銭
◎たかじょう劇場
http://takajo.eshizuoka.jp/e303909.html
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/c5/c601746beee5ad9a22c882d959a3191b.jpg)
もちろん年に一度の定期公演の、本公演がある。
捕われのマルガリータ
作・演出:佐藤剛史
会場:伽藍博物堂演劇実験室
料金:前売り1500円、当日1800円、高校生以下1000円
●公演日程
6月13日(土) 午後3時~&午後8時~
14日(日) 午後2時~&午後6時~
16日(火) 午後8時~
18日(木) 午後8時~
20日(土) 午後3時~&午後8時~
出演:滝浪倫邦 安松美穂 加藤あさ美 佐藤剛史
7月11日(土) 午後8時~
12日(日) 午後2時~&午後6時~
14日(火) 午後8時~
16日(木) 午後8時~
18日(土) 午後8時~
出演:滝浪倫邦 スザクミサヲ(劇団BGT-PROJECT) 佐藤雅子(劇工房懐) 村松聡
◎伽藍博物堂
http://garan-garan.com/
小さな劇場で、お互いの感情が空間でやり取りされたり増幅したりするのを、
肌で感じ取る観劇体験をしたことがあるだろうか。
役者は三日やったらやめられないというが、観劇なんか、一回見たらクセになるのだ。
やってみたくなっちゃったら、体験ワークショップをどうぞ。
『舞台体験ワークショップ』
+6月21日(日)16時~18時
+会場:伽藍博物堂演劇実験室
+料金:1000円
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/04/de86346a1d145c2d475cae03002f1d61.jpg)
何かをやる、ということが点ではなく面になってゆく。
そして、立体的に交錯する。
このプランには、何かがひそやかに息づいている。
何かが。
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